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『幸福学』という学問を聞いたことがありますか?

人間の幸福のメカニズムを心理学・統計学・科学の手法を使って研究する分野です。

幸福学研究の日本における第一人者である、慶應義塾大学大学院教授の前野隆司先生の著書より、幸せな子供を育てるカギをまとめてみました。

幸福学ってなに?

『幸福学』とは、人間の幸福のメカニズムを心理学・統計学・科学の手法を使って研究する分野です。世界中に研究者がいるのですが、近年その発表論文数は増え続けています。NHKの白熱教室でもとりあげられ、注目を浴びました。

人が「幸せ」を感じるメカニズムとは何か。「幸福」の謎を解き明かせば、人類はより幸せになれるのではないか。

いま「幸福」の正体をアカデミックに解き明かそうと、分野を超えた研究が進められています。

個人の強さや積極性にスポットを当てる「ポジティブ心理学」、社会福祉の立場から幸福を考える取り組み「ウェル・ビーイング」、そして脳内物質や脳そのものの機能を解き明かす医学…。

これらを統合した新しい学問が「幸福学」と呼ばれるもの。

出典 http://www.nhk.or.jp

そんな幸福学研究の日本における第一人者であり、白熱教室にも登場されていた慶應義塾大学大学院教授の前野隆司先生の著書より、

『長続きする幸せを感じるためのポイント』と『幸福になるための4つの因子』を学んで、幸せな子供たちを育てるためのカギを見つけていきましょう!

幸せを感じるためのポイント

あなたはどんな時に幸せを感じるでしょう?

お給料が上がった時?ボーナスで好きな洋服を買った時?子供達と公園で遊ぶ時?ママ友と楽しい話題で笑い転げている時?

研究によると、幸せには『長続きする幸せ』と『長続きしない幸せ』があるようです。

幸せには、長続きしない幸せと長続きする幸せがあります。

長続きしない幸せは「地位財」による幸せです。地位財とは、金、モノ、地位など、他人と比べられる財です。

ダニエル・カーネマンらは、感情的幸福は、年収7万5000ドルまでは収入に比例して増大するのに対し、7万5000ドルを超えると比例しなくなる、という研究結果を得ています。

一定以上の経済的な豊かさやモノの豊かさは、必ずしも幸せをもたらさないのです。

出典 http://www.recruit-ms.co.jp

なんと、研究によると、お給料があがってもその瞬間幸福度・満足度はあがるが、長続きせず、また平均値に戻ってしまうそうです。

また、7万5000ドル以上収入がある人は、それ以上お給料があがっても、幸せ度はそれ以上比例してあがっていかないとのこと。

ついつい、私たちは「もっとお給料が高かったら幸せなのに」「もっと広い家に住めたら幸せなのに」と考えてしまいがちですが、実はそれは『幸せを求める方向』が違っているのです。では、なにが長続きする幸福なのでしょうか?

一方、長続きする幸せは「非地位財」による幸せで、他人との比較に関係なく幸せを感じることができます。

ここには環境に恵まれている幸せ、健康である幸せなどのほかに、「心の要因による幸せ」が多く含まれています。私は因子分析によって、心の要因による幸せを「4つの因子」に整理しました。

この4つを満たせば、私たちは長続きする幸せを手に入れることができます。

出典 http://www.recruit-ms.co.jp

幸福な子供を育てる4つのカギ

慶応義塾大学で「幸福学」を研究する前野隆司教授の『幸せのメカニズム』によると、1500人の日本人に対するアンケート調査を統計学を用いて分析したところ、人間の幸福を決める因子・カギが大きく4つの要素に分けられることが分かったそうです。

ということは、その4つのポイントに注目して子供たちに接していけば、幸せな子供を育てるカギになるのではないでしょうか?

①やってみよう因子(自己実現と成長の因子)

まず一つ目の因子は“やってみよう”因子と名付けられています。

「自己実現」や「成長」がキーワードの因子です。

「私はできる!」「私は社会の役に立っている」「私の人生は変化、学習、成長に満ちている」「今の自分は『本当になりたかった自分』である」などの質問と関連が高い因子です。

「自分の強みを活かせているか?」、「自分が成長している実感はあるか?」などの要素。例えば自分の強みを把握し、それを社会に活かせるようチャレンジすることが幸福度アップにつながります。

出典 http://happyw.jp

子供たちへの声かけの仕方やいろいろな機会の与え方などに生かせそうですね!

例えば「○○ちゃんはこんなことができるようになったね!」「去年はこれくらいだったのに、今年はこんなこともできるようになったね!」など、成長を実感させる言葉がけができそうです。

また、そんな風に成長を実感できるチャンスを作ってあげる、というのも大切ですね。

②ありがとう因子(つながりと感謝の因子)

二番目は“ありがとう”因子。

「つながり」や「感謝」「愛情」「親切」などと相関が高い因子です。

「人の喜ぶ顔が見たい!」「私は愛されている、大切にされている」「私は人生において感謝することがたくさんある」「ほかの人に親切にしたい、助けたいと思っている」などの質問と関連が高い因子です。

「人を喜ばせているか?」、「感謝することはたくさんあるか?」などの要素。仕事の同僚やビジネスパートナー、プライベートでは家族や友人、趣味のつながりなど。人との安定した関係を築けるかどうかが大切ですね。

出典 http://happyw.jp

面白いのは、友人の数が多いかどうかはあまり幸福に関係せず、幅広い種類の友人がいたほうが幸福度が高いところ。いろんな国籍、性別、年齢、職業の友人を持つように心がけたほうがいいわけですね。

出典 http://yuchrszk.blogspot.jp

子育ての場面では、ただただ子供たちを愛し、存在に感謝する!それだけで第二因子は満たせそうですね。

付け加えるとすれば、積極的にひとを助ける機会(お手伝いやボランティア)を与えたり、いろいろな種類の友人ができる(学校だけではなく、近所や習い事など)ようにサポートする、などを親ができそうです。

③なんとかなる因子(前向きと楽観の因子)

3番目の因子は“なんとかなる”因子。

「楽観性」「気持ちの切り替え」「積極的な他者関係」「自己受容」などと関連が高い因子です。

「ものごとが思い通りにいくと思う」「不安や心配をあまりひきずらない」「友達と仲良くできる!」「自分は人生で多くのことを成し遂げてきたし、満足している」という質問だそうです。

「ものごとが思い通りにいくと思っているか?」、「失敗や不安をあまり引きずらないか?」などの要素。

楽観主義は「そこそこで満足できる」態度にもつながっていて、ある程度のところでOKを出すのが大事なのだとか。

完璧主義に陥ってしまうといつまでも満足できないことがあるので要注意です。

出典 http://happyw.jp

3番目の因子を子育てに生かすにはどうしたらいいでしょうか?

この中でも『自己受容』の項目が、特に幸せと相関が高いと前野教授は述べています。

『自己受容』を高める子育てについては、また別の機会にしっかり書きたいと思いますが、

なによりまず子供たちに前向きな声かけをすること、失敗してもそれをしつこく叱るよりも、励まし気持ちを切り替えるのを手伝ってあげる、というのがよさそうですね。

④あなたらしく因子(独立とマイペースの因子)

4つ目の因子は“あなたらしく”因子。

「社会・他者と自分を比べない」「自分をはっきり持っている」などと関連の高い因子です。

「自分のすることと、ほかの人がしていることをあまり比較しない」「自分自身について、よくわかっている」「テレビを見るときはあまり頻繁にチャンネルを切り替えない」などの質問と関連があるそうです。

「自分と他人を比べずに生きているか?」、「人目を気にせず物事を楽しめるか?」などの要素。本書によれば、マイペースを維持するためには「メタ認知(自分を“他人事”のように見る能力)のトレーニングが重要」とのことです。

出典 http://happyw.jp

自分と他人を比べずに生きているか?他人や環境のせいにしていないか?自分についての信念は変化していないか?人目を気にせず物事を楽しめるか?といった要素。

一言でいえばマイペースが大事ってことですかね。本書によれば、マイペースを維持するためには「メタ認知(自分を“他人事”のように見る能力)のトレーニングが重要だ!」ってことです。

出典 http://yuchrszk.blogspot.jp

前野教授は「オタク・天才・達人」を目指せ!と著書の中で書かれています。

子供が興味を持つこと、好きなことを徹底的にやらせてみる。そんなかかわり方が幸せな子供たちを育てることにつながるのではないでしょうか?

いかがでしたか?幸せになるための4つのカギ。

まずお母さんたちである私たちが実践して、子育てに生かしていきたいですね!

Have a HAPPY life♥

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