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「自己愛性パーソナリティー障害」は自分を誇大化するものですが、その中にも2通りの症状があり、それぞれ「無自覚型」「過剰警戒型」と呼ばれ、あらわれ方がかなり違います。
今回は、自己愛性パーソナリティー障害の「無自覚型」「過剰警戒型」について、それぞれ医師に詳しく話を聞いてみました。

自己愛性パーソナリティ障害とはなんですか?

自己愛性パーソナリティー障害には、以下のような特徴があります。

・誇大的な傾向
・他人から賛美されたい欲求
・他人に対する共感が欠如している

その人の内面や社会生活において著しい苦痛、あるいは機能の障害となっている場合をいいます。

通常は成人期早期までに、そういった傾向が明らかになることが知られています。

自己愛性パーソナリティ障害「無自覚型」の特徴と症状は?

自己愛性パーソナリティー障害を大きく二つのタイプに分けたうちの一つでです。

【特徴】
・自分が常に注目の的であることを重視
・傲慢かつ攻撃的
・自分に夢中
・ほかの人がどう感じているか、自分の言動などに対してどう反応しているかに無関心

自己愛性パーソナリティ障害「無自覚型」の治療法は?

【治療法】
治療の中心となるものは、精神療法です。必要に応じて薬物療法なども補助的に使用されることがあります。
また、幼年期の生育環境などに原因の一端があることがあるため、過去を洞察するような治療も行われることがあります。

【治療の目的】
それまでに形成された「自分は特別な人間だ」という巨大化した自我を、時間をかけて等身大の自分を愛せるところまでもっていくことになります。

自己愛性パーソナリティ障害の「過剰警戒型」の特徴と症状は?

自己愛性パーソナリティー障害、無自覚型に対する、もう1つの型です。

【特徴】
・人から注目されることを避けたがる
・内気で人から非難されたり侮辱されることを極端に警戒する
・周囲からの反応に非常に敏感で、些細なことで侮辱された、傷つけられたという感情を持つ

自己愛性パーソナリティ障害「過剰警戒型」の治療法は?

【治療法】
無自覚型と同様、精神療法を中心として、時に薬物療法を併用するということも同じです。

【治療の目的】
・他者との関係における緊張の緩和
・自分に対しても完璧で誰からも批判されない人間である必要はないという自覚を少しずつ促していくこと

等身大の自己を愛せるようになるという点では、無自覚型と目的は同じともいえるでしょう。

自己愛性パーソナリティ障害「無自覚型」と「過剰警戒型」の違いは?

比較した場合、表面へのあらわれ方が大きな違いでしょう。

・「無自覚型」
非常に攻撃的で傲慢

・「過剰警戒型」
内気

共通することは、ありのままの自分を認めて受け入れることが困難で、自分を誇大化して考えてしまうことです。

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最後に医師からアドバイス

誤解されがちですが「自己愛性パーソナリティー障害」は、周囲が困るだけでなく、本人もつらいものです。

治療することでずいぶん楽になる可能性もあるので、思い当たるかたは、一度専門医を訪ね、相談してみるといいでしょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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