そもそもラッキーピエロって?

函館市民なら誰でも知ってるラッキーピエロ。

函館市民以外の方からすれば、
「ラッキーピエロ?それって何屋さん?」って思いますよね。

創業約30年のハンバーガーショップ、愛称は「ラッピ」

愛称は「ラッピ」もしくは「ラキピ」
この呼び方はマクドナルドを「マック」と呼ぶか「マクド」と呼ぶかくらい重要です。
(ちなみに筆者は「ラッピ」派なのでここから先は「ラッピ」と記載します。)

1987年創業、約30年の歴史のあるハンバーガーショップです。

ただのハンバーガーショップとあなどるなかれ!

1番人気はこちらの「チャイニーズチキンバーガー」
直径約11cmのゴマたっぷりのふわふわバンズに、
醤油ベースの甘辛いタレが絡んだ大ぶりの鶏から揚げと、山盛りレタスとマヨネーズ。

このサイズ感でお値段は350円!

安くてウマくて、ボリュームもあって、まさに学生さんたちの味方。
筆者も部活やバイトの帰り、友達と一緒にかぶりついていました…。

ちなみにラッピのハンバーガーを1個食べきられるかは、
函館市民にとっての若さのバロメーターです。笑

函館市を中心とした道南地区に17店舗

函館市の面積は約680km²、東京23区よりちょっとだけ大きいくらい。

函館市は車社会なので、ほんの15~20分ドライブしていると1件はラッピを見かけます。
ちなみに函館市内にマクドナルドは5店舗、モスバーガーは1店舗だけ…

はっきり言って、ラッピの一人勝ちです。笑

でも、なんでそんなに店舗が必要?どこ行っても一緒じゃないの?

美味しさと成功の秘密その①、店舗ごとにメニューが違う!ハンバーガーショップなのにとんかつ?焼きそば?

すべての店舗で取り扱っているのは、ハンバーガーとカレー。
あとは各店舗ごとにメニューが違うのです。

店舗によってはとんかつや焼きそばを取り扱っているところも…

ハンバーガーショップでとんかつ?なんて思うかもしれませんが、
幅広い商品を取り扱うことによって、
子供から大人まで、みんながそれぞれ、大好きなメニューをみつけられるんです。

ハンバーガーショップというよりは、ファミリーレストランと同じ感覚ですね。

本通店や駅前店で取り扱っているオムライス…でかい!
写真はチャイニーズチキンが添えられたもの、
トッピングは他にもチーズやハンバーグなど豊富です。

店舗によってはかつ丼やとんかつも…
見てるだけでおなかがはちきれそうなボリュームですね。

美味しさと成功の秘密その②、違うのはメニューだけじゃない…まるでテーマパークのような個性的な内装!

全国チェーンのマックやモス、どこの店舗も内装デザインは似たり寄ったりですよね。
ラッピは…店舗ごとに内装も違うんです。

どこの店舗も個性的で、まるでテーマパークのよう!

例えば十字街銀座店は…

一年中クリスマス!
ツリーにサンタクロース、オーナメントが夏でも飾りっぱなしです。

ベイエリア本店は…

なんと座席の一部がブランコになっています!
ちびっ子たちが大喜びしそうな演出ですよね。

峠下総本店には…

店内にメリーゴーランド!
キリンのオブジェに巨大な椅子…もはやこれ、飲食店の内装?笑

メニューも違えば、内装も違う。

だから函館市民の間では
「ラッピ行かない?」「いいね!どこの店舗にする?」
なんて会話がよく交わされます。

美味しさと成功の秘密その③、お客様の健康にも地域の活性化にもつながる「地産地食」

地産地食とは、その土地で育った健康な野菜や畜産物、海産物をその土地で食す事。

ラッピの食材は基本的に道内産、多くは道南産です。
例えばカレー等に使用するお米は道内のブランド米「ふっくりんこ」

その名の通り、ふっくらとやわらかな食感で
テイクアウトで冷めてしまっても美味しく食べられます。

レタスやトマトは道南の大野町産、鶏肉や豚肉もすべて道内産。

この地産地食の精神は、中国の故事の教えから。

身土不二
中国の故事にある言葉で「生物生きている環境とは一体であり、その土地で生産された植物を食べると健康で長生きできる」という教え。

出典 http://luckypierrot.jp

ラッキーピエログループの代表は神戸出身の華僑である王一郎さん。
だからこそこんな考え方、経営方法が生まれたのですね。

美味しさと成功の秘密その④、ファーストフードじゃありません!作り置きをしない手作りバーガー

ラッピのメニューはすべてオーダーが入ってからはじめて作りはじめます。
だから席に運ばれてくる料理はすべて出来立てのアッツアツ。

フーフーしながらひとくち口に運ぶと、立ち上る湯気。
バンズもパティも焼きたてでカリっとしていて、野菜も切り立てでシャキシャキ。

席についてから食べられるまで、待ち時間はかかるけど
出来立てなければ味わえないこの美味しさのためなら、待っている時間も楽しいもの。

作り置きをしないということは、
飲食店にとって大敵の「ロス」を防ぐことにもつながりますね。

美味しさと成功の秘密その⑤、優秀な人材に年齢なんて関係ない!シニアも元気に活躍中

ラッピのHPのアルバイト募集要項を見ると…

未経験者歓迎、高校生、大学生OK 中高年 主婦の方OK
●勤務時間 週2日~6日・3時間~8時間勤務で応相談
●週2~6日(平日のみまたは土・日のみ可) 
●年齢16→70才位迄

出典 http://luckypierrot.jp

え、70才位まで!?

たしかにラッピに行くと、
(失礼ですが)おじいちゃん、おばあちゃんがレジ打ってたり、洗い物してたり…

だけどその誰もが、嫌々やってますって感じではなく、
若い世代に混じって楽しそうに働いているんです。

地方都市のためなかなかシニアが働ける企業がない函館。
ラッピはシニア世代にも優しい、数少ない企業のひとつなんです。

そんなに美味しくて楽しい店なら、なぜ道南地区以外に出店しないの?

道南地区以外への出店オファーは多々あれど、頑なに道南地区から出ないラッピ。

どうして?
答えは簡単。出たくても出られないんです。

例えばバーガーに使用するパテは冷凍保存をしていません。
冷凍するとどうしても味が落ちるので、冷凍できないそう。

地産地食の食材も、道外に持ち出しては地産地食でなくなってしまいます。

味を落としたり、売りを無くすくらいなら、いくら儲かりそうでも商売の幅を広げない。
日本ならではの、職人気質とも言えるようなこだわりを感じます。

だからこそ、函館出身者にとって「故郷の思い出の味」

筆者は現在東京在住。
帰省して、1度はラッピに足を運ばないと帰ってきた!という気持ちになりません。


正直アラサーの筆者にとって、ラッピのメニューは少々重いのですが…
コーヒー1杯飲むだけでもいいから、どうしても立ち寄りたくなってしまう。

まさに函館出身の私たちにとっての「ソウルフード」なのです。

北海道新幹線も開通致しました、
ご旅行の際には是非皆さまもご賞味下さい!

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お酒と音楽とサッカー、美味しいもの、お着物や昭和レトロをこよなく愛するアラサーおなご。

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