【1】ポケモンGO 日本でも配信開始

2016年7月22日、話題のスマホゲームアプリ「ポケモンGO(ゴー)」が日本でも配信開始となりました。早速手に入れ、プレイに熱中する人が続出している模様です。

「ポケモンGO」をご存知無い方がいらっしゃるといけないので、念の為、ゲーム内容をザックリ紹介しておきます。

●このゲームの目的は、「ポケモン(ポケットモンスター)」と呼ばれる架空の生き物を探し出し、捕獲し、育成することである。

●ポケモンをコレクションするだけでも楽しいが、ゲームを進めていけば、捕獲したポケモンでバトルチームを作り、プレイヤー同士で戦闘を楽しむ事もできる。


●このゲームは、スマホのGPS機能や撮影機能とリンクしており、従来の家庭用ゲームとは少し違う楽しみ方ができる。

●スマホを持って外出し、現実世界でポケモンを探す。GPSの位置情報機能・地図機能を使い、近くにいるポケモンを探し回る。

●ポケモンがいると思われる場所で、スマホの撮影機能を使い、周囲の風景を画面に映してみる。上手くいけば、画面にポケモンが出てくる。

●見つけたポケモンを、モンスターボールというアイテム(道具)を使って捕獲。

●上記手順を繰り返し、ポケモンを増やしていく。

【2】各地で話題沸騰

ポケモンは、元々は1996年に発売されたコンピューターゲームでした。第一作はゲームボーイで発表。その後、Nintendo64・ゲームボーイアドバンス・Nintendo DS・Wiiなど、数々のゲーム機で続編が発表され、爆発的な人気を得ています。
1997年にはアニメにもなり、現在でも放送が続いています。

ポケモンは、元から絶大な人気を持つコンテンツです。その流れを受け、「ポケモンGO」は各メディアで話題沸騰、社会現象レベルにまで発展しています。

世界中で人気を集めているスマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」が日本でも22日から配信が始まりました。

出典 http://www3.nhk.or.jp

同僚2人とともに、渋谷のセンター街を歩きながらゲームをしていた24歳の会社員の男性は、「きょうから配信が始まるといううわさがインターネット上に流れていたので、すぐにプレーできるよう渋谷に来ました。

出典 http://www3.nhk.or.jp

大阪・ミナミの繁華街ではゲームをダウンロードして楽しむ人たちの姿が見られました。
道頓堀にかかる戎橋を観光で訪れていた17歳の男性は「配信が始まったことをSNSで知り、早速ダウンロードしました。これまでのゲームと比べて、実際に自分の足で歩いてポケモンを捕まえられるところが魅力です」と話していました。

出典 http://www3.nhk.or.jp

上記三引用は、2016年7月22日付けのNHKニュースより。各地で大きな話題となっている様です。

一方、プレイスタイルが「スマホ片手にポケモンを探す」というものなので、「歩きスマホ」「ながらスマホ」を助長するとの指摘があり、関係機関が対応に追われています。

日本でも配信に先だって内閣サイバーセキュリティセンターがゲームに集中するあまり事故に遭わないようLINEやツイッターで注意点を知らせる取り組みを始めました。
具体的には、歩きスマホや自転車に乗りながら遊ばないこと、危険な場所の近くで遊ばないこと、大雨警報など防災情報を受信できるアプリを入れて天気に気をつけること、気温が高い日は熱中症に気をつけることなどを挙げています。

出典 http://www3.nhk.or.jp

同、NHKニュースより。国家機関が注意を呼びかけています。同様の試みは、JRなどの交通機関でも行われています。

また、名所旧跡や立入禁止区域などでも、神経を尖らせている様子です。

【3】かなりの経済効果が期待できる?

ここまでの大きな話題となる「ポケモンGO」。このゲームがもたらす経済効果は、かなり大きいだろうと予想できます。

では、実際にどの程度の効果があるのか?…と思い調べてみると、以下の記事を発見しました。

上記記事によれば、経済効果は10兆円とのこと。驚きです。

ちなみに、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックの経済効果は、日本全国で約3兆円との事(招致委員会などの発表)。
ポケモンGOは、オリンピックの3倍以上の効果を出すことになります。正にモンスター。

【4】経済効果1 任天堂関連

それでは、各要素から経済効果を分析してみたいと思います。先ずは、メーカーである「任天堂」の側から。

一方、株価は大きく動きました。2016年6月末の任天堂の株価は、およそ15000円。それが7月22日(ポケモンGOの日本解禁日)には、30000円程度に上昇。7/22の終値は28220円です。1ヶ月で倍になっています。

任天堂本体の調子がいいと、任天堂と関係の深い組織も、引っ張られる形で浮上してきます。主には、提携しているゲーム会社・提携している菓子メーカー・ポケモンの遊具やアミューズメント施設を管理する会社・取引銀行などです。

また、スマホゲームにありがちな「ゲーム内課金」も、今後増えてくると予想されます。
ポケモンGOに限らず、多くのスマホゲームは「基本料金は無料」です。が、ゲームを円滑に進めていく為には「特別なアイテム(道具)を、お金を払って購入する」という事が必要になってきます。

この課金が増えれば、メーカーの利益もどんどん増えていきます。結果、業績が良くなります。この金額が莫大になる事が多く、今後の動きが注視されます。

他にも、特別なイベント(限定ポケモン配布等)を開催したり、アプリと連動する周辺機器を発売したりする事で、追加収益への期待が膨らみます。

【5】経済効果2 スマホ関連

「ポケモンGO」は、スマホでプレイするものです。当然、スマートフォンが必要になってきます。
しかし、「スマートフォンならどれでもOK」というワケではありません。ゲームをプレイする為には、ある程度のスペック(性能の高さ)が求められます。性能の低いスマホでは、プレイ出来ない事があります。

OS(おーえす。基本ソフトの事)の更新程度で済めばいいのですが、それでもスペックが追いつかない場合は、性能の高いスマホに買い換えなければプレイできません。よって、スマホ需要が伸びる可能性があります。

また、上記のスペック問題とは別に、もうひとつ「スマホ特有の問題」が指摘されています。それは、「電池がもたない」という問題です。

従来の携帯電話に比べスマホの電気消費は激しく、あっと言う間にバッテリーが空になる…という話は、今に始まった事ではありません。ゲームに熱中し、長時間スマホを使用し続ければ、更に減りが早くなります。

また、ポケモンGOのプレイスタイルが、「外に出てポケモンを探す」というものなので、家庭用の充電器につなげたままプレイする事が難しいです。

よって、「外出先でも気軽に使える、携帯型充電器」「増設型のバッテリーパック」の需要が急激に伸びています。

さいたま市大宮区の家電量販店には、配信が始まった22日から持ち運びできる充電器を買い求める客が相次いで訪れています。店によりますと、22日は、21日と比べて4倍ほど売れたほか、配信後、初めての週末となる、23日も22日を上回る売れ行きだということです。

出典 http://www3.nhk.or.jp

2016年7月23日付け、NHKニュースより。(朱入れは筆者によるもの。以下同)

任天堂などが開発したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」が大ヒットするオーストラリアでは、家電量販店がスマホ向けポータブル充電器の「特需」に沸いている。現地メディアによると、量販大手JBハイファイ幹部は「爆発的に売れている」とうれしい悲鳴を上げている。オンライン通販コーガンでは、販売数が3倍以上に急増した。

出典 http://www.jiji.com

2016/7/20、時事通信より。上記はオーストラリアの話です。海外でも同様の事が起こっている模様です。

この動きに引っ張られる形で、バッテリーメーカーの株価も上昇している模様です。

【6】経済効果3 飲食・販売等、商業関連

「ポケモンGO」のプレイスタイルは、「外出すること」です。よって、大勢の人が街に出かけます。人が多いところには、商機も生まれます。この効果が期待されています。

外に出てポケモンを探せば、お腹も空くし喉も渇きます。歩き回って足が疲れます。ちょっと一休み&腹ごしらえ…という事で、飲食店に寄る人も増えるでしょう。

また、ポケモンを探す途中、店先の商品が目に映る機会も多いでしょう。もし気に入ったものならば、買ってしまうかも知れません。物品を販売する商店にとってみれば、お客さんを増やすチャンスです。

他にも、「ジム」「ポケスト」の存在が重要です。これらは、他プレイヤーと対戦したり、道具を補給する拠点だったりする場所で、ゲームにおいて「必ず立ち寄るところ」です。
こういった場所には、かなりの確率で大勢の人がやってきます。商店側にとってみれば、お客さんを増やす大きなチャンスになります。

また、全てのポケモンが、どこにでもいるワケではありません。滅多にいない希少種・珍種があり、それぞれランク分けされています。そういった「珍しいポケモンの生息地」には、人が大勢集まります。

お金を払って特別なアイテムを使うことで、「ポケモンの発見率を、一定時間上昇させる」なんて事もできます。上手に使えば、ポケモン目当ての人を呼ぶ事ができます。集客のチャンスです。

【7】経済効果4 セキュリティ関連

これは「嬉しい効果」とは言い難いのですが…。この手の大きなニュースには、必ず負の面が付いて回ります。

「ポケモンGO(Pokemon GO)」が日本でも始まったが、人気に便乗したポケモンGOの偽アプリが出回っている。不正な遠隔操作アプリ・広告挿入アプリなど43種類のGO偽アプリが確認されているので注意したい。

出典 http://www.yomiuri.co.jp

2016年7月22日付け、Yomiuri Onlineより。既に、不正アプリが出回っているとの事。サイバーセキュリティ関連の仕事が増えそうです。

宮城県大崎市で「ポケモンGO」のプレーをしていた男性2人が団地の敷地内に無断で立ち入り、住民とトラブルになっていたことが分かりました。

出典 http://www3.nhk.or.jp

住民からの通報を受けた警察が駆けつけ話を聞いたところ、2人は中国人で、「勝手に敷地内に入らないように」と口頭で注意すると、「すみません」と謝ったあと立ち去ったということです。

出典 http://www3.nhk.or.jp

上記二引用は、2016年7月22日付けのNHKニュースより。こういった事例が増えてくると、警備会社や監視カメラメーカーの仕事が増えそうです。

この手のニュースの極致とも言える話が、海外でありました。何と「ポケモンを探す為に、地雷原に突入する人が増えている」という、仰天の現象が起きている模様です。

スマートフォンの位置情報機能を利用し、画面を見ながら街中を歩いて、隠れている「ピカチュウ」などのキャラクターを探すゲーム「ポケモンGO」の配信が、米国などで始まって20日で2週間。AFP通信などによると、ボスニア・ヘルツェゴビナで利用者が地雷原に入り込むなど世界各地でトラブルが相次ぎ、人気過熱に懸念が強まっている。

出典 http://www.jiji.com

2016/7/20付け、時事ドットコムより。日本には地雷原はありませんが、危険な場所は沢山あります。気をつけたいものです。

【8】経済効果5 医療関連

「ポケモンGO」は、意外な事に「リハビリのツール」としての効果もある模様です。

もっか全世界でブームを巻き起こして任天堂株も大きく上昇させているスマホ向けARゲーム『Pokemon GO』ですが、精神医学の専門家がうつ病などメンタルヘルスの不調の改善に効果があると指摘しています。ゲームプレイのために外に出て歩き、人々とやり取りすることが心身ともにいい影響を与えているとのこと。

出典 http://www.huffingtonpost.jp

2016年7月18日付け、The Huffington Postより。

「ポケモンGO」は、出かける事を前提にしているゲームです。従来のゲームは、家でじっとしてプレイする事が多かったと思いますが、「ポケモンGO」はそれと真逆です。

外の空気を吸い、太陽の光を浴び、自分の足で歩き回ることが健康に良いのでしょう。意外な効果です。

【9】まとめ

この様に「ポケモンGO」は様々な面で、これまでのゲームに無かった効果を生み出す可能性を秘めています。
これに加え、従来のゲームでもあった「キャラクター商品展開」「関連グッズの販売」などの効果も十分期待できます。

一体どこまでの効果を生み出すのか、これからも注目したいところです。

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