「盛り塩」をご存知でしょうか?魔除けなどの目的で、家やお店の前に置いている塩のことを指します。最近はあまり目にすることがなくなりましたが、古くからの伝統を守っているという人も多く存在しています。

悪いものを寄せつけず、良いものを取り入れてくれる盛り塩。実は本来の意味は「お清め」や「魔除け」とはまっとく違うものだったのです。

盛り塩とはいったいどういうものなのか、詳しくまとめました。

お店の前にあったり、お祓いなどで使う盛り塩

一般家庭や飲食店の玄関、入り口や水まわり付近に、小皿に盛られた塩を目にすることがあります。
それがいわゆる「盛り塩」といわれるものです。正しいやり方で盛り塩を行えば、マイナスエネルギーや厄を払ってくれます。

出典 http://www.morijio.net

「盛り塩」とは、塩を三角になるように盛って、玄関先や家の中に置く風習のことをいいます。主に厄除けや魔除け、縁起担ぎという意味を持つとされています。このように古来からの伝統になっていますが、盛り塩にはいくつかの由来があるそうです。

本来は好きなひとを誘うために置いたもの?

盛り塩は魔除けのために行われていたと思いきや、恋愛が関係していたようなんです。そのきっかけになった出来事をご紹介します。

当時の中国の皇帝は、何人もの側室(そくしつ)をかかえて、順番に夜の相手をするという優雅な日々を送っていました。
が、優雅なのは当の皇帝で、それぞれの屋敷で皇帝がやってくるのを待っている側室にとっては、つらい日々。
彼女たちは誰もが、皇帝の寵愛(ちょうあい)を独占しようと必死でした。

出典 http://www.zatsugaku-jiten.net

皇帝は夜になると牛車に乗って、それぞれの女性の自宅へと向かいました。しかし、三千人もの待ちわびている女性がいたため、すべてに対応するのは困難でした。そのため、女性たちの皇帝の争奪戦が起きたのです。

ある日、側室の1人が玄関に塩を盛ることを思いつきました。
というのは、皇帝はいつも、牛車(ぎっしや)に乗って、側室の屋敷に出向きます。
塩は、牛の大好物。
大好きな塩につられて、牛が自分の屋敷の前に来たところで立ち止まれば、その日はほかの側室の屋敷に行こうとしていた皇帝も、やむなく自分の家に来てくれるのではないかと考えたのです。

出典 http://www.zatsugaku-jiten.net

牛の好物が塩ということに着目しました。そして、この計画は見事成功するのです。この故事から、盛り塩は「人を呼び寄せるおまじない」として伝わっていきました。

正しい使い方を紹介

基本的なやり方としては、まずは盛り塩の場合、必要となるのは塩とそれをのせるための物です。
一般的にはのせる物は小皿が多いですが、小皿の種類としては陶器などでシンプルかつ自然に近い素材のものがお勧めです。
また無地の白い紙を皿の代わりに利用するというやり方もあり、紙の場合は正方形で素材は半紙が好ましいと言われています。

出典 http://kextukonn.jp

盛り塩は家にある材料でできます。まずは塩と小皿を用意して、試してみましょう♪皿の色に関してはとくに決まっていないので、自分の好きなカラーにしてもOKです!

どんな塩を使うの?

盛り塩に使う塩は、塩釜で作られた天日塩や岩塩などが一般的。家庭でよく使われている粗塩の中には、天然のものであっても、にがりやうまみ成分などが含まれているものがありますが、成分が添加されたものや、焼成方法などで作られた塩は、あまりオススメできません。混ざり気のない、天然の製法で作られた塩を使用しましょう。

出典 http://happism.cyzowoman.com

塩は天然塩を使うようにしましょう。普段使っている塩を使う場合は、成分をチェックしてみてくださいね。

盛り塩を置く場所

設置個所については、やはり人の出入りのある玄関がもっとも多いようで、内側でも外側でも構いませんが、基本的に両サイドにそれぞれ設置するようにしてください。他にも室内の部屋にも設置しているケースもあり、この場合は部屋の四隅に設置することが望ましいのですが、それが難しい場合は両サイドが良いとされています。
また机の上の角に設置しても、集中力が高まるとされています。

出典 http://kextukonn.jp

盛り塩は、置いてはいけない場所はとくに決まっていません。厄を払って、運を引き寄せたい場所に置くのがおすすめです。玄関は魔除け、恋愛は自分の部屋、金運は水回りやトイレ、仕事運はディスクの上などがよいとされています。

盛り方は山盛りが基本

盛り塩は、塩が「盛っている」のが原則。塩を皿に平べったく乗せたものは、盛り塩とはいいません。盛り塩の作り方は、塩を皿の上に盛り、山の形に整えます。山の形であれば雑でも大丈夫。できれば、円錐か四角錐の形に整えましょう。

出典 http://news.livedoor.com

ただ三角錐や四角錐にするのはなかなか難しいです。その場合は少しだけ固めて盛ってみましょう。塩に軽く霧吹きをすることで固まるので、形を作りやすくなります。

盛り塩は交換が必要?

盛り塩でやりがちなのは、塩を置いたら置きっぱなしにしてしまうこと。盛った塩は水を吸いやすいだけでなく、悪い気を吸収しやすいのです。それを放置しておくと、悪い気がどんどん吸収され、たまっていってしまうので、運気の低下を引き起こしやすくなってしまいます。盛り塩の交換は、1週間に1度行いましょう。また、塩が固まっていたり、水に濡れていたら、そのつど交換を。

出典 http://happism.cyzowoman.com

変色してしまった場合も、すぐに交換してください。こまめに確認することが重要となります。交換をする時間などに決まりは無いため、いつでも大丈夫です。また使用した塩はすぐに廃棄するようにしましょう。決して再利用はしないようにしてください。

盛り塩の処分の仕方

使用した塩は処分方法に決まりはなく、そのまま捨てたり、水に流したり、雑草よけにまいてもいいですが、衛生的に悪く悪いものも取り込んでいますので食用にしないでください。また、お風呂のバスソルトとして使用してもいけません。

出典 http://happism.cyzowoman.com

キッチンやトイレなどに流す方法もおすすめです。塩は水に流すことによって、悪い邪気を洗い流すことができるといわれています。

いかがでしたか?盛り塩は、お清めや魔除けがそのまま由来になっていると思っていた方も多いと思います。しかし本来の意味は、好きな人の気を引くためだったということには驚きを隠せません。良いことを招き寄せるという点では、たしかに共通点があるのかもしれませんね。

「古い習慣だから」と最近ではやらない人も増えていますが、良いことばかりの盛り塩。やらないのはもったいないです!ぜひこの機会に試してみませんか?

この記事を書いたユーザー

鳥羽花子 このユーザーの他の記事を見る

広告代理店勤務を経て、結婚後フリーライターに。

エンタメやグルメ、ネットでの流行など幅広く興味があります。
子育てのかたわら、休日はカフェで執筆作業が息抜き。
話題の出来事をわかりやすく、公平な視点で書いていきたいと思います。

得意ジャンル
  • インテリア
  • 話題
  • 社会問題
  • おでかけ
  • グルメ
  • 暮らし
  • カルチャー
  • 美容、健康
  • エンタメ
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス