記事提供:TOCANA

このところ、関東地方で不穏な地震が相次いでいる。

今月17日夜に茨城県南部でM5.0、最大震度4の地震が起きたが、その後も19日に千葉県東方沖M5.2、20日には茨城県南部で再びとなるM5.0など、M5規模の地震が連日のように起きている。

しかし、ここにきて驚くべき可能性が囁かれ始めた。実は、意外なモノがこれらの地震発生を事前に察知していたかもしれないというのだ。

それはズバリ、「ばけたんストラップ」(以下、ばけたん)という不思議グッズだ。

ばけたんとは、「お化け探知機」を略した名称で、本来は幽霊を探知するために開発された製品だ。

ところが、これが地震にも反応するとの声が上がっている。こんな話を聞けば「お化けの探知というだけでも怪しいのに、地震まで探知するの?」と、疑う人も少なくないだろう。

何を隠そう、以前は筆者もその1人だったから無理もない。だが現在、筆者は数年の検証期間を経て、ばけたんが地震前兆を捉える可能性があると考えるようになった。

■ばけたんとは何か

まずは、製品の概要から説明しなければならないだろう。

ばけたんは、株式会社ソリッドアライアンスが開発し、2006年に約2,000円で発売された携帯ストラップだ。

特殊なセンサーによって空間に存在するおばけを発見するとともに、悪いおばけに遭遇してしまった際に身を守るためのバリアモード機能も搭載している。

ばけたんには、2つの動作モードが存在する。

1つは、24時間おばけを探し続けるモードで、おばけが出現するとLEDインジケーターが光って知らせてくれる。おばけの性質は5色のLEDで表現されるが、特に赤く光った場合には、悪いおばけの出現を意味する。

そしてもう1つは、ボタンを押すことでユーザーの周囲におばけが居るかどうかがわかる、サーチモードだ。

■青色か赤色に点滅したら要注意!?

さて、ばけたんが「地震を探知する」可能性を最初に見出したのが、ツイッターで地震予知関連の情報を提供しているDandy氏だ。

氏によると、地震が発生する前、ばけたんは自動で青色か赤色に点滅するという。「青点滅すると、1~45分後に、規模に関わらず発震する。赤点滅すると、10分~1時間以内に、規模に関わらず発震する」とのことだ。

筆者は2006年の発売直後からばけたんに並々ならぬ関心を寄せていたが、地震との関連については半信半疑で傍観しており、2012年になって初めて検証目的で購入した。

それから4年ほど経っても、ばけたんの点滅と地震発生との相関関係については、これだという規則性を見出だせない日々は続いた。

そもそも、ばけたんの欠点は、常に視界に入るところに置いておかないと、自動的に点滅しても気がつかないことだ。

そのため、筆者は持ち歩くことを諦め、自宅のPCモニター上部に据え付けることにしたのだが、結果、PCに向かっている間は、ばけたんの点滅を見逃すことがなくなった。

そして今月17日の茨城県南部での地震発生前夜、とうとうばけたんが不審な挙動を見せたのだ。

■「ピーピー」「ジリジリ」、ばけたんに異変!

16日夜、筆者のばけたんは、何度もピーピーと音をたてていた。

これまで、警告音を出すことは、ほとんど経験していなかった。そのため、当初はモニターの前に置いていたミニタブレットが音を出しているのだろうと思っていたが、しばらくして17日0時をすぎた頃だった。

モニター付近で、ジリジリジリと何だか変な音がする。

どこから音がするのか調べてみると、モニター上部に取り付けたWebカメラの背後に隠れていたばけたんが、点滅しながら奇妙な音をたてているではないか。音と点滅が止まらないのでボタンを押したところ、ようやく点滅と音が止まった。

このような現象を見るのは、ばけたんを入手してから初めてだと不思議に思っていたところへ、翌日M5.0の地震が発生したのだ。これはやはり、ばけたんが地震の前兆を検知した可能性を考えざるを得なくなった。

■前例多数、熊本地震の前にも!

現在の筆者は、ばけたんが自動的に点滅した際、自分が主宰するツイッターの「宏観レンジャー」(@kokanranger)に報告ツイートをすることにしている。

そこで、ばけたんの点滅直後に地震が起きた過去の事例を調べてみると、今年に入ってから以下のようなケースがあることが判明した。

・4月15日19:26「青」→ 20:46 相模湾M2.8、最大震度2(20分後)

・4月16日0:15「赤」、0:33「赤」、1:09「赤」→ 1:25 熊本県熊本地方M7.3、最大震度7(1時間10分~6分後)

・2月14日19:21「青」、19:26「赤」、21:48「赤」、22:25「青」→ 2月15日3:09 鳥島近海M6.2、最大震度2(7時間45分~4時間44分後)

・2月5日21:16「青」、21:35「赤」、21:53「赤」、22:11「赤」→ 2月7日10:09 茨城県北部M4.3、最大震度4(約1日13時間~1日2時間後)・同日19:26 茨城県南部M4.6、最大震度4(約2日後)

・1月17日22:37「赤」、22:56「赤」、23:14「赤」、23:50「赤」、23:41「赤」、23:15「赤」→ 1月18日9:56 相模湾M4.2、最大震度2(約11時間30分~10時間45分後)

上記のケースを踏まえると、Dandy氏が発見したような、数分~1時間以内に発震するケースのほか、半日~2日以内に発震するパターンもあるようだ。

また、最近は筆者が参加しているFacebookの非公開グループ「地震前兆・体感検証」でも、ばけたんと地震発生の相関について検証する人が多い。

ばけたんの体験を募ったところ、「4月の熊本地震の前はほとんど点滅しなかったばけたんが、4月以降は1日に何度も点滅して、あまりにも回数が多いので記録するのをやめてしまった」という福岡県のユーザーも現れた。

このようなケースは、ばけたんの点滅と地震発生に明確な関係があると思わせる顕著な例だろう。

■岩盤破壊で生じる「ピエゾ電流」が原因か!?

では、ばけたんが地震の前兆を捉えているとして、科学的にどのような説明が成り立つだろうか。

ばけたんの動作原理としては、

「『ピエゾ素子』(圧電素子)という内部品と、基板上に組み込まれた特別な回路をアンテナとして使用し、単純な乱数の発生ではなく、空間の温度、時間、振動、音圧、電磁波、その他“未知のエネルギー”の影響を受けることで真性乱数を発生させている」

のだという。

前述のDandy氏は、地震発生前に地中の岩盤破壊で生じる「ピエゾ電流」が関係しているのではないかと推測している。確かに、この電磁波が地上に届き、ばけたんを反応させている可能性は排除できない。

断言するためには、科学者たちによる正式な分析を待たねばならないだろうが、いずれにしても、ばけたんが地震の発生を事前に察知している可能性があることだけはおわかりいただけるだろう。

自分で検証してみたいという人は、そう高くないものなので、購入してみてはいかがだろうか。

※ ソリッドアライアンスは、ばけたんを地震探知機として開発しているわけではなく、またそのような可能性を認めているわけでもありません。そのため、この記事にあるような地震予知関連の内容を同社に問い合わせることはお控えください。

百瀬直也(ももせ・なおや)

超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。

ブログ:『探求三昧
Web:『沙龍家
Twitter:@noya_momose

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