記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
喫煙や副流煙による健康被害が明らかになり、喫煙者の肩身がどんどん狭くなっている昨今です。
そんな中普通のたばこから、煙の出ない電子たばこに切り替えることで、いくつかの問題を解決しようと考える人もいるようですが、電子たばこなら、健康上安心といえるのでしょうか?

今回は電子たばこの健康への影響などについて、医師に詳しい話を聞いてみました。

改めて、通常のたばこの健康への影響を教えてください。

1.がんのリスク
たばこは口の中、咽頭・喉頭、食道、肺を含めて多くのがんのリスクを増やすことが知られています。

2.動脈硬化促進
動脈硬化を促進するため、狭心症心筋梗塞脳梗塞などのリスクも大きくなります。

3.呼吸器疾患
肺気腫やぜんそくなど呼吸器疾患の原因にもなります。

4.妊娠中の母子の健康へのリスク
妊娠中の喫煙は赤ちゃんの低体重や胎盤剥離、流産・早産のリスクを増やし、母子ともに命が危険にさらされることもあります。

電子たばこでが健康に与える影響は?

【電子たばことは】
通常の紙巻たばこのような外見のもので、中に液体の入ったカートリッジと噴霧器、電源が入っています。吸い口を吸うと液体が電熱線で熱せられて霧になり、流れ出すという仕組みです。
吸い口から吸いこめる煙の味や香りはさまざまで、メントールや果物の匂いがするものもあります。外国製品には、ニコチンを含む煙が出るものもあります。

【電子たばこのメリット】
火を使わないので副流煙がなく、たばこの葉や巻紙が燃えるときに発生するタールや一酸化炭素が発生しません。
また、部屋や髪・服ににおいがつきにくいというメリットもあり、種類によっては通常のたばこよりコストも抑えられるようです。

【電子たばこのデメリット】
電子たばこはニコチンを含まないものが多いですが、カートリッジ内に含まれる液体には、発がん性物質が含まれたり、呼吸器系に炎症を引き起こす物質が含まれることもあるとされています。
世界保健機構(WHO)は電子たばこについて、科学的に安全が証明されたものではないと発表しています。

電子たばこは、通常のたばこに比べ、健康に与える影響に違いがありますか?

電子たばこのメリットとして、副流煙がないということがあります。ただ、ニコチン入りの電子たばこを吸った人の吐息には、微量のニコチンが含まれると思われます。

また、外国製の製品は品質管理に不安があることもあり、ニコチン以外の有害成分の影響については不明な点も多いです。ただし他人に与える被害は、通常のたばこよりはるかに小さいでしょう。

電子たばこには常習性がありますか?

ニコチンを含むものについては、通常のたばこと同様に常習性があります。
ニコチン量については、製品によってかなり差があり、徐々にニコチン量が少ないものに切り替えることで、禁煙に利用しようという人もいるようです。

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最後に医師からアドバイス

電子たばこは、法律上、未成年が吸っても問題ないことになっておりますが、公共交通機関内では、一般的に使用禁止となっています。

まだ普及しはじめて数年のため、長期的な健康への影響については不明な点も多くあります。今後も情報の更新に注目してください。

また、電子たばこを外国製品を個人輸入する際は、連絡上、あるいは金銭的なトラブルも発生しているようなので注意してください。

(監修:Doctors Me 医師)

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