トラッカーの父親は消防士です、幼いトラッカーにとって消防士の父親は憧れのヒーロー。いつしか彼は父親のような立派な消防士になるのが夢になっていました。

しかしそんなトラッカーが2歳になる前に突然彼を病魔が襲います。

幼い少年を蝕む病魔の正体は「進行性の神経系の癌、神経芽細胞腫」でした。

神経芽細胞腫(神経芽腫)はこどものがん(癌)の代表的なものの1つで、神経を作る細胞の若いものが悪性化してかたまりになる悪性固形腫瘍の1つです。
 
神経芽細胞腫はこどもの世界では血液のがんである白血病 とならんで患者さんが多い疾病です。ことに悪性固形腫瘍の中では2番目に多いものです。頻度の高いものとしては神経芽細胞腫のほかに脳腫瘍がありますが、脳腫瘍にはいろいろの種類がありますから、単独の病気としては神経芽細胞腫が最も子供で多くみられる悪性固形腫瘍ということになります。ただし、スクリーニングが修了してからは大幅に減少しました。

出典 http://www.shiga-med.ac.jp

懸命な治療をあざ笑うかのように癌は急速に進行します。幼い少年の闘病する姿に胸が苦しくなります。

両親はトラッカーに少しでも適切な治療を受けさせるためにハワイからニューヨークに移ることを決断します。

この時付き添えたのは母親のみ、大好きな父親とは離れ離れになってしまいます。

この写真は脳の手術を受けた後に撮られたもの。小さな頭には痛々しい手術の跡が残ります。

幼い少年は何度も手術を受けます。

しかしトラッカーは懸命に病魔と闘います。彼の夢は父親のような立派な消防士になること、負けてなどいられません。

そんなある日、ニューヨーク市消防局の消防士数名がボランティア活動の一環としてドナルド・マクドナルド・ハウスに訪れました。

ドナルド・マクドナルド・ハウスとは

お家から遠く離れた病院に入院しているお子さんとご家族のための第二のわが家。お子さんの治療に付き添うご家族のための滞在施設です。
もしも子どもが病気になったら・・・子どもが病気になったとき、家族はなによりもまず、子どもに最善の治療を受けさせよう!と考えるもの。でも、もしその病院が自宅から遠い場所にあったら・・・家族の負担は精神的にも肉体的にも、そして経済的にも大きなものになってしまいます。そうなったら親は、自分のことなど二の次で、子どもの治療に専念しようと、何日も病院のソファーで寝たり、三食を簡単な弁当で済ませたり。その上、遠くの家に残された他の子どもたちのことも心配しなくてはならないのです。ドナルド・マクドナルド・ハウスは、このようなご家族をサポートするために生まれました。コンセプトは"HOME AWAY FROM HOME"我が家のようにくつろげる第2のわが家。

出典 http://www.dmhcj.or.jp

ドナルド・マクドナルド・ハウスはその名前の通り、ファーストフードチェーンのマクドナルドが運営する施設です。

日本を含め世界中にある病気と闘う子供とその家族を支援する施設なんです。

トラッカーはちょうどその時同じ施設で辛い治療を終えた体を休めていました。

しかしその目に飛び込んできた憧れの消防士の姿に思わず駆け寄ります。

このトラッカーを抱きしめている男性は消防署長のジム・グリスマーさんです。

彼を見つけたトラッカーは目の前まで来ると自己紹介をしました。

消防署長のジム・グリスマーさんは後にこの時の感動的な対面をハフィントンポストから受けたインタビューでこう語っています。

「男の子が目をまん丸くして興奮した様子で私のところに歩いて来ました。私が腕を広げると、その子は私によじ登って抱きしめてくれたのです。まるで何年も知っている友人に会った時のようでした」


この写真からは、この時2人の出会いに居合わせたすべての人の感動が伝わってきます。胸を打つ本当にいい写真ですね。

トッラカーと母親の感動はここで終わりではありませんでした。なんと後日ニューヨーク消防局の消防士たちは、トラッカーを名誉消防士隊員に任命したのです!

誇らしげにポーズをする小さな消防士、ユニフォームもばっちり似合っています!

立派な消防士の一員です、彼の夢が叶った瞬間でした。とってもかっこいいです!

それからもニューヨーク消防局の消防士たちとの交流は続いています。

トッラカーの3歳の誕生日を祝う消防隊員たち、トラッカーは大切な仲間なんです。

この写真は2016年7月5にFacebookにアップされたものです。

そうです、トラッカーは順調に回復しているのです!家族やニューヨーク市消防局の消防士たちの愛の溢れるサポートと、彼自身の生きる意志が病魔を撃退しようとしています。

何年か後に大人になったトラッカーも多くの人に夢や希望を与える素晴らしい消防士になることでしょう。

トラッカーはまだ3歳、少年の物語は始まったばかりです。



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