記事提供:mamaPRESS

子どもたちにとって、夏が来たら外せない『水遊び』。もちろん、子どもが水遊びの最中は、溺れないようママたちは細心の注意を払っているはず。

ですが、実は水遊びのあとでも、お昼寝中やベッドの上、家の床など“水の無い場所で溺死”する『乾燥溺死』で命を落とす子どもがいるようなのです。

アメリカで起こった乾燥溺死

2013年6月。アメリカでのこと。一人の少年が、プールで遊んだあと、家まで元気に歩いて帰ってきました。帰宅後、眠くなった少年はそのまま昼寝をしたそう。

しかしその1時間後、母親が様子を見に行くと、少年は顔を白い泡に覆われて亡くなっていたそうです。これが『乾燥溺死』の事例です。

乾燥溺死って?

楽しく水遊びしているつもりでも、知らず知らずのうちに子どもたちはプールの水を飲み込んでしまいます。例えば、プールに飛び込んだときに水を飲み込んでしまうことはよくありますよね。

そんな、水遊び中に飲み込んだほんのわずかな水でも起こり得るのが『乾燥溺死』。

飲み込んで気管に入った水が数時間経って肺にも入り込みそうになると、それを防ごうと体が反応してけいれんを起こし、結果的に喉をふさいでしまうことが原因となります。

乾燥溺死の発生割合は意外にも多く、すべての溺死のうち1~2%を占めているのです。

乾燥溺死の前触れを知っておこう

乾燥溺死で亡くなる子どもは、共通して、水遊び後のお昼寝の時間に異常がみられます。

・普段よりも激しく疲れている
・水遊びのあとに強い眠気、呼吸困難などがみられる
・無呼吸状態
・けいれん
・白い泡を吹く

このような症状がみられたら、すぐに人工呼吸などの応急措置をして医療機関へ連絡を。

症状が出始めてから10分くらいが勝負です。この間に適正な処置を行えば、およそ9割の人が助かるといわれています。

乾燥溺死から子どもを守るには

乾燥溺死が起こる可能性が高いのは、水遊び後のお昼寝タイム。ママも疲れてついつい一緒に眠ってしまいそうですが、子どもの命を守るためにもしばらくの間は、様子を見守ってあげましょう。

特に気を付けないといけないのは、プールなどで水を飲んだ可能性があるとき。このような場合は子どもをすぐに寝かさずに、しばらく様子を観察しましょう。

まさかベッドの上で…と、耳を疑ってしまう乾燥溺死。溺死と聞くと、水の多い場所での事故をイメージしてしまいがちですが、乾燥溺死はたとえわずかな水でも、どこでも起こり得てしまう恐ろしい事故です。

まだまだ未熟な子どもは、水遊び中にうっかり水を飲みこむことも多いもの。水遊びのあとは、我が子の様子をしっかり観察し、異変にいち早く気付いてあげることが、乾燥溺死を防ぐ最大のポイントでしょう。

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