FIFI(フィフィ)

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雌クマの名前は"フィフィ「サーカスでたくさんの芸をして多くの人を楽しませてきました。」こう聞けば楽しく聞こえるかもしれませんが、実際は20年以上に渡り虐待を受けてきた悲しいクマ。

動物愛護団体PETAとThe Wild Animal Sanctuaryによって救出されたフィフィの表情は絶望と悲しみが混じったような…とても寂しげな顔をしていたそうです。

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皆さんはフィフィを見て「シロクマ」だと思いましたか?本来のフィフィの姿は普通の茶色いクマ。繰り返される虐待によって彼女の身体の毛は白く変わってしまったのです。この姿を見るだけで、どのくらいのストレスが彼女を襲ったのか、どれだけの絶望の中を生きてきたのか…私達には想像もできなくらいの虐待を受けてきたフィフィ…心が痛みます。

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2015年、動物愛護団体PETAとThe Wild Animal Sanctuaryによって救出されるまでのフィフィは、サーカスで芸を披露する以外、コンクリートの檻の中たった一頭で時が過ぎるのを待つしかりませんでした。仲間もおらず、餌も満足に与えてもらえず、ムチで叩かれる日々。救助された時のフィフィの身体は、クマと思えないくらい痩せ細り、関節炎を患っても治療してもらえることもなく満足に歩くこともできない状態でした。救助にあたったスタッフもその身体の細さに驚き、直視できない状態だったといいます。

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救助されたフィフィが新たな生活を始める場所は、コロラド州の自然豊かな穏やかな場所。20年ぶりに鎖に繋がれることなく大地に降り立ったフィフィ。この時、フィフィは何を思ったのでしょうか…遠くを見上げる姿にスタッフも涙が溢れたと言います。

しかし、フィフィはかなり高齢なクマ。このまま元気を取り戻してくれるのか、誰にも分からず不安な日々が続きました。

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しかし、みんなの愛情を力に変えるかのようにクマらしい生命力をみせてくれ、どんどん元気になっていきました。体重も増えふわふわの毛並みを取り戻し、なんと20年以上ぶりの冬眠を迎えることができたのです。

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まるで別人?別クマ?のように復活してくれたフィフィ。毛も茶色くなってきています。

Rescued Bear's Shocking Transformation

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フィフィの様子はYouTubeにて公開されています。この動画をみた人達からは、フィフィが無事、救出されたことへの安堵と団体への感謝の声。サーカスに対する怒りの声で溢れていました。

・フィフィこれから自然を思う存分楽しんで。救出してくれてありがとう

・涙が止まらない。なぜ、フィフィがこのような目にあうのか?救出されてよかった。本当によかった。

・なぜこのような虐待がおこるのか?どこのサーカスだよ。責任もてよ

・20年以上も檻に閉じ込め病気になっても治療しないなんて異常。一度、自身も檻に入って、檻に閉じ込められる気持ちを考えてみるべき

・ふわふわになったフィフィはとてもキュート。これからも自然を楽しんで

・救出してくれてありがとう!フィフィはゴージャスだ!

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娯楽の為に使われる動物達…

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ここで、日本ではあまり話題になることのないサーカスで芸をしてくれる動物達への虐待。彼らはしたくて芸をしている訳ではありません。覚えたくて覚えているのでもありません。ムチや鋭く尖った棒で叩かれ大声で罵倒され恐怖感から芸を覚えるのです。

恐怖の念を植えつけるために罰を与えることは、サーカス業界の常套手段。身体的に痛みを与え、心理的に追い詰め命令に従わなくてはいけないと教え込むのです。言うことをキチンと聞いた時だけ、芸を上手く覚えたり披露した時だけ与えられる食事。

すべてのサーカスがそのようなことをしていると思いたくありません。けれど、実際に、皮膚が裂け痛みで叫び声をあげるまで叩き続ける現実があります。

今、アメリカやメキシコなどでサーカスで働かされる動物達を保護しようとの声が大きくなっています。実際、シルク・ドゥ・ソレイユのような動物を使わないサーカスも増えてきています。動物を苦しめることなくアクロバットで人々を魅了し、お茶目なピエロが人々を笑わせ、卓越したジャグラー等で拍手をもらうことができるのです。

調教師たちは、調教棒(鋭い鉤のついた棒)、さまざまなタイプのムチや杖、スタンガンなどを携えています。もしも、サーカスが動物のやる気を引き出す訓練だけで成り立つものならば、調教師たちは武器ではなく、おやつの袋を抱えていることでしょう

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動物に演芸をさせる場合には、演芸及びその訓練は、動物の生態、習性、生理等に配慮し、動物をみだりに殴打し、酷使する等の虐待となるおそれがある過酷なものとならないようにすること。

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日本にはこのような法令があるのを皆さんはご存知ですか?サーカスの動物達は自然の姿ではありません。私達、人間は人間以外の生物も尊重しなければならないのです。

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人間を楽しませるため、人間の娯楽の為に虐待をうけてきたフィフィ。倫理に反し私達、人間の犠牲になったといってもいいのではないでしょうか。人間のエゴがこのような事態を招いてしまいまいたが、フィフィは今、自然の中クマらしい生活を送っています。失った20年を取り戻すことはできないのですが、フィフィにはこのまま心静かに穏やかに、クマらしく生きていってほしいと思います。

Thanks for reading to the end.

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