記事提供:It Mama

「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。

第14回は『「いいママにならなければ」というのがプレッシャーで…』の疑問にお応えしましたが、第15回のテーマはこちら。

■子どもが文字を覚えない3つの主な原因

(1)よく見えていない。視覚機能の問題。弱視や近眼

視覚機能に問題がある場合は眼科を受診しましょう。でも、もしそうである場合は文字を教えようとする前に他のさまざまな兆候で親は気づくはずです。

(2)学習障害児(LD児)

視力にまったく問題はなく目では文字をとらえていても、それを脳で音声化する機能に生まれつきの障害がある学習障害児(LD児、ディスレクシア)だった場合、文字を覚えられないことがあります。

小児神経科や児童精神科を受診すると診断してもらえます。

(3)まったく興味を持っていないので頭に入らない

ひらがな自体に興味をもっておらず、親が必死に教えても子どもは“心ここにあらず”の状態になっています。だから頭に入らないのです。

■興味、関心が持てるひらがなの教え方

“あ・い・う・え・お”の一覧表がトイレの壁に貼ってあって「これは“あ”よ」と教えられても、面白くもなんともありません。なぜなら“あ”という単独のひらがなは意味を持たない言葉だからです。

だから、頭にイメージする具体物や映像が浮かばないので興味を持てないのです。

それから「おしりの“お”よ」と教えているママがいますが、子どもは“お”ではなく“おしり”そのものを思い浮かべています。

ですから、この場合は“○しり”の○に何が入るかクイズ形式で質問し、“お”を印象付けるとよいでしょう。

また、電車に興味を持っている子だったら“やまのてせん”“ちゅうおうせん”“とうざいせん”と読ませたり、

アンパンマンが好きな子だったら“あんぱんまん”、恐竜が好きな子だったら恐竜の名前、

お友達や先生に興味を持っていたらその人の名前を教えるとよいですよ。

無味乾燥な“あ”の単体よりも子どもの気を引くことができます。

■書かせるのは何歳からがイイ?

家族の顔の見分けがつくのですから、1歳でも2歳でもひらがなを読むことはできます。でも“書く”という行為には脳の指令が手先の神経や筋肉に連動する能力が十分育っていなければ難しいのです。

それから、文字を書く前に“読む経験”たくさん積んで文字のだいたいの形のイメージを付けておかなければ、書く手立てがありません。

幼い頃は“みずほ銀行”、“いらっしゃいませ”などの町中の看板を読んだり、絵本で十分触れさせましょう。そのときは漢字、カタカナ、ひらがなの枠にとらわれずいろんな文字をみせてください。

書くことは4、5歳くらいから始めるのが適切でしょう。

■なんの文字から書かせる?

“あ”からスタートしないで、一筆でかける“つ”や“し”から始めましょう。

簡単な文字でもおそらく上手には書けませんが、赤ペンで添削したり消しゴムを使って何度も書き直させたり「もっと丁寧に書きなさい」と叱ったりしないでください。ダメ出しをすると文字を書くことが嫌いになってしまいます。

ただし、文字は絵と違って筆順があります。“上から下、左から右”が基本です。文字を書くときは“一方通行”のルールがあることも徐々に教えていくと良いですね。

上手下手を指摘しないで書いていることだけを褒めてやりましょう。せっかく芽生えた興味、関心の芽を摘むことのないように気を付けましょうね。

【参考】

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