記事提供:AbemaTIMES

さまざまな悩みや矛盾を、みのもんたと一緒に考えるAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』内の「解決!トークバトル」コーナー、23日放送回のテーマは「ひきこもり」。

内閣府の調査によると、ひきこもりはおよそ70万人、ひきこもり予備軍はおよそ155万人と推計されている。一歩間違うと、家庭崩壊にもつながりかねないひきこもり。家族がひきこもってしまった場合、家族は一体どうすればいいのか。

番組では、“ひきこもり”になる理由とともに、立ち直るためのNG行為が紹介された。

ひきこもり地域支援センターの相談人数は5年前から激増。2012年以降は1万5千人を越え、年齢も若年層から50代以上まで、ほとんどの年代に広がっている。

元受刑者の社会復帰支援を行い、DVなど、さまざまな問題の相談を引き受ける公益法人「日本駆け込み寺」にも、連日のようにひきこもりの相談がある。

2010年の内閣府の調査によれば、ひきこもりは男性66%、女性34%。男性が3分の2を占める。

ひきこもりとなったきっかけは、

・職場になじめない
・病気
・就職活動がうまくいかなかった
・不登校
・人間関係がうまくいかなかった

というものがあり、学校よりも、仕事や就職がきっかけでひきこもってしまう人が多い。

スタジオには、公益社団法人「日本駆け込み寺」の代表、玄秀盛(げん・ひでもり)さんと、18歳から25歳まで7年間ひきこもり、今は立ち直ってひきこもりのカウンセリングを行っている瀧本裕喜さんにお越しいただき、話を伺った。

――7年間ひきこもっていて今こうやって立ち直った、きっかけは?

瀧本さん)「YSメソッド」というものに出会って、ひきこもりを卒業しました。(YSメソッドにより)どんなできごとでも自分で認められるようになったので。

――なんで、ひきこもったの?

瀧本さん)大学受験のとき、浪人して祖母と東京で暮らすようになったんですけど、毎日のように「生きていてもしょうがない」とか言われているうちに…。

一ヶ月暮らしただけでも心が折れて、トドメがセンター試験の前日に「あんたといると、恐ろしい」と言われて。

(そのうち)殺意がわくようになって、その殺意を抑えるためには、ひきこもることがいちばん社会に迷惑をかけない、と。実家で引きこもるようになりました。

――その間、両親は?

瀧本さん)最初はなんとか外に出そうとするけど、そうされることで祖母に対する殺意が消えるわけでもないし、両親にその殺意をわかってもらっても困る(ので、話せない)し。

人間だったけど虫になってしまえば迷惑かけないと(いうほど思いつめた)。

みの)どうしてもわからないのは、今立ち直っているということは、最初から引きこもらなくても生きていけたんじゃないの?

瀧本さん)引きこもらないと殺害してしまうかもしれない。存在を消したいという気持ち。

――カウンセリングではどういうことをしているの?

瀧本さん)例えば自殺願望を語ってもらっているうちに、その人が落ち着く、立ち止まれる。家族に迷惑をかけることがいやだから、自殺を踏みとどまっているんだということに気がついてもらう。

ひきこもりのカウンセラーとなった瀧本さん。自分自身の体験を生かして相手に寄り添うカウンセリングを行っている。

滝本さんは相手に語らせて、ほとんどが相槌をうつ程度。そして頃合を見計らって、自分の体験談を語る。相手の求めを読み取り、相手の求めていることに波長を合わせてカウンセリングを行っていく。求められるのは「安心」だという。

瀧本さんによると、ひきこもりの人たちは話をしないという印象があるが、「(本当は)話す」という。「1話すと10否定されるから。(だんだん話さなくなって)暴力的要素につながる」(瀧本さん)

内閣府の調査によれば、ひきこもりの方々は様々な不安や葛藤を抱えていることが判っている。

・家族に申し訳ない
・集団の中に溶け込めない
・他人がどう思っているか不安
・生きるのが苦しい
・知り合いに会うのが不安
・死んでしまいたいと思うことがある

滝本さんは、こうした心理状態のひきこもりの人へやってはいけないNG集をあげる。

1)相手を変えようとしない
2)自分の価値観を絶対に押し付けない
3)話を途中でとらない
4)不安になる状況にしない
5)結論を急がない

「自殺しようという人に命の大切さを問いたり、死ぬのは駄目だといっても無駄。自殺したい気持ちをわかってほしいのに、話しを途中でとってしまうと、『この人はわかってくれないんだ』と(ますます)不安になる」(瀧本さん)

玄さんは、

「本人自身が引きこもりという感覚がわかっていて、出てくるのは前向きなほう。引きこもっていることそのものを否定している人がいるからね。

ウチには、大体、親御さんが相談にくる。親に暴力、暴言する。瀧本さんみたいな人はちょっとでも脱出しようとしているけど、ウチはある意味逆。買い物とかで連れ出せたらだいぶ話はすすむけど、そこまでが大変」

と話す。

カウンセラーになった経緯について、瀧本さんは、「それ以外になかった」と笑う。

「アルバイト先の面接とかで、7年引きこもっていたことを話すと、不気味に思われる。やる気があることが不気味に思われるんです(笑)。それでカウンセリングをするしかなかったというか。

最初は公園でプラカードをもって、カウンセリングをしているから来てくださいと。散歩しているおばさんに『頑張ってください』と言われたりしました。

印象的なのは、「公園にカウンセリングをしている人がいれば治安もよくなるのに」っていわれたことがあって。公園には警官がいますが、それはこわい印象というか」(瀧本さん)

「粘り強さが大事やわな。こういうバージョンは珍しい。

一番の問題は、環境を変えること。親が逆にかばっているのも多いし、いじめや病気もあれば、なかなか(いろんな事情がある)。

いずれ良くなる良くなるといって10年20年(放っておく)…。(そのうちにひきこりをしている人が)フラストレーションがたまって、暴力を働き出す」(玄さん)

瀧本さんは、今は、公園でのカウンセリングはやっていないとのこと。「カウンセリングという看板は許可がいるし、ダメだとわかって…」と苦笑する。

番組コメンテーターの馬渕知子医師は、「カウンセリングっていうと医療行為になるから、お悩み相談ということなら」と説明した。

番組中、みのはコメンテーターの倉田真由美氏に「みのさんはひきこもりにならなさそう」と言われたり、

みの自身「今立ち直っているなら、最初からひきこもりにならなくても」と不可解な表情をみせるなどしたが、

馬渕医師は「みのさんだって心が折れることもあると思う。どんな人もメンタルケアをしていかないと」と、ひきこもりはどんな人でもなりうると呼びかけた。

なお番組では、「日本駆け込み寺」で様々な相談に乗っている玄さんによる「テレビ生相談」を企画しています。当日はSkype、電話、ツイッターなどで、相談を受け付けます。是非、相談したいという方は事前にメールで相談内容をお寄せください。

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