今回紹介するのは、福島県富岡町に住む男性の姿を捉えた映像です。

福島第一原子力発電所事故が起きてから3年。人々の記憶は薄れても、現地の傷跡はまだ深く残っています。原発から20km圏内は未だに「警戒区域」とされ、許可された人たち以外は入ってはいけない立ち入り禁止区域です。

そんな警戒区域の1つである福島県富岡町にただ1人残り、取り残された動物たちの世話を続けている人がいます。それが、原発から約12キロの山里に住む松村直登さん(54)。

松村さんは、原発事故が起きた当時は一時的に避難しました。しかし、避難先であったいわき市の親戚に「放射線を浴びているから家に上がらないでくれ」と言われ、受け入れを断られてしまいます。続いて向かった避難所も人が飽和状態で入ることができず、松村さんは富岡町の自宅に戻ることを決意。

富岡町に戻った後、松村さんが見たものは人がいなくなった町中に取り残されたペットや家畜でした。何の罪もない動物たちが、人間の手で次々と殺処分されていく様子を見かねた松村さんは、残された動物たちの世話役を買って出ます。「何もしてないのに、なぜ殺されなければならないのか」松村さんは目の前の儚い命の有り様を真剣に訴えます。

誰もいない町で一人生きる苦悩、自治体や国への葛藤、東電へのやりきれない不信感…この動画を通して様々な思いを語っています。

「寂しいという感覚は通り越した」そんな思いをしてまでも松村さんが富岡町に残り続ける理由は何なのか。原発事故を通じて動物たちや自身の命と真正面から向き合う松村さんの姿をご覧ください。

出典 YouTube

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