記事提供:長谷川豊 公式ブログ

※2016年7月18日に公開された長谷川豊公式ブログの記事を転載しています。


今日は「海の日」である。

東京のテレビ各局は相も変わらずの「東京都知事選」報道。東京都民以外にいったい何の関係があるのか?と問いたくなるが、毎分視聴率をあれだけ稼ぐ以上、テレビもやらざるを得ないのだろう。

しかし、この数週間で、間違いなく日本人が一番気にしなければいけないニュースであり、考えなければいけない話は…言うまでもなく南沙の問題のはずだ。

今日もこのようなニュースが報じられ、ヤフーのトップにも上がっていたが、

■中国公船が領海侵入=今年19回目―沖縄・尖閣沖(時事通信)

ついに今年だけで19回目である。日本の領海侵犯は、もう中国にとっては日常なのだろう。言うまでもなく、彼らは「悪い」とすら考えていない。ここは…、

中国を非難している日本人が間違っている、

のである。ここを押さえない限り、この問題は解決できない話だ。

南シナ海。

北を中国。東にフィリピン。西にベトナム、南にマレーシアという位置取りの南シナ海に浮かぶ南沙諸島に、中国が大量の土砂を運び、埋め立て始めていることをフィリピン政府が問題視したのが2014年だ。

驚くほどのスピードで海を埋め立てていく中国。

去年になって撮影された写真では、すでに基地機能をしっかりと備えた、人工島が作り上げられていることが確認された。また、今年の1月2日には、作られた飛行場からの飛行機の離発着実験に成功したことを中国サイドが表明している。

フィリピンなどは厳重な抗議をするも、全く相手にしない中国。

そんな中、先週12日にオランダで国際的な判断がなされた訳だ。

「常設仲裁裁判所」。

国際裁判所で、中国の行為は非難され、認められないものであることが確認された。

当然、中国側は猛反発。

「裁定を『紙くず』と認識して棚上げし、交渉のテーブルにつくことを希望する」(外務次官)と表明したのだが…、

報道では、中国バッシング、一色。

「紙くずだ」という一部分の切り取り一色。

相変わらず、中国、ひどいよな~。

中国、バカだよな~~~。

こんな低レベル報道しかできないなら、報道などやめてしまえ、と言いたい。繰り返すが…。

間違っているのは日本人だ。

こんな認識しかできず、こんな遠くから負け犬の遠吠えしかできないから、何の問題も解決できないのだ。

以前にも一度当コラムでも指摘させていただいたが、

そもそも中国とは「そういう文化の国」である。奪って、奪われて、力づくで歴史を築いてきた、そういう国である。奪われるのがイヤなのであれば、それは「イヤです」と主張しなければいけない。それがないのであれば、奪われてもしょうがない。

そういう国なのだ。

先だって、上海だったか…?中国で初めてのディズニーランドがオープンした。テレビ各局が中継を結んでいたが、その中のリポートでも各社が伝えていた通りで、

普通に横入りはある、

のである。当然である。

それが悪いんじゃない。そういう「文化」なのだ。

これは世界中で起こっている話だ。私もニューヨーク駐在中にブロードウェイのミュージカルに並んでいた時に、どれだけ中国人の家族に真横から横入りされたか。「そういう国」なのだ。それはそれでダメなのではなく、受け入れるしかない。

イヤなら「ちゃんと拒否すればいいだけ」なのだ。

私たち西側諸国が全部正しく、

西側諸国の常識が世界の常識であり、

アメリカの決めたルールだけに世界中が従わなければいけないはずがない。

中国には中国の理論がある。

そもそも、自分たちの国や自分たちの海は…自分たちの手で守るものだ。世界中、ちゃんとみんなそうしているのだ。

自分たちは文句を言う度胸はありません~。

自分たちはひ弱です~。

自分たちは大人しいですぅぅぅ~。

でも、本当は内心、イヤなんですぅ~。

なので…、

僕たちの心情を勝手に察して、

僕たちの嫌がることは勝手に辞めてくださいね~~~。

アホか。

そんな理屈、世界のどこで通用するのか。

「空気を読む」など、世界で日本にしかない文化だ。イヤなことはイヤだと主張しなければ伝わらない。

中国を批判して、その程度のコメントで満足しているテレビのコメンテーターたちはもっと世界に出て中国人の文化をもっと「体験」してきてほしい。

私は、およそ10年後…かな?12、3年後かな…?をめどに、尖閣諸島は中国に奪われるとみている。

その予想は、おそらく当たるだろう。情けないことだが、じわじわと、他国の権利を奪っていくことにかけては、中国の方が圧倒的にプロだ。敵わないだろう。日本の甘ちゃん軍団じゃ。

今日は海の日。

今年だけで、我らの海が19回も領海侵犯されているのに、まぁ、ほとんどニュースで扱わないこと。

何が梅雨明けだ。どうでもいいわ、そんなもん。

自国の海も守れない、危機を伝えられもしないメディアが闊歩している日本だ。もう「海の日」なんて失笑モノの名称、変更したらどうだろう。

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