30年を超えるファミコンの歴史の中でさまざまな周辺機器が現れては消えていきました。シューティングゲームで有用な連射機能付きパッドあたりは、かつてのファミっ子なら誰もがご存知のことでしょう。でも、そんなメジャー周辺機器の陰には、“ソフトとセット”で開発されたものも数多く存在します。

そこで本企画ではゲームコレクターで知られる酒缶氏にご協力いただき、主にソフトの付属品として送り出された=知られざる周辺機器の世界に光を当ててみました。名づけて“ファミコン周辺機器怪界!”。あなたの知らない珍ハードが埋もれているかもしれませんぞ。(編集部)

エアーバック(『エキサイティングボクシング』付属)●コナミ

出典 http://mitok.info

ファミコンソフト付属の周辺機器の中では一番レアで良品を手に入れるのが大変だと思われるのがコレ。エア人形(エアーバック←製品表記)には圧力センサーが内蔵されていて、殴らないと画面の中のライバルくんを倒せない。でも、あんまり強く殴るとエア人形くんの空気が抜けて倒れてしまうのではないかと気が気じゃないんですよ。今も少しずつ空気が漏れてますし。これじゃ良品を探すのは無理ゲーでしょ。

出典 http://mitok.info

日本住宅事情を若干無視したようなサイズ感。空気を入れるのには苦労するが、『ぶん殴る』って爽快! 上司とかに見立ててフックやボディを打ち込んでやれ!!(壊れない程度に)

ハードウエアーバイク(『トップライダー』付属)●バリエ

出典 http://mitok.info

エアバイク(正式名はハードウエアーバイクらしい)を膨らませるには肺活量が必要です。一応、エアーポンプが付属してますが、これで膨らまそうとするとかなりの時間がかかるので、口でやったほうが早……もうヘトヘトです。で、実際にプレイしようとすると60キロの体重制限。結局、腰を浮かせ、バイクを傾けてプレイするので、空気イス状態に。体がかなり鍛えられますよ。

出典 http://mitok.info

意外なほど本格的な作り! ハンドルを使ったコーナーリング、アクセルグリップやブレーキレバーでの操縦は楽しすぎる。これはいまの子どもたちでも喜ぶこと請け合いだ。

ハイパーショット(『スペースシャドー』付属)●バンダイ

出典 http://mitok.info

『ハイパーショット』で有名な周辺機器と同名だけどちがいます。玩具メーカーが考えただけあり、任天堂の光線銃とはコンセプトが異なる仕上り。ごついフォルムで、撃つと手に感触が伝わるなど、妙に銃の再現に力を注いでいます。完全に玩具メーカーが提案するデバイスという感じ。振動させて内蔵スピーカーから音を出すために単2形乾電池を4本も使うのでリアルな重量感が出ちゃってます。

出典 http://mitok.info

男子ムネアツなフォルム。撃てば震え、手元でSEが鳴り響く。肝心のゲームがしょぼいのと、いまや光線銃が使えるブラウン管テレビが絶滅危惧種なのが残念!

パーティタップ(『ギミアぶれいく 史上最強のクイズ王決定戦』付属)●ヨネザワPR21

出典 http://mitok.info

ファミコンはマルチタップを使えば4人プレイができましたけど、このパーティタップを使うと、なんと6人まで同時プレイが可能に。まぁ、早押しで回答権を得た後、その早押しボタンで解答を選択する仕様が微妙にやりづらかったりしますけど。

カラオケスタジオ●バンダイ

出典 http://mitok.info

ファミコンのⅡコンマイクでもなんとなくカラオケはできますが、『カラオケスタジオ』なら付属の本格的なマイクでカラオケが楽しめます。でも、マイクのコード短すぎ! 気持ちよく歌ってオーバーアクションになると、カセットを引っ張って悲しい結末を迎えることも……。

出典 http://mitok.info

このマイク、意外とエコーが強くて驚き。そして「いぬのおまわりさん」から「男と女のラブゲーム」まで老若男女を射程に収めた広角ラインナップが秀逸(あとPVも!)。

麻雀用コントローラ(『井出洋介名人の実践麻雀』付属)●カプコン

出典 http://mitok.info

ファミコンでも、ゲームセンターの麻雀のように各牌にボタンが割り当てられていたらラクなのに……という要望がこれで実現。おかげで家でも本格的な麻雀を楽しめました。シリーズ第2弾にも新型コントローラが付属。

ダイヤルコントローラ(『アルカノイド』付属)●タイトー

出典 http://mitok.info

十字キーとA・Bボタンでどんなゲームにも対応できると思ってましたけど、ブロック崩しのバー操作はやっぱりダイヤルコントローラが必須でした。でも、ゲーセンのあの重厚なパドルコントローラの再現とはいかず。

トンカチ&マット(『スーパーモグラたたき ぽっくんモグラー』付属)●アイ・ジー・エス

出典 http://mitok.info

画面にモグラが出てきたら、マットの該当個所をピコピコハンマー風のトンカチで叩いていくもぐら叩きゲーム。画面を見てからマットを叩くため、どうしてもタイムラグが生じ、なんとももどかしいプレイになるのが気になるところ。最終的にはマットに手を添え、画面を凝視しながら手押しするプレイスタイルが確立。トンカチは肩叩き用に。

出典 http://mitok.info

確かに画面を見ながら手元のマットを叩くのは難しい。あと気になったのは、トンカチはピコピコ鳴りそうで鳴らないし、もぐら叩きなのにサメを叩いたり。いいけど別に。

タブレットボード(『おえかキッズ アンパンマンとおえかきしよう』付属)●バンダイ

出典 http://mitok.info

テレビ画面で絵が描けるようにする教育ソフト。タブレットボードに専用ペンでササッと……いや、実際にはかなり力を入れてズズッと筆圧強めで描きます。でもこれ、操作はシンプルなんですけど、普通に線画を描くのも困難なのが不思議……。続編の『ひらがなだいすき』では文字書きに挑戦できるものの、こちらもハードル高めです。

出典 http://mitok.info

テレビ画面をキャンバスに変えてしまうなんて、確実に子どもの心わしづかみ! 大人的にはペンを走らせると音楽が流れるのが気になるのと、絵を保存できないのが残念すぎ(涙)。

データック●バンダイ

出典 http://mitok.info

バーコード読み取り装置が付いたファミコン用カートリッジ。背面のカセット差込口に『データック』用ミニカセットを入れると、バーコードを使ったゲームで遊べるという寸法。中にはミニカセットを廉価用ソフトの供給メディアとして利用する例もありました。

ファミリートレーナー●バンダイ

出典 http://mitok.info

有名どころを。遊ぶと騒音を立ててしまうため、マンション住まいだとプレイさせてもらえなかったと思われるマット型周辺機器。中央に立つと前後左右にボタンが配置されるA面、1~12の数字ボタンが並ぶB面の2面を裏返して使う仕様です。ふたり並んでプレイできる設計だったので、対応ソフトも10種類と充実のラインナップでした。『エアロビスタジオ』なら比較的静かにプレイできますよ。

出典 http://mitok.info

その場で走れば加速するし、ジャンプすればキャラも跳ぶ。そんなの当たり前と言っても、これを1986年に実現したのはスゴイ。『Wii Fit』もいいが、本当に汗をかくならコチラで。

ハイパーショット(『ハイパーオリンピック』付属)●コナミ

出典 http://mitok.info

こちらも超有名どころ、ですが。アーケード版だと連射に鉄定規やカプセルを使うのが常套手段。でもファミコン版の場合、友達のコントローラなら無茶なプレイは厳禁。素手でのプレイが基本だったため、爪こすりが横行した結果、コントローラ表面の印字が消えてしまうことが多かったですね。

周辺機器というか“おまけ”かも!?

ゲームソフトの中には周辺機器と呼ぶよりは、“おまけ”と呼んだほうがいいのかな……と思われるモノが付いていることも。そんな珍品を紹介!

とびだせメガネ

出典 http://mitok.info

1980年代に雑誌やテレビで流行った赤青メガネを使った3Dコンテンツ。そのゲーム版としてFCソフト『とびだせ大作戦』で使えたのが『とびだせメガネ』。地味ながらも『ハイウェイスター』もこのメガネに対応しました。(『とびだせ大作戦』関連品 ●DOG(スクウェア) ●1987年3月12日)

クライマースティック

出典 http://mitok.info

左手でⅠコン、右手でⅡコンというクレイジーな操作も、小型スティックを十字キーにつけれべば快適に(?)。でも、ビル内に入るとⅠコン普通持ち操作に切り替える必要があるので、スティックが邪魔だったり。なんなの?(『クレイジー/クライマー』付属品 ●日本物産 ●1986年12月26日)

ファミコイン

出典 http://mitok.info

ファミコンではシューティングの斜め移動はやりづらい? そこで付属の『ファミコイン』。500円玉サイズのコイン裏に十字型のくぼみがあり、十字キーに嵌め込めるデザインになってます。ただ、斜め操作が快適かというと……。(『ジャイロダイン』付属品 ●タイトー ●1986年3月13日)

この記事を書いたユーザー

mitok(ミトク)編集部 このユーザーの他の記事を見る

コンビニ・グルメ・ガジェットのおすすめ検証サイト「mitok(ミトク)」の公式アカウントです! http://mitok.info/

得意ジャンル
  • インターネット
  • ライフハック
  • グルメ
  • 料理
  • 暮らし
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス