あなたは、学校の給食が好きだった?

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日本の学校給食とイギリスの学校の給食を比べると質も量も全く違うのだということが、息子を学校に入れるようになって気付きました。

筆者が子供の頃は、コッペパンとご飯食の日が日替わりであり、コッペパンが苦手だった筆者はご飯食の日を楽しみにしていたものでした。現代の日本の学校は質もぐんと良くなり、栄養も更に考慮されてなかなか素敵な給食ですよね。なんだか羨ましい。

日本でも学校で給食システムをとっている場合は、生徒から給食費を毎月集めるでしょう。欧米でも、生徒がその日に「ホットミール」を希望する場合や、学校がバッフェランチスタイルを取っている場合はお金を支払わなければいけません。

筆者の息子が通うイギリスの学校は、自由なので自宅から持ってくる日もあれば給食を食べる日もあって良く、生徒が選べます。給食を食べるならその日に1回分の昼食代を朝支払うというシステム。

学校によってそのシステムが違うためにまとめて給食費を払うところももちろんあります。このほど、その給食費がほんの少し足りなかったために学校の食堂でとんでもない恥をかかされた生徒がいました。

バッフェ式のランチを出す学校に通っていたドミニク君

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アメリカ在住の16歳のドミニク君は、バッフェ式のランチを提供している学校に通っています。昼食時になると、ホットミールを給仕するスタッフが生徒一人一人に何がいいか聞いてお皿へ盛り付けます。

そんなカフェのスタッフがドミニク君に信じられないことをしました。給仕をしてもらうために列に並んでいたドミニク君。順番が来た時にランチを手渡されたすぐ後に「あんたには今日、ランチを食べる資格はないよ!お金を払ってないんだから!」と言いドミニク君からお皿を取り上げ、みんなの目の前でゴミ箱へ捨てたのです。

「ショックでした」

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クラスメートや友達みんなが見ている前で、まさかの屈辱を受けたドミニク君。彼の通う学校では、ランチ代を積み立てしているようでどうやら口座に5ドルの不足金が出ていた様子。そのたった5ドル(約500円)不足のために、給仕されたばかりのランチを取り上げられ、挙句ゴミ箱へ投げ捨てるという行為を受けたのです。これは明らかに行き過ぎではないでしょうか。

「すっごく恥ずかしかった」とドミニク君はその後メディアのインタビューで心境を語りました。もちろん帰宅して何があったかを母親に伝えると、すぐさま母のアマンダさんは学校へ。

「驚きで口が塞がりませんでした」

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息子同様、かなりのショックを受けたアマンダさん。確かに、積み立て口座にお金が不足していたのは親の非でしょう。でもたった5ドル不足で学校側が生徒の親に話すならまだしも、給仕スタッフがみんなの前で生徒自身に恥をかかせるような言動を取ったというのは頂けませんよね。

そこで学校に行ったアマンダさんは驚きの行動に出ました。すぐさま5ドルの不足分を支払い、なんと積み立て不足がある他の生徒たちの不足分までも支払ったのです。学校側はアマンダさんの行為に「そんな必要はない」と言ったそうですが、「他の生徒の誰一人も、ウチの息子のような惨めで恥ずかしい思いをして欲しくないわ」と言い返し、200ドル(約2万円)の支払いを済ませました。

「子供に惨めな思いをして欲しくはない」

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アマンダさんはインタビューで「どんなに親にお金がなくても、子供が学校で給食を食べられずお腹空いた思いや惨めな思いだけはして欲しくないと思いました」と語りました。アマンダさんの行為は「ヒーロー」として話題となりましたが、そもそもランチのお皿を生徒からわざわざ奪い取り、ゴミ箱に捨てるという行為をした食堂スタッフはきちんと罰せられるべきではないでしょうか。

食事を給仕する立場の人間が、食べ物をそんな風に無駄にすることはあってはならないことだと筆者は思います。捨てるという行為だけでなく生徒に対しての侮辱行為も十分子供を傷つけています。ランチのお金が不足しているなら、あくまでも親に対応してもらうべきではないでしょうか。こうした行為を学校側が許しておくのは問題でしょう。

恥ずべき行為をしたのは給食代金を不足させたドミニク君一家ではなくカフェのスタッフ。このニュースを知ったネットユーザーたちは「お母さん、よくやったよね。偉い!」「この学校の対応は間違ってるでしょ」「アメリカって裕福なのになんで学校給食は個人個人で払わなければいけないのか」「こういう子供たちを出さないために給食は廃止すればいいんじゃない?」といった様々な声があがっています。

各自でランチ持参の学校では、経済的に余裕がない家の子供たちはランチを持ってこないそう。食べずに空腹で我慢しているのです。それも気の毒ですよね…。今回のスタッフの行為は明らかに行き過ぎとの声が多く「たかが少額の金額不足で、そこまで人に恥をかかせるべきじゃない」という人に全くもって同感です。

アマンダさんの人為的行為が学校側に伝わって、給仕スタッフにも、生徒に対してもう少し態度を改めてもらいたいものですよね。今後、ドミニク君や他の生徒たちがこのような悲しい経験をせずに楽しく食事できる学校になってほしいと願う筆者です。

出典 YouTube

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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