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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
子宮頸がんは、20歳~30歳代の女性が発症するがんとして知られており、近年ワクチンの問題などでも話題になっています。
20歳代以降の性交渉の経験がある女性は、子宮頸がん検診が早期発見・早期治療のために重要です。
そこで今回は、子宮頸がんの結果の用語について医師に解説していただきました。

子宮頸がん検診で出てくるLSILとはなんですか?

子宮頸がん検診では、子宮膣部の細胞を採取して、細胞が正常かどうかを調べます。検診結果は、ベセスダシステムという分類で記載されます。

その結果のひとつに、「LSIL」というものがあります。
これは、low grade squamous intraepithelial lesion(低異型度扁平上皮内病変)の略語で、HPV感染や軽度異形成と考えられるものです。

LSILと結果が出た場合、精密検査を受けることになりますか?

子宮頸がん検診でLSILという結果だった場合にはさらなる組織診断が必要となります。その結果、「異形成なし」「軽度異形成」「中等度異形成」であれば、治療の必要はなく、3~6ヶ月ごとの定期的な細胞診で様子をみます。

組織診断の結果、「高度異形成」「上皮内癌」だった場合、子宮頚部の病変部分を削り取る円錐切除が必要です。

他に子宮頸がん検診で出てくる用語はどんなものがありますか?

ベセスダシステムの分類の結果は、LSILだけではありません。
正常なものから異常なものの順にランク付けされていて、以下のように分類されます。

・NILM(異常なし)
・ASC-US(意義不明な異型扁平上皮細胞)
・LSIL(低異型度扁平上皮内病変)
・ASC-H(HSILを除外できない異型扁平上皮細胞)
・HSIL(高異型度扁平上皮内病変)
・SCC(扁平上皮細胞がん)

子宮頸がん検診を受けた方がよい症状はあるでしょうか?

一般的に初期のがんでは、痛みなどの症状はありません。子宮頸がんも同様ですが、自覚症状として性交渉したときに、子宮頚部への刺激によって出血することがあります。

子宮頸がんが進行すると、子宮の入り口をがんが覆ってしまうために、子宮の中に感染が起こり、膿がたまったり、下腹部痛や発熱が出たりことがあります。
さらに進行すると、がんが膀胱まで浸潤して、血尿や頻尿がみられることがあります。このような症状がある場合には、なるべく早めに婦人科を受診しましょう。

また、早期に子宮頸がんを発見するために、症状がなくても定期的に子宮頸がん検診を受けたほうがよいでしょう。

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医師からのアドバイス

子宮頸がん検診でLSILという結果だった場合には、もしかしたら子宮頸がんやその前段階になっている可能性があります。

検診結果にしたがって、早めに婦人科でより詳しい検査を受けるようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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