記事提供:favclip

日本企業では未だメジャーな通信手段といえるかもしれない、FAX。外国人のなかには、「トイレは世界一の先進国なのに、通信手段に関しては未だにローテクだ」と少し皮肉まじりに驚く人もいるほどです。

実際に、テクノロジー関連情報サイト『TECH IN ASIA』では、「日本の本当に時代遅れなもの5つ」に、「CD」「新聞」「FAX」「DVDレンタル」「フューチャーフォン(ガラケー)」を挙げています。

では、なぜ日本では未だにFAXが現役で使われているのでしょうか?

■日本企業、各業界FAX最前線

旅行業界では、ホテルと旅行会社間で客室図面・各旅行会社に販売した客室の販売管理などのやり取りをFAXで行い、それを手動でPCに入力、またはそのままファイリングするという方法が取られています。

食品業界でも、卸売り業者と小売業者との発注をFAXでやりとりする場合が多いのが実情。どちらも、「印刷されたものをそのまま保管できる」ということで重宝されています。

そして、データ入稿が当然のように行われている印刷業界でさえも、相手先の出力デバイスによってレイアウトが崩れる恐れがあるということで、レイアウトもフォントも完璧にコピーするFAXが最上位のツールとして扱われているという実態もあります。

さらに、マスコミ業界では芸能人の婚約発表、謝罪文などは各事務所から各媒体に一斉にFAXで送信されます。

どの業種・業界でも、確固たる理由をもってFAXが未だに現役だという現実があるのです。

■いまだに「PC何それ」ってな業種もまだまだある

また、FAXが現役で利用される理由には、パソコンより圧倒的に操作が簡単で、ネット流出もしにくいという点が考えられます。実際に日々FAXを使用する人たちはさらに、以下のような利点を挙げています。

・ウィルスとか気にしなくていい

・アップデートとかも必要ない

・バージョンが違うから開けないとか言われない

・手書き、押印書類、写真も送れる

・圧縮して送れとか、暗号化しろとか言われない

・メーカーが変わっても機種が変わっても、送信先のFAX番号さえあれば他に何の設定もいらない

・国内なら10桁の数字だけで送れる(E‐mailは英数字+記号を含み、10文字以上ある場合が殆ど)

・白黒ならばワープロ文章だろうと手書きだろうと、図だろうと手軽に送れる(E‐mailは画像変換の手間がある)

・いまだに「PC何それ」ってな業種もまだまだある

出典 http://it.srad.jp

中小企業の多い日本。大企業では割と早くPCのアップグレードに対応することができますが、中小・零細企業ではその対応が難しいという現実も伺えてきますね。

■美しい文字を書く人が尊敬される日本の文化

そして重要なポイントは、日本には手書きを尊重する文化があるという点です。

これだけIT通信機器が発達した世の中であっても手書きの年賀状が喜ばれ、文字が美しい人は「学がある」や「仕事が丁寧だ」と思われる風潮もあります。

日本でまだまだFAXが現役な理由、みなさんは納得できましたか?

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