赤ちゃんや幼児がいる家庭では使われていることが多い「ベビーモニター」。筆者も5歳の息子がいるので、いまだに使用しています。筆者のはカメラがついていないモニターですが、離れた部屋にいながら子供の様子を聞き取ることができるために便利なのは言うまでもなく、急に子供の具合が悪くなった時にもすぐに気づくことができるので重宝しています。

使っていますか?ベビーモニター

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現在、小さな赤ちゃんがいる家庭、もしくは「今子供は成長したけど子供が赤ちゃんの時は使っていた」という人もいるでしょう。更に便利なカメラ付きのモニターはイギリスでも大人気。

最近は手持ちのパソコンやスマホと連動させることもできるそうで、ますますその便利性を評価されているのですが…。実はこのベビーモニター、知らない間に誰かに盗聴されているという事件が度々起こっています。

3歳の息子に「知らない人が話してくる」と言われた母

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米ミネソタ州在住のサラさんとジェイさんは、3歳の息子の部屋にベビーモニターを設置してありました。去年のある日のこと、息子が突然「ママ、こわい」と訴えてきたのです。聞けば「夜、知らない誰かが話しかけて来る」と。最初、子供のよくある空想と思っていたのですがあまりにも怖がるので、ある晩両親は注意深く観察することに。結果、恐怖に慄くことが起こっていたのです。

誰かにモニターが盗聴されていた…

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両親は、夜中にモニターから聞えて来る男の声に恐怖を感じました。「ほら、起きて。パパが君を探しているよ…」ゾッとしたサラさんが子供の部屋に足を踏み入れると、畳みかけるようにその男は「ほら、誰かが来ちゃったよ」とまるで見ているかのようにモニターの向こうから話しかけてきたのです。

こんなことが起これば誰だって恐怖で凍り付くでしょう。両親はすぐにモニターのメーカーに問い合わせをしました。すると「あり得ないことではありません」という答えが。そう、実はこのベビーモニター、盗聴されやすい機器の一つだったのです。

All Aboutのサイトでは防犯ガイドの佐伯幸子さんがこのように述べています。

「“赤ちゃんモニター”は、消費電力も小さく、またどんな用事が突然できて赤ちゃんのそばを離れなくてはならないことになるかわかりませんので、ほとんどのお宅では、スイッチを切らずに利用しているようです。

赤ちゃんの泣き声などを感知して、離れたところの受信機に無線で音を送るのですが、この電波は、邪魔になるものがなければ、100メートルくらいは飛ぶものです。その無線を高感度の受信機(盗聴器)で、周波数が合って拾うことができれば…モニターから飛ばされる音をすべて、聞くことができるのです。

赤ちゃんモニターのそばにいるときに、モニターのスイッチを切らずにそのまま会話をすれば、その会話がすべて盗聴器で受信されてしまう可能性があるということです。他人に聞かれたくない家庭の事情や、夫婦のプライベートタイムの会話がすべて筒抜けということになってしまうわけです。」

(「気づかぬうちに盗聴されているかもしれない家庭の秘密 盗聴される!赤ちゃんより親!?」より引用)

盗聴している人物は赤ちゃんや子供だけが目当てではない

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ラップトップやスマホと連動可能なベビーモニターは、より盗聴される可能性が高いそうですが、誰がどこでしているかということは一切わからないために当然、被害に遭った家族の恐怖を煽ります。最近では、ハッカー防止対応のベビーモニターも発売されている様子。もし今後、購入予定のある方は十分メーカーの検討が必要でしょう。

盗聴者は、何も子供や赤ちゃんだけをターゲットにしているのではなく、聞き漏れる家族の会話から「留守になる時間」や「家族構成」などプライバシーのダダ漏れによって、空き巣などの犯罪にも繋がる可能性だってあるのです。

モニターのスイッチが入っている限り盗聴可能

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電話のように話している間のみの盗聴ではなく、モニターをオンにしている限り家族の様子がありありとわかってしまう怖さ。必要時以外、必ずスイッチを切るようにして防犯に努めたいもの。筆者も、便利なためについスイッチをオンにしたままの時があるのですが、気を付けなければと思いました。

オハイオ州でも生後10週目の赤ちゃんのモニターが盗聴されていることが発覚。モニターから聞えて来るその声は「起きろ、起きるんだ」などと、ひたすら赤ちゃんを起こしていたと言います。部屋によっては電波をいとも簡単にキャッチできてしまうということで、被害に遭った家族の家では、この赤ちゃんの部屋が最も盗聴されやすい空間だったようです。

専門家によって、wifiネットワークやモニターのパスワードを変更し、最新のソフトをアップデートすることを薦められたそうですが、一度このような恐怖を経験するとそこに住み続けることさえも怖いですよね。

カメラが自分の動きに合わせて動く恐怖

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また、カンザスシティ在住の母は、ある日ベビーモニターのカメラが自分を追っていることに気付き恐怖で愕然としたそう。誰かに見られているような視線を感じた母親は、その正体がベビーモニターだと知って、思わず「やめて!」とモニターに向かって叫んでしまったと言います。どうしていいのかわからない恐怖を植え付ける悪質な人間は赦せないですよね。

悪質な盗聴をどうすれば防止できる?

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ヒューストン在住のギルバートさん夫妻に起きた恐怖もご紹介しましょう。盗聴していた男は、2歳の女児が寝ている間に「このバカ」などと罵りの言葉を投げかけていたのです。そして両親がそれに気付いて部屋に入ると両親へも罵詈雑言を浴びせるなど、尋常ではない出来事が起こりました。

「幸い、ウチの娘は耳が全く聞えないんです。だからこうした嫌がらせに傷つくことはないけれど、こんなこと許されるべきではありません」と怒りを露わにするギルバートさん。

All Aboutのサイトでも

「他人に知られたくない情報をもらさないためには、電波を飛ばさないこと、つまり、モニターのスイッチを切っておくことです。

赤ちゃんと一緒にいるときは、面倒でもなるべくスイッチをこまめに切ること。

スイッチを切らないのならば、いつでも盗聴される危険性があると認識して、他人に聞かれたくないことはモニターのそばでは話さないようにしましょう。」

と犯罪ガイドは述べています。

現在は、基本の防止方法しかない

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海外のサイトでも「基本の防止方法」として、インターネットとの接続が可能なベビーモニターは、より盗聴される可能性があると指摘した上で、パスワードをマメに変更し強化することやセキュリティーソフトの導入をインストール&アップデートは必須だと述べています。

純粋な子供や、家族を恐怖に陥れるこうした悪質な犯行は身近に存在するもの。できるだけ防止するように心がけたいもの。そしてモニターを設置しているお宅で、もし子供が「誰かが話しかける」と訴えて来たら「盗聴」を疑った方がいいかも知れません。大切な子供たちが安心して夜眠れるように、親はマメにモニターをチェックし、普段はスイッチを切っておくよう心掛けましょう。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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