ルームメイトと一緒に暮らした経験、ある?

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学生時代にルームメイトと暮らした経験はみなさんにはありますか?日本では、遠方の大学に通う大学生のほとんどが一人暮らしをするケースが多いのではないでしょうか。筆者の住むイギリスでは、大学生になるとルームメイトと同居するのが一般的です。

イギリスでは「大学生になる=親元から独立する」という大きな意味があるので、ほとんどの学生は地元から離れた大学へ行きます。そのため実家を離れることは必須。一人暮らしをする学生も稀にいますが、「ハウスシェア」といって一軒の家を5~6人でシェアするケースが最も一般的となっています。

ハウスシェアのメリット・デメリット

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仲のいい友達同士がワイワイ一緒に暮らすのはなんだかとっても楽しそうというイメージがありますよね。でもやはり他人とのシェアはメリットもあればデメリットもあるもの。「親しき中にも礼儀あり」をみんなが弁えていれば問題はないのですが、親元から離れて暮らす学生たちはとにかく羽根を伸ばせる機会が得られたということで、時に自分勝手にもなってしまいがち。

でも、一緒に買い出しに行ったりご飯を作ったり、リビングでDVDを見たりと仲良しルームメイトはそういうことをしょっちゅうしている様子。でも、学生の全員が仲良しルームメイトとハウスシェアするわけではないのです。

大学の掲示板で「空き家」の広告を見つけて、知らない者同士それに応募するケースもあります。そんな時は、友達でもない誰かとシェアすることに。そうなるとまずその人を知っていくことから始めなければいけないのですが、何かと忙しい大学生たちはルームメイトと仲良くなろうとする人もいれば「単なる同居人」と割り切って距離を置き続ける人もいます。

取っているクラスの時間が違えば、同じ屋根の下に住んでいてもあまり顔を合わせることがないということも。親しくない間柄であれば、冷蔵庫の中の食べ物やバスルームの日用品などきっちりと自分のものだと示しておくことも大切。知らない間になくなっているということがよくあるからです。

このほど、「Imgur」に投稿されていた記事。彼も大学生で現在ルームメイトと同居中。3年も一緒に暮らしているためお互いに人となりも知っており仲のいい存在だったそう。ところが、ある日を境に投稿主「chumpser」さんは冷蔵庫の中の自分の食料が減っていることに気付きます。

「ん?おかしいな…」

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買っておいたと思った食べ物がなくなっている…そう気付いたchumpserですが、最初はあまり気にしていなかったそう。ところが2,3か月続くようになりさすがにイライラしてきました。chumpserさんには一人のルームメイトしかおらず、どう考えても彼が盗み食いをしているのは明らかだったのです。

結局、問いたださないことにしたchumpserさん

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悩んだ挙句、彼はロニーに何も問いたださないことにしたのです。というのも、3年間一緒に暮らしているロニーのことを「良いヤツ」だとわかっていたchumpserさん。結構親しくしていたために、これがきっかけで二人の関係が微妙になってしまうのは避けたかったのです。

そういえば…chumpserさんはある日の電話の会話を思い出しました。偶然聞いてしまったのですが、ロニーさんが両親と何度か喧嘩口調で話していたこと…。時折泣いてさえいたというロニーさん。「ひょっとして親からの仕送りを止められてしまったのかな」chumpserさんはそう思いました。

いずれにせよ、その件に関してはロニーは自分に何も話してはこなかったしchumpserさん自身も「それはロニーの家庭の問題だ」という意識があったので泣いていた理由を聞こうとはしませんでした。

考えればそれ以来、冷蔵庫の中の自分の食べ物がなくなっている。ロニーは今言えない状況にあるのかも知れない。暫くそっとしておこう…そう察したchumpserさんがある日帰宅すると、キッチンテーブルの上に手紙とお金が置いてあったのです。

「気付いていたかも知れないけど…お金返すよ」

出典 http://imgur.com

ロニーからの手紙でした。

「よぉ。もう気付いているかも知れないけど、この3か月間、君の食べ物をこっそり食べていたんだ。本当に申し訳ない気分でいっぱいだった。だからお金を返したくて仕事を始めたんだ。これが僕の最初の給料だよ。気持ちをわかってくれてありがとう(そうだったらいいんだけど)。愛を込めて。ロニーより」

という内容と共に60ドルの現金が添えられてありました。

この手紙を読んだchumpserさんは「なんて言ったらいいかわからないよ。ロニーの正直さがすごく嬉しかった。君はやっぱり良いヤツだよ」とImgurに投稿。現在、100万回以上の閲覧数となっています。

いいな、そういう友情!

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ユーザーたちからは「君もロニーにハグして愛を伝えな。そして一緒にピザをオーダーしろよ。ピザはみんなの心をほぐす食べ物だぜ!」「ロニー、良いヤツだね」「口に出せないのって、ロニーはシャイなんだろうな、きっと。」

「私にも同じことが起こったけど、相手はここまで良くなかったわ。黙っていたし、返金もしてくれなかった」「ルームメイトにお金をそっと置いておくのってクールだな」といった「よくやった、ロニー!」というコメントが多く寄せられています。

何より、3か月もの間、毎日食べ物を盗み食いしていたロニーに何も言わずにおいたchumpserさんのルームメイトへの思いやりが素敵。一緒に暮らしていれば、他人だからこそイライラすることもあるでしょう。でもじっと我慢したchumpserさんに、ロニーはとっても感謝していたのでしょうね。

彼らの友情が大学生活を終えてもずっと続くといいですね!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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