記事提供:Doctors Me

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ファスティングとは、いわゆる「プチ断食」のことで、一定期間、食事を摂らないダイエット方法です。
断食をすると、消化吸収に向けられている代謝が、生命維持の大事な代謝に向けられるようになるとも言われています。

今回は、このファスティングについて、栄養士の先生に話を聞いてみました。

ファスティングとは、そもそもどういうものですか?

ファスティングは、一定期間、食事をほとんど摂らないダイエット方法です。

日頃から、ご飯や麺などの炭水化物が中心の生活だったり、糖分の多いスイーツを食べていたり、揚げ物やスナック菓子など高脂肪・高カロリーで食べ過ぎの食生活を送っている人は、脳の満腹中枢が麻痺して食欲が抑えられず、中毒状態に陥っている可能性があり、内臓も非常に疲れている状態になっています。

そういう「健康を害する食生活」がやめられない人は、ファスティングを利用してリセットし、健康的な食生活に変えられる可能性があると考えられます。

また、休めることで、身体にたまっている老廃物などを排出し、身体本来の力を引き出します。

ファスティングにはどのような種類がありますか?

ファスティングの方法にはいろいろあり、断食の期間が半日や2〜3日という短いものから、ひと月単位の長いものまであります。

また、ファスティング中も、水、酵素ドリンク、野菜ジュース、スープなどは食べてよいという方法などもあり、いわゆる昔からの「何も食べない断食」とはイメージが違うようです。

ファスティングにはどのような効果がありますか?

一定の期間、固形物を摂らず、水や野菜ジュースなどだけで過ごすことにより、胃や十二指腸、大腸、すい臓、肝臓、腎臓などの消化器系に炎症が起きていた場合も、その組織に休息を与えられます。

そして再生されて、栄養をよく吸収するようになる、といった可能性が考えられます。

過剰なファスティングで起こりうるリスクやデメリットはどんなものですか?

過剰なファスティングにより、以下の症状が出る可能性があります。

・めまい、倦怠感など、体調不良を起こすことが多い
・繰り返しているうちに、体重が減少しにくくなる
・ファスティングの終了後、食欲増加を招きやすい
・ストレスの原因になりやすい

正しいファスティングのために、気をつけた方が良いことはありますか

健康な生活を送っている人であれば、ファスティングそのものが必要ないと考えられます。また、体調が悪いときはやめた方がよいでしょう。

また、以下の人は、医師の指示がない限りファスティングをおこなうのは危険だと考えられるので、自己判断でおこなうのはやめましょう。

・精神病などで物事の判断が難しい状態の人
・妊娠している人
・未成年
・やせすぎの人(BMIが19以下)
・腎臓、肝臓疾患、あるいは慢性の病気を患っている人
心筋梗塞脳卒中を起こしたことがある人、不整脈のある人
・悪性腫瘍がある人
・肺の機能不全がある人
・やせ型の糖尿病の人
膠原病や難病の人

最後に医師からアドバイス

「自分にはファスティングが自分には有用」だと考えて実行する場合も、まずは専門医に相談したうえで始めることをおすすめします。

(監修:Doctors Me 栄養士)

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