犬肉農場からの犬たちの救出手段は

2016年6月、韓国の原州市(ウォンジュし,げんしゅうし)にある犬肉農場からヒューマン・ソサエティ・インターナショナル(国際動物愛護団体)によって犬たちが救出されました。

これまでにも、中国や韓国の犬肉農場から同団体が犬たちの救出劇を書いてきましたが、彼らはどうやって犬肉農場から犬たちを救出しているかご存知ですか?

犬肉農場の経営者にお金を払って犬たちをすべて引き渡してほしいと交渉しているのです。お金を渡すにあたっては、犬肉農場を閉鎖することが条件となります。その後農場は、果物や野菜を栽培するということを約束させているのです。

韓国政府の調べによるところ、韓国には韓国には約17,000もの犬肉農場があり、その中には毎年食肉として200万頭もの犬を供給している所もあるということです。

出典 http://www.nytimes.com

韓国江原道南部の町、原州市の犬肉農場から犬たちを救出

食文化の違い

韓国も中国も古くから犬を食する文化があるため、犬肉農場を経営することは、「恥ずべきことではない」と思われているのです。

日本も昔からクジラや馬を食する文化があるのと同じだと考えてみれば、その考え方は日本人には多少理解できるかもしれません。欧州では日本人もクジラや馬を食する野蛮人と考えている人たちは少なくないのです。

日本ではウサギはペットですが、欧州では、ウサギを食しています。また日本人の中にもウサギを食べている人はいます。食文化の違いは、国によって違うのです。

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くじらのお刺身 日本ではクジラ肉や馬肉がスーパーマーケットで普通に売られています。

ポシンタン

出典 http://www.konest.com

韓国の伝統料理ポシンタン。漢字で「補身湯:身を補う湯」と書かれるように、スタミナ料理の代表格とされています。

韓国料理のポシンタンは、食用の赤犬の肉を裂き、長ネギ、セリ、エゴマの葉などと唐辛子ベースのスープで煮こんだスープです。古くはケジャンクッ(「ケ」は犬の意)と呼ばれていましたが、現在はポシンタンはじめサチョルタン(四節湯)、ヨンヤンタン(栄養湯)などの名で通っています。暦上で最も暑いとされる伏日(ポンナル)の定番食とされています。

救出された犬たちはアメリカでペットとして生きていく

6月に国際動物愛護団体が救出した韓国原州市の犬肉農場では、食肉として売却予定だった260頭の犬たちが救出されました。

同団体は、アメリカにペットとして犬を引き渡す代わりに犬の数によって約2千ドル~6千ドル(約20万~60万円)を犬肉農場に支払います。同団体は2015年までに5つの韓国の犬肉農場を閉鎖することに成功しています。

救出した犬たちは、渡米させ、全米各地の動物愛護団体のもとで里親探しが行われます。

出典 http://www.nytimes.com

原州市の犬肉農場から救出され渡米を待つ犬たち ソウルのインチョン空港にて

犬を食べない人たちが増加傾向

近年のペットブームも手伝って、韓国でも犬を食べない人たちが増え始めています。今でも韓国で犬を食する人は主に高齢の男性たちだと言います。韓国では動物の権利を主張する政党も出てきたそうです。国際動物愛護団体では、2018年冬季オリンピックに向けて韓国が国際的なイメージを良くする上で、国を挙げて犬肉農場の閉鎖に繋がることを期待しています。

出典 http://www.nytimes.com

アジア全体では、毎年30億匹の犬たちが食用とされていると推測されています。

参考資料

犬を食べるために殺すことには個人的には反対ですが。。

この問題は、本当に微妙で難しいのです。牛や豚、鶏はどうなる?牛だって殺される時には涙を流すのだ、豚は愛すべきペットとしている人もいますし、鶏だって慣れればかわいいのです。かといっていきなりベジタリアンになれますか?

日本はクジラを食べるといって欧州から批判されていますが、その欧州ではキツネ狩りを未だに行っていますし、ペットとして需要の高いウサギも食べています。またアメリカでは動物愛護の動きがとても強いですが、毎年鹿狩りが合法的に認められており、大量の鹿たちが増えすぎるからという理由で殺されています。更に日本でも東京では韓国料理店にて犬肉を好んで食べている日本人が増え始めているそうです。

強いて言えば食べるために殺ろすのであれば、まだ納得できるかもしれませんが、日本を含め欧米では、単にいらないからという理由でシェルターで殺処分される犬猫たちが大量にいます。こちらの方がずっと問題だと思うのですが。。あなたはどう思われますか?

犬肉農場について過去にアップしたお話

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さくらまい (Mai Sakura) このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。
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