大手病の学生を減らしたいと思いました。

大手に行ってもハッピーじゃないぜ!

イケダハヤトです。大手病にかかってました。

2009年卒で、従業員2万人以上の大企業に就職しました。ちっとも受からず、就活うつになりかけました。マジです。

大企業は11ヶ月でやめ、ベンチャー企業に転職。会社自体が肌に合わず、社会人3年目にフリーランスになりました。今は自分で会社を経営して、楽しくのんびりやってます。高知に遊びに来てください。

さて。かつて大手病だったぼくに伝えるつもりで、大手病を克服するための処方箋を提供したいと思います。

1. そもそも倍率が高すぎる

大手企業に入りたい気持ちは、まぁわかりますよ。ぼくもそうでしたしね。

が、それは賢くないんです。根本的に、倍率が高すぎるので。

ぼくは出版業界をメインに受けたのですが、リアルに考えて、倍率は数百~数千倍だった記憶があります。角川書店とか、新卒募集していたけど、結局採用ゼロでしたね…。

あなた。冷静に考えてください。倍率数千倍なんて、よっぽどずば抜けた何かがないと、受かるわけないですよ。

まずは学歴でフィルタリングされます。当たり前ですね。

次は顔写真でしょうかねぇ。自己PRとかほとんど読まれないと思いますよ。みんな同じだし。

で、面接で見られるのは「こいつは上司の言うことを聞きそうか否か」です。優秀すぎる人や、生意気そうな人は落とされます。某大手出版社で面接やってる部長級の方が言っていたので間違いなし。

倍率が高すぎるので、選考フローが雑になり、「運の問題」に近づいていきます。あなたがどれだけ優秀でも、ろくに面接してもらえず、結局はよくわからない要因で内定が決まってしまいます。

んで、ろくに面接をしていないので、内定後にミスマッチを経験する可能性も高い。ぼくはそうでした。せっかく入った大企業に、いまいちなじめなかったんですよねぇ…。

くだらないですよねぇ、ほんと。就職先を決めるなら「倍率」で見た方がいいですよ。倍率が低い優良企業なんでごろごろありますから。あなたのことをしっかり見てくれるので、ミスマッチを起こす可能性も下がりますよ。

2. 大企業は「社畜」を求めている

あえて言い切っちゃいましょう。大企業は「社畜」候補を求めています。どどーん。

そりゃあ、彼らも口では「我が社を変える人材を求めています」「イノベーションを起こしてください」とか言いますよ。

でも!99%の会社は、現場レベルではそんなことを求めていません。だから、「我が社を変える人材」を求めてしまうわけですよ。わかりますか。「イノベーションが起こる環境がない」ので、イノベーションを起こせる人材を募集しようとしてしまうのです。

よほどクレイジーな会社でないかぎり、大きな会社は、ほとんど自動的に「社畜」を欲するようになります。組織というのはそういうものです。「おとなしく言うことを聞いてくれる人」が多ければ多いほど、マネジメントがしやすくなるからです。

大企業に就職すれば、あなたには「仕事」「部署」「上司」「同僚」が割り振られ、それに従って働くことになるでしょう。

それがダメなんですよ。仕事は選んでください。上司も選んでください。働く仲間を選んでください。売りたくもないものを売ったって、人間は成長しませんよ。

3. 大企業では、やりたいことができない

なんで大企業をやめたかというと、やりたいことができないことが、わかっちゃったんですよね。

もう少し正確にいうと、「やりたいことができるまでに、ものすごい時間がかかる」上に「やりたいことが、多数決で歪められ、違うものに変わっていく」というところでしょうか。

人が多すぎるんですよ、要するに。新規事業一つとっても、大企業だと「関係のない部署の上司」とかがなぜか絡んできますからね。

大企業で磨かれるのは「ハンコをもらう能力」です。そんなものは、実際の経済のなかではほとんど役に立ちません。さっさとことを進めて、新しい価値を生み出す側に回らないと、生き延びることはできませんよ。

4. 大企業では、自分が埋没する

いうまでもなく。これからは「個人の時代」です。だったらなんで、大企業に入るんでしょうね。

ぼくが不思議なのは、なんでみんな、電通に行こうとするのか?です。

優秀な人なら、自分で何かやればいいじゃないですか。今の時代なら、広告キャンペーンのひとつやふたつ、自分で手がけられるわけですし。「予算がないとできない」なんてのは、無能であることの証ですよ。

「電通に入って広告賞取りました」と自慢げに語る人がいるけど、ほんとうんこだと思います。そんなの、あなたの実績じゃないでしょ。電通がすごいだけですよ、ほんとうに。

どうせぼくらは、自分の名前で生きていかなくてはいけないのです。大企業に入って自分の力をごまかしていると、いざフィールドに放り出されたときに、戦えない人間になりますよ。

5. 大企業では、自分の人生を選べない

もっとも大企業がダメなのがこれ。一度会社に入って埋没して社畜化すると、自分の人生を選べなくなります。

大企業では「突然の転勤辞令」が割と一般的です。「あなた、来月から新潟支社で働いてね。3年くらいはそこで経験積んでね。八王子にマイホーム買ったばかりだけど、単身赴任する?」みたいなことが起こるわけですよ。

なにそれ、奴隷労働?信じがたいです。人権無視じゃん。

希望してもいない部署にいきなり飛ばされることも、ほんっとーに!よくあります。やりたくもないことをいきなりやらされるなんて、ほんと信じられないですよねぇ。意味がわからない…。

総じていうと、大企業で働く従業員には「選択権」がありません。自分がどのように働くか、どこで働くか、誰と働くか、いくらもらうか…。非常に重要なことにたいして、常に選択肢が用意されていないんです。

誰と働くか、どこで働くかなんて、めちゃくちゃ重要だと思いますけどね…。「こどもができたら在宅勤務を中心にしたい」という基本的人権レベルの権利すら、いまだに擁護されてないし…。どんだけ日本社会は遅れてるんだ!と思います。

大企業に就職すれば幸せなんて、昭和の価値観っすよ。時代は変わっているのです。大手病にかかっている方は、中小企業、ベンチャー、NPO、地方求人、新卒フリーランスなどなど、幅広く見てみるのをおすすめします。

うちのアシスタントは就活ができずに、そのまま地方でフリーランスになりました。99円で本作ったのでぜひ。

人生は大手企業で働くだけじゃないよ

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