米・ブラスカ州に住むロバート・クーグラー(robert Kugler)さんの元に、子犬だったベラがやってきたのは今から9年前のこと。それからはずっと一緒でした。しかし2015年の5月、大切なベラが骨肉腫だと診断を受けます。そして獣医師からは、足を切断するか、それが無理ならなるべく早く安楽死させた方が良いと伝えられたのです。

ロバートさんは、ベラの足を切断する事に決めました。しかし病状はかなり進んでおり、足を切断したものの、癌は肺に転移していました。余命は3ヶ月、長くて半年…

それを聞いたロバートさんは、ある決心します。それは余命わずかなベラの為、できるだけ一緒に過ごすこと。

「僕が家に帰ったらベラが冷たくなっている・・そんな事は絶対に嫌だったんだ」

最初の3ヶ月は、自宅でベラと共に過ごしていたロバートさん。「けれど、それは完璧じゃないって感じたんだ」

「だって余命宣告を受けたからといって、ベラの犬生はまだまだ沢山の可能性を秘めているはずじゃないかって!」

そして、1人と1匹は旅に出たのです。

実はロバートさんは、2007年にイラクでお兄さんを、その後には一番上のお姉さんを交通事故で亡していました。「この経験は、僕の人生観を大きく変えさせたんだ」

「自分の人生でやりたいことがまだまだある!という人が、本当にあっけなく死んでしまう事がある」という事を、兄姉たちの死をもって実感したというロバートさん。人生に「あとで」や「いつか」なんてない。今大切なものを、何よりも大切にしないと・・今できることと今やらないと…失ってからでは遅いんだ!

そしてこの旅で、ベラはその命の輝きをぞんぶんに見せてくれす。

ロバートさんは、タイミングよく学校を卒業したばかりだった為、就職をせずにベラと旅に出る事を選びました。けれど、この旅はただの思い出作りのセンチメンタルな旅ではありません。

「この旅は、僕自身の人生というものに向き合う旅でもあるのさ。僕は今、ベラと一緒に”僕たちの冒険”を進めている所なんだ」

余命宣告というショックな出来事がきっかけの旅ではありますが「今、ベラはまた生きているんだよ。だから沢山のチャンスをあげたい」と語るロバートさん。そしてまた、そうやってベラと過ごす時間こそが「今の自分にとっても一番の目的だと感じてる」という言葉からはポジティブなパワーしか伝わってきません。

ロバートさんとベラの写真を見ていると、命というものは、いつ、どうなるのか誰にもわからない。だからこそ、この瞬間を大切に思い切り味わって過ごさなくちゃ勿体無い!という事に気付かされます。

この旅の最初、ロバートさんは以前所属していた海兵隊のパーティーへ出席するためシカゴへ向かいました。もちろんベラも一緒に。そしてそのまま旅を続け、ナイアガラの滝やニューヨーク、ワシントンDC、と横断していきました。

「僕らは、5ヶ月間の旅で数千マイルの冒険をしたんだ。そして沢山の友人ができ、素晴らしい思い出を作ったのさ!」

車中泊やキャンプ、友人になった人の家に泊まらせてもらったことも!

ロバートさんは、ベラとの冒険の旅の様子をInstagramやFacebookで伝え続けました。Instagramのフォロワーは5万3千人を超え、世界中の人も、彼らの冒険の旅を一緒に楽しみました。

「彼女の前足を切断すると決めた時は、本当に大変だった。でも今は、あの決断が最高の判断だったって言えるよ。だってあれから14か月が経ち、僕らは今、第二の冒険の旅に出てこれを書いているんだから」

なんと最初の冒険の旅を終えたロバートさんとベラは、すぐに次の冒険の準備を初め、ナッシュビル、カロライナ州、ミズリー州、ケンタッキー州、ジョージア州と沢山の街を訪れる計画を持って出発、現在もまた冒険の旅の真っ最中なのです。

FacebookやInstagramでは、今回紹介しきれなかった素晴らしいい写真が沢山あります。ぜひ、彼らの冒険の旅をチェックしてみて下さいね。

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