イケハヤメディアラボの宣伝も兼ねて!これからのデジタルメディアについて、語っておきましょうか。

コンテンツが介入する

これから面白いのは「介入型」のコンテンツです。

優れた人工知能やロボットは、ぼくらの日常生活やコミュニケーションに、コンテンツをもってして、「介入」してくるようになります。

わかりますか。わからないですよね。具体的に説明していきましょう!

グループチャットに「りんな」を入れると…

もっともわかりやすいのが「りんな」の事例。Microsoftが開発しているLINEbotで、この人工知能をグループに入れると、ゲームなんかが楽しめるようになります。

本日12月17日より、日本マイクロソフトの女子高生人工知能「りんな」はLINEのグループチャット、ルームチャットに対応しました。

複数のユーザーとのグループやルームでの会話を楽しむことにより、ユーザーとさらなる感情的なつながりを結ぶことを目指します。

グループチャット・ルームチャットにおいては、ユーザーの皆様により楽しんでいただき、「りんな」をよりよく知っていただくために、従来の会話や能力に加えて下記の3つの特殊な能力を備えさせました。

出典 https://blogs.bing.com

複数人の顔が映った写真をシェアすると、顔をスワップしてくれたりします。

突然ゲームを始めてくれたり。

妻とのLINEに、botを入れる

このアプローチはとても未来がありまして、たとえば「夫婦のチャットに、愛のキューピッドbotを入れる」なんてかたちのコンテンツ提供が可能になるんですよ。

「愛のキューピッドbot」はどんなものになるか。

・記念日に合わせて、昔の写真をシェアしてくれる。
・二人におすすめのデートスポットを教えてくれる。
・一緒に作れる手料理レシピを教えてくれる。
・チャット上で喧嘩が始まったときに、仲裁してくれる。

なんてコンテンツが提供できますよね。普通に妻とLINEで会話をしていると、突然キューピッドが懐かしい写真を投稿してくれ、それを起点に会話を盛り上げることができる。

どうでしょ?はやると思いません?アイデアは無料なので、誰か作っていいですよ。

チームのSlackにbotを入れる

まだ日本では普及してませんが、チーム内コミュニケーションツール「Slack」では、そんなイメージの「介入型bot」が多数開発されています。

普通に便利なところだと、Google Analyticsのデータをチャットに自動で共有してくれる「statsbot」なんかがあります。勝手にチャット画面に投稿してくれるので、いちいちデータを共有する必要がなくなります。

うちの事務所は他にも「ブログ更新チャンネル」を作っており、メンバーが更新する記事が自動で共有される仕組みになってます。

うちは使ってませんが、チームに健康アドバイスを提供してくれる「Instawell」なんてbot型サービスもあったりします。

こうしたbotが優れているのは、「チームのなかに第三者を入れることで、コミュニケーションが活性化する」という点にあります。

「夫婦喧嘩防止ドローン」が作りたい

これは有料マガジンでも書いた話ですが、リアルなドローンを作りたいんですよ。夫婦喧嘩を防止してくれるドローン。

仕組みは簡単。マイクとスピーカーをつけた、小さなドローンを部屋に配置します。こいつは人間の声を聞き取り、一定以上の音量の声量を感知すると、「どうしたの?何かあったの?」と言いながら飛んできます。

このドローン君は、怒鳴りあっているかぎり、ずっと頭上をホバリングして「もうやめなよ~」と仲裁しつづけようとします。浮いているのでユーザーが動作を止めることもできません。

「喧嘩はもうやめたよ」と呼びかけると「そう!よかった!」と言いながら、充電スポットに帰っていく…とか、超面白くないですか?

ぼくらの生活のなかで、このように「人工知能が突然コミュニケーションに介入してくる」ということは、どんどん増えてくると思うんですよね。LINEやSlackのチャット上はもちろん、リアルなドローンやロボットも、どんどん「割り込んで」きます。

介入型コンテンツを作る

介入型コンテンツは面白いと思っていて、先日「説子ちゃん」というSlackbotを実験で作りました。この子をチームに入れると、定期的にニュースを教えてくれます。実験なので実際に稼働はしてませんけどね。

「会話のなかに介入していく」のは、新しいコンテンツのフォーマットになります。この記事のようなブログコンテンツもまた、人々のチャット上で消費されるようになっていくでしょう。

「わざわざ検索して、リンクをクリックして、目的の記事を読む」というのは、消費スタイルとして古くなっていくのです。

とはいえ、「介入型コンテンツ」が普及するには、まだ時代が追いついていません。人工知能もプア&開発しにくいですし、何よりプラットフォームが整っていません。

介入型コンテンツの提供先としては、当座のところは「Slack」が有望なんでしょうね。日本だとまだ広がってませんが…。グループに追加するタイプのLINEbotがどこまで普及するかは謎です。

10年後には、さまざまなコンテンツが「介入」というスタイルで消費、誘導されていくようになるでしょう。Googleを検索するまでもなく、人工知能がコンテンツをサジェストしてくれるのです。

確実に来る未来ですが、今はまだ早すぎます。イケハヤメディアラボに参加して、一緒に虎視眈々とチャンスを狙いましょう。介入型コンテンツに限らず、デジタルメディアのトレンドやマネタイズについて、淡々と情報を共有しております。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス