記事提供:長谷川豊 公式ブログ

アメリカのNYに友人が多い私のFacebookは今や大変なポケモンブームだ。

「POKEMON GO」

これは、日本で報じられているよりもずっと社会現象化していると思っておいてほしい。

もうね…本当に尋常ではない流行り方をしている。私の友人もやりまくっている。日本人が想像している上を行っている。今やニューヨークでは「街の景色を変えた」とまで評されている。

任天堂の株価は当然、爆騰。

テレビメディアもはしゃぎまくりで、沸きに沸いていることは事実だが、私がアメリカに住む友人にリサーチした結果、冷や水を浴びせるようで大変申し訳ないが、このブームは「アメリカだから」のものだと推察する。

結論から言おう。

日本でもこのゲームのブームは来たとしても、早晩大問題となってすぐに廃れると想像する。

「ポケモンGO」は位置情報を活用したモバイル向けのゲームアプリケーションだ。

まぁ…平たく言ってしまえば「究極の『歩きスマホゲーム』だ」と思ってもらえれば問題ない。画面を見ながら、地図情報に記された場所まで行き、ポケモンをゲットする。

ゲームとして面白いかやってる大人たちに聞いてみた。普段はゲームなど、全くしない人間たちである。

回答は、100%「かなり面白い」「楽しい!」と言ったポジティブなもの。日本でも、おそらく爆発的に流行ると思われる。一気にダウンロードされ、社会現象化するだろう。最初は。

ちなみにの話だが「ポケモンGO」のGOって何だよ、と思ったので聞いてみたところ、アメリカでは数年前から、日本の代表文化である「NINJYA(忍者)」が大変なブームとなっており、その忍者をモチーフにした

「NINJYA GO」

というレゴブロックが爆発的人気なのだそうだ。

↓これね。確かに流行ってた。恐らく、このGOからとったんじゃない?という根拠の全くない返答が返ってきたが、なんとなくそんな気もする。

アメリカNYにおける、この「ポケモンGO」の爆発的なヒットの要因は…1つに通常のゲームと違い、外に出て遊べる(運動できる)ので親がやたら協力的、という点があげられるそうだ。

WHOが推奨するBMI値で測ると、アメリカの子供たちの肥満率はなんと30%にのぼり、アメリカ人の運動不足は、今や大変な社会問題だ。

部屋にこもってゲームをしていた今までと違って、最も有効な有酸素運動の一つと言われている『歩く』という作業をこんなに楽しくできることはなかなかない。アメリカで流行るのも無理はない。

しかし、最も重要なこのゲームの流行要因は、アメリカ人の運動不足よりも「生活環境が適している」ことだと私は推察している。

日本はアメリカと違う。公道は極端に狭く、公園などの緑地は目を覆うほどに少ない。本当に先進諸国か?と疑いたくなるレベルで「数十年先を見据えた都市計画」が全く出来ていない。

例えば、よく使われるデータの一つに「都市公園面積」というデータがある。

その年に住む人間一人一人に対して、どれくらいの面積の公園が割り当てられているのか?という数字だ。ちなみに他の主要都市を見てみるとこんな感じとなる。

パリ⇒11.8㎡
ロス⇒17.8㎡
ロンドン⇒27.0㎡
ベルリン⇒27.8㎡
NY⇒30.0㎡

これは2001年の比較的古いデータとなるので、実際は今はもう少し違う気がするが、とにかく、世界的にはこんな感じだとイメージしておいてほしい。そう。ニューヨークの特徴を言えば、

ものすごく、広い!

と感じるのだ。あまりにも公道も広く、公園も多いので、息が詰まらないのだ。リラックスできる空間がとても多いからだ。

ポケモンGOは、その「広い区間をせっかくだから有効に使おう」という発想から作られたのだろう。ゲームをするのだからせっかくだからもっと動こう!と。

しかし、これが日本で同じように流行るだろうか?これと同じことを日本でやって大丈夫だと考えているのだろうか?

このゲームは「面白すぎる」のである。なので、大人が熱中するという特徴がある。

その結果、あの広い広いアメリカであっても、実は現在、ポケモンGOが原因となる交通事故が、

爆増している

という現実があることを忘れてはいけない。アメリカは自己責任の国なのでそこまでテレビでも問題視していないだけだ。

日本という国はそうじゃない。まず先を読んで、人の迷惑になるような行為を、先だって辞めていかなければいけない(非難される)社会である。

ちなみに先ほど挙げた「一人当たりの都市公園面積」は

東京⇒3.0㎡
大阪⇒3.5㎡

である!!!東京はニューヨークの10分の1だ!

こんなに公園もない、緑地もない、道路は壮絶に狭い国で、あんな『歩きスマホ推奨ゲーム』を流行らせたら、どんな事態になるのか、想像くらいできるだろう。

このゲームが流行った瞬間、側道から子供たちがバンバン飛び出してくるようになるぞ?他人の敷地に侵入するくらい、毎日起きるようになる。

ちなみに、アメリカではテレビ番組の生放送中にポケモンGOをやっているスタッフがカメラの前を横切ったこともあったが、とにかく『歩きスマホ』をゲーム化したアプリなのだ。こんな恐ろしいもん、本当に日本でバンバン流行らせていいのか?

政府がすでに心配して警鐘を鳴らしているようだが、警鐘くらいアメリカでも散々叫ばれている。でも、交通事故は次々起こっている。

冷や水を浴びせるようで大変申し訳ないが、日本という国の、この狭すぎる、余裕のなさすぎる生活環境になじむようなゲームではない気がする。

とはいっても、ほっといてもバカメディアが大はしゃぎで宣伝しまくることは容易に予想できる。大ヒットになるはず。

もちろん、大前提として、大変な素晴らしいゲームであることは確か。その効能も大評判であることも忘れてはいけない。

そこがまずいのだ。恐らく、素晴らしいゲーム過ぎて、度を越して流行ってしまう予想が立つ。

なので…どうしても、心配してしまう。

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