インドのムンバイには約25万匹の野良犬がいると言われています。そのムンバイを拠点とする動物保護団体「World For All Animals Care&Adoptions」が制作した一本の動画をご紹介しましょう。

灼熱の太陽が照る暑いムンバイで飢えながら彷徨う野良犬たち。この動画はそんな犬たちの目線で撮影されたもの。苛酷な環境の中で必死で生きようとしている野良犬たちの様子を犬の目線で見て、野良犬の生活を実感してもらいたいという目的で作られました。

暑さが伝わってくるような眩しい太陽のシーンから始まる

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また朝がやってきた…でもこれから一日、どうやって食べ物を得ようか…朝からギラつく太陽を浴びて、飢えた犬はとにかく食べ物を探しに出ます。

暑くて喉も乾く…

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動画を見ていると、犬の息遣いがリアルに伝わってきます。根無し草で行く当てもない野良犬は、ただ飢えを凌ぐために食べ物を求めて彷徨い続けます。たった一匹で毎日行動しているのでしょう。果たしてどこへ行けばいいのかという犬の孤独も感じてしまいます。

混雑した道路に出てみたが…

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クラクションを激しく慣らして走り去る車。混雑した道路では、いつ轢かれてしまうかわかりません。

人のいる所へ近づけば…

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「あっちへ行きな!汚い犬め!」と水をかけられる始末。誰も食べ物を与えようとはしてくれません。いつも邪魔者扱い。

一滴を搾り取るかのように蛇口に口をつける

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固く閉まった蛇口からは水は溢れ出てきません。せめて一滴でも舐められたら…という思いがあるのでしょう。必死に口を蛇口につけて水を飲もうとしています。

酔っ払いに近付かれ…

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酒瓶を持った酔っ払いが歌いながら近づいてきます。何か食べるものをくれるのか、優しく撫でてくれるのか…酔っぱらいは、歌った後すぐに犬を強く叩きました。慌てて逃げ去ります。

フラフラと歩いていると飼い犬たちに激しく吠えられ怯んでしまいます。人間社会でも同じような光景が目に浮かびます。富裕層と貧困層。いつも貧困に苦しむ人は虐げられているような気持を味わい、邪魔者扱いされ、見くびられ、行き場を失くしてしまうという社会背景が、犬を通して透けて見える気がします。

子供たちには棒で突かれ…

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車の下に逃げ込んでも、子供たちが棒で突いてきます。行く先々でゆっくり休むこともできません。きっと空腹と暑さで眩暈がしそうになっているのではないでしょうか。

食べ物の匂いがする棒を空しく舐める

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人間が捨てた棒の匂いを嗅ぎ、空しく舐める犬。もう何時間も空腹で歩いています。

店の人には棒を投げられ邪険にされ…

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ただ、水と食べ物が欲しいだけなのに近付けば邪険に振り払われる犬。きっとこの犬はこれまでも毎日この繰り返しで生きて来たのでしょう。

更に子供たちには花火で脅される

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激しい音の出る熱い花火を近づけられて驚いて逃げる犬。

目の前が回って見える…

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また車道に出てしまいました。危険なのはわかっているのに、もうどこへどう行けばいいのか考えもつかないのでしょう。そして…。

車が猛スピードで迫って来る…

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この光景が、犬が目にした最後となりました…。

この動画はフィクションですが、とてもリアルに作成されています。たった2分の動画からは、普段野良犬がどれほど厳しい環境で生き延びているかを実感することができます。25万匹という多くの野良犬の毎日がこの動画そのものなのです。

保護団体は、この動画をシェアしてほしいと願っています。そして里親探しも行っているために「どうか、野良犬たちを救ってやってください」と訴えています。毎日必死で生きている野良犬たちの保護に向けての募金活動もしています。これまでに12,000匹が保護され、7,500匹の野良犬に新しい飼い主が見つかっています。

あまりにも悲しすぎる野良犬たちの日常

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犬の目線で見てみると、今まで以上に野良犬の過酷な生活がわかり心が痛みます。この動画はムンバイで撮影されたものですが、恐らくどこの野良犬も同じような環境で生活していることでしょう。

私たちに必要なのはどんな問題でもまず「知ること」ではないでしょうか。直接保護したり救助したりすることができれば尚良いですが、なかなかそうはできない状況にある人もいるでしょう。でもそんな人でも少なくともできることが、いろんな問題を知ること。筆者は記事を通して、これからもみなさんにできるだけ多くの出来事を伝えていきたいと思っています。そして一緒に気持ちをシェアして頂けたら嬉しいです。

出典 YouTube

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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