現在イギリスにて第一子を妊娠中の筆者。 同じ頃日本でマタニティライフを送る友人たちと情報交換するなかで、日本とイギリス、こんなに違うの!?とたくさんの発見がありましたのでご紹介します。

イギリスでの出産費用や検診は全て無料!

NHSという国の医療機関に登録すれば、基本的に外国人であろうと医療は全て無料で受けることができます。さらに妊娠している期間と産後の1年間は歯科治療も無料。イギリスの歯科は日本に比べると高額なので、今のうちにと歯医者さん通いをする妊婦さんも少なくありません。

日本では補助金が出るとはいえ、定期検診の費用をはじめ、出産時に急に帝王切開になった場合の手術費や、夜間入院費用など、思いがけない出費がかさんだりするもの。イギリスではそれらのいっさいが無料。正直、かなりありがたいシステムです。

ただし、無料であるからこそ、提供されるものは最低限。文句を言うつもりはありませんが、あまりの日本との待遇の違いに驚いたことも事実です。

妊娠が判明しても、12週までは診察なし!

市販の妊娠検査薬で陽性が出たのは5週目のこと。初めての妊娠に期待と不安を抱きつつ、筆者がかかりつけ医を訪ねると「12週になってからまた来てください。今はまだ小さいから何も見えないし、それまでに何か赤ちゃんに異変があったとしても、それは自然に起こってしまうことで対処のしようがありませんから。」とバッサリ。

日本だったら即刻超音波検査や内診をしてくれるはずなのに…万が一子宮外妊娠だったり何かしら早急な対応が必要な状態だったらどうしよう…と不安を抱いたまま、結局12週までの約2ヶ月を、爆弾を抱えているような気持ちで過ごしたのでした。

妊娠中の超音波検査はたったの2回!

十月十日のマタニティライフの中で、お腹の中の赤ちゃんの様子が見れる超音波検査は楽しみの一つですよね。ところがこちらイギリスでは、経過に問題がなければ12週と20週のたった2回しかスキャンしてもらえません。お金は払ってもいいから、日本のように検診の度に赤ちゃんの姿が見たい…!と何度日本の妊婦さんを羨んだか知れません。

イギリスのママたちはそれで平気なのか?と思ったら、私立の病院や一般の超音波検査を提供するサービス会社を利用する人も少なくないのだとか。そこには高額ですが、4Dスキャンなどの最先端の設備や、エコー写真をアルバムにしてくれるサービスなどもあるのだそうです。

体重制限なし!ゆる〜い健康管理

筆者が病院で体重計に乗ったのは、待ちに待った最初の12週目の検診のときに一回だけ。しかもブーツと冬物コート着用のまま…。それから後にも先にも体重チェックはありませんでした。

個人を尊重する国イギリス、医者であろうと人の体型や食生活に口を出すというのはプライバシーに関わるという意識があるからとのことですが、肥満が深刻な社会問題化しているこの国で、大きなお腹と身体で歩きにくそうにしている妊婦さんを見ると、お節介ながら大丈夫だろうかと心配になってしまいます。

その後日本から届いた某育児雑誌で日本の妊婦さん達の食事制限に対するストイックさを見て驚愕し、慌てて体重計を買いに走った筆者です。

出産後は、最短6時間に退院OK

キャサリン妃が出産後まもなくハイヒールを履いて颯爽と退院され話題になったことは記憶に新しいところですが、イギリスでは出産後の経過に異常がなければ6時間後には退院することが許可されています。

産科のベッドが不足しているからという事実もあるようですが、落ち着かない病院より家に帰ってゆっくりしたい、というのがイギリスママ達の本音のようです。

退院してからすぐは助産師さんが、赤ちゃんが生後3週間ほどになるとヘルスビジターという育児のスペシャリストが定期的に家を訪問してくれるので、家にいながら様々なサポートが受けられます。

病院食がフィッシュアンドチップス

出産後の食事って、おかゆとかから始めるものじゃないの…?パンが主食の国でおかゆを要求するのは間違っているのは分かります。フィッシュアンドチップスがイギリスの誇る伝統食なのも理解しています。ですが出産直後にこれは重すぎるのではないでしょうか…。

日本のおしゃれな産婦人科のような、コース料理や身体に優しくも美味しいお食事とは違い、こちらでは他にもスパゲティボロネーゼやハンバーガーなど、大味かつ重ためのラインナップが定番のようです。

妊娠は、病気ではないという考え方

主に愚痴とも言える日本との違いを述べて来ましたが、イギリス社会の妊娠に対する姿勢は、「病気ではなく、自然なこと。だからそんなに心配しなくて大丈夫だよ」とゆったり構えているような印象があります。

ちなみに何か異常があれば、もちろんきちんと診てもらえますし、全ての人が平等に無料で医療を受けられるというのは、実際に素晴らしい仕組みだと思います。

赤ちゃんのことを考えて健康管理をしたり、情報を集めることは大切なことですが、こうでなければならない、と神経質になったり縛られすぎてストレスになってしまっては元も子もありません。こうやって他国との違いを知ることで、頑張りすぎるママ達の肩の荷が少しでも軽くなればいいなと願っています。

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イギリス中部にてカントリーライフ満喫中。もうすぐ第一子出産予定!海外の子育て情報なども発信していけたらと思います。

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