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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
頭痛には、大きく分けて3つのタイプがあります。1つはよく知られている偏頭痛、そのほかには群発頭痛、筋緊張性頭痛があります。
群発頭痛は、特に症状が重いので、初めて経験すると驚かれる人も多いでしょう。

そこで今回は群発頭痛について医師に解説していただきました。

群発頭痛とはなんですか?

群発頭痛は、眼の奥から側頭部の片側にかけて、短時間の針で突き刺されるような(目の奥をえぐられるような)激しい痛みが起こる頭痛です。

数週から数ヵ月の期間中、毎日出現する頭痛で、夜間・睡眠時等の決まった時間に頭痛発作が起こりやすいのが特徴です。そのため、「群発」頭痛と呼ばれます。

頭痛と同時に、以下の症状も出ることがあります。

・眼球結膜充血
・流涙
・鼻汁
・鼻閉

群発頭痛が自殺頭痛と呼ばれる理由を教えてください

群発頭痛は、片頭痛や筋緊張性頭痛などほかの頭痛と違い、痛みの程度が非常に激しいのが特徴です。

あまりに痛いのでじっとしていられず、頭を壁に打ち付ける人もいるほどです。自殺したくなるほどの痛さと表現されることもあるため、「自殺頭痛」とも呼ばれます。

群発頭痛が起こる原因はなんですか?

眼の後ろ側を通っている内頸動脈が拡張して、動脈の炎症を引き起こすため、目の奥が痛むといわれています。また、目の奥の炎症であるために涙や鼻水が出ることが多くなります。

ただし、なぜ内頸動脈が拡張し炎症を起こすのかは分かっていません。

群発頭痛にかかりやすい人の特徴はありますか

群発頭痛は、0.056%~0.4%程度(1000人に1人程度)発症すると報告されています。

特に20~40歳代の若年~中年男性に発症することが多く、男性では女性の3~7倍かかりやすいといわれています。飲酒、タバコ、気圧の変化が発作を誘発することが多いとされています。

群発頭痛と判断できる目安や医療機関へ行く目安は?

今までに経験したことのないほどの強い頭痛を、特に頭の片側のみに感じる場合、群発頭痛の可能性があります。

また、そのほかにも脳出血など命にかかわる病気が隠れている可能性もあります。このような症状が頻繁に起こる場合は、早めに病院を受診しましょう。

群発頭痛はどのような治療がおこなわれますか?

急性期(発作期)の治療薬としては、スマトリプタンという血管の拡張を抑える薬が投与されます。また、酸素吸入も有効とされています。

前述したとおり、飲酒やタバコが誘因となるため、群発頭痛が起こっている期間中は禁酒、禁煙が必要です。

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医師からのアドバイス

群発頭痛は、それ自体が命に関わることはありませんが、激しい頭痛症状が出ている期間は非常につらいものです。

発作が出ている間は痛みを我慢せず、周囲の人の理解を得るようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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