記事提供:ミラクリ

「気遣いがまったくできず、人からよく注意されます。コミュニケーション能力も含めて、どうすれば人間関係のスキルが向上するでしょうか?」

こんなメッセージをいただきました。

人間関係のコツなんて…志茂田景樹先生か、美輪明宏先生に聞いたほうがよっぽどタメになると思いますが、せっかくなのでお答えしましすね。

ちょうど考えさせられる事例がぼくにもあったんです。

コミュニケーションは「スキル」だと思っていた

その昔、コミュニケーションはスキルだと思っていました。

会話のスキル、メールのスキル、スキンシップのスキル、距離感を縮めるスキルなどなど、この手の啓発本をかなり読んだりもしました。

たしかに多くの人間関係を経験する中で、これらのスキルは身につきますが、実は結果論だと思います。

「毎日5km走っていたら脚の筋肉がついた」みたいな感じです。

もっと大切で、重要なことが他にあるのではないかと。

社交的な人たらしは「気遣いの達人」

つい先日、ある大企業の営業マンと食事をしたときのこと。

串揚げ屋さんで見た彼の振る舞いに、本当に驚かされたんですよね。

彼はぼくの10歳年上であるにもかかわらず、めちゃくちゃ気遣いしてくれるんです。

店員さんが持ってきたお皿をサッと受け取り、みんなに配る。

誰かのグラスが空になるや否や、「次はどうします?」と言ってメニューを差し出す。

すっげぇ!と思いました。

しかも“ぼくがやらせて頂きます”といった押し付けがましさや、“気が利くでしょ?”のようなアピールが感じられず、あくまでも自然に。

大企業で20年以上も営業をしてきた人の気遣い力に、魅せられてしまいました。

気遣いとは「相手の欲求を先回りする力」

お恥ずかしい話ですが、ぼくは気遣いができませんし、社交スキルはかなり低いと思います。

会食に参加したら、いつも凹むことばかりですよ、説教もされますしね。

大企業の営業マンと食事をして気付きました。

彼とぼくの決定的な差は「気遣い力」なのだと。

気遣いができるということは、「相手の欲求を先回りする力」があるということですよね。

・お酒のおかわりを頼みたい
・もうちょっと何かを食べたい
・できれば納期を早めてほしい
・今回だけ取引条件を優遇してほしい
・あの女性と2人で話したい
・今日は22:00までに帰りたい

気遣いができる人は、相手が言葉にする前に動いてしまいます。

ですから相手は「自分のことを理解してくれている」と感じ、親近感が湧くんです。

人の望みを理解するには想像力を働かせること

人の望みを理解するにはどうすればいいのか?

それは想像力をフルに働かせることだと思います。

・そろそろ日本酒が飲みたいんじゃないかな?
・食後のデザートが食べたいのかも?
・本当はもっと早く提出して欲しいんだろうな?
・取引条件が社内で承認されないのかな?
・あの女性に興味を持ったのかな?
・時計をチラチラ見ているから用事があるのかも?

こうして文字にすると簡単そうですが、実際にやるのは難しい…。

気遣いができる人たちは、きっと人の何倍も失敗してきたのでしょうね。

失敗が血肉になり、人の欲求を理解できるようになったのだと思います。

良好な人間関係を築くコツは想像力にある

気遣いができる人は、良好な人間関係を築きますよね。

まず人に好かれる確率が高まるし、信頼もされる。

人の欲求を先回りし、望みを叶え続けているからこそ、人に好かれる。

そう、人間関係で大切なのは、スキルではなく、想像力なんです。

相手をどれだけ観察しているか?

顔色や息遣いをどれだけ注視しているか?

会話の中から好みを見つけ出そうとしているか?

これらの積み重ねが大切です。

相手が何を求めているか、想像していますか?

「どうすれば人間関係のスキルが向上するでしょうか?」という質問について。

相手が何を求めているか、ちゃんと想像していますか?

店員さんがお皿を持ってきたとき、自分が先に受け取っていますか?

誰かのドリンクが無くなったことに気付けていますか?

ぼくは全くできていません!

怒られてばかりの35歳です!

見本にするべきは、志茂田景樹先生か、美輪明宏先生か、接客の先生ですよ。

でも、気遣いがまったくできない人間が、人たらしを観察して気づいたことだけはお伝えしておきますね。

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