イギリス北西部マーシーサイド在住のゲイル・ツイストさんは3児の母。息子のベン君(11歳)は自閉症でてんかん発作を起こす神経疾患を患っています。このほど、そのベン君に担任教師が心温まる手紙を送ったことでゲイルさんは感激し、ツイッターに投稿しました。

ベン君は5歳の時に自閉症と診断を受けました。公立の普通の学校に通っていましたが去年から特別指導を受けられる学校へ転校。そこではベン君のように自閉症の子供たちだけでなく、身体的に障がいのある子供たちや言語能力に限界がある子供たちなど様々な個性の子供が一対一の授業を受けています。

「試験は君を評価するほんの一部にすぎないからね。よく頑張ったね」

出典 https://twitter.com

残念ながら、ナショナルカリキュラム(共通初等教育)の全国統一試験に落ちてしまったベン君。ベン君が自閉症であることを熟知している担任教師のクラークソンさんは、ベン君が落ち込まないようにと励ましの手紙を送ったのです。

その手紙を読んで母のゲイルさんは号泣。そこには、どれだけベン君が一生懸命頑張っているか、どれだけこの1年で進歩があったかを称賛した内容が書かれてあり「試験はあくまでもあなたを評価するほんの一部にしか過ぎない。あなたには他に素晴らしいところがある」とベン君の誇れる点が箇条書きにされてありました。

「ベン君、これはとても大事なことです。試験は君を評価するほんの一部だということをどうか理解してください。あなたは試験以外に優れた才能や技術があり、これまでとてもよく頑張って来ました。

試験に含まれなかったあなたの素晴らしいところは以下の通りです。

●芸術的な才能がある
●チームで学習できる
●独立精神がある
●親切な心を持っている
●自分の意見をはっきり表現できる
●スポーツが得意
●友達を作ること、友達と仲良くすることが得意
●自分自身の進歩について討論し評価することができる
●何かをデザインしたり作ることに長けている
●音楽が得意

私たちは、君がこれだけ色んなことができて異なる才能を持っているということに非常に嬉しく思います。つまり、君はそれだけ特別な人ということになるんですよ。私たちは君をとても誇りに思います。これからも成長を楽しみにしていますよ。」

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テストでは評価されなかったベン君の素晴らしい部分を、ちゃんとこの担任教師は理解してくれていたことがわかり、ゲイルさんは胸が熱くなりました。

良い先生に恵まれて良かったね、ベン君

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ベン君の通う学校は、Special Needs(特別指導)が必要な子供たちが通う学校。だからきっと先生たちも、一人一人の個性ある子供たちを十分に理解しているのでしょう。とはいえ、試験の結果と共に送られてきたこの手紙は心温まるものでした。ゲイルさんがツイッターに投稿するやいなや3,600件以上のリツイートと7,000以上の「いいね」が集まりました。

自閉症の子供を持つ母親にとって、子供が学校でどのように過ごしているかはかなり心配なはず。でも、こんな素晴らしい担任教師がいるのならゲイルさんも一安心。試験だけがその人を評価する題材とはならないことをちゃんと理解している先生って素敵。

先生の手紙はベン君の個性をより一層伸ばす大切なエッセンス。ちゃんとそれを生徒に伝えることで、ベン君も自分に自信を持ってこれからも学校生活を楽しく送ることができるでしょう。頑張ったベン君にも、そして温かい手紙を送ったクラークソン先生にも拍手ですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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