米ルイジアナ州で起こった白人警官による不当な黒人射殺事件。その後すぐにミネソタ州でまたも黒人が射殺されるという事件が相次ぎました。

立て続けに起こったこの事件は、まるでアメリカの白人主義を象徴しているかのようで全米市民の怒りを買う結果に。「黒人の命も大切なんだ!」というプラカードを掲げた多くのデモ隊の姿が。そんな中、ついに第二の惨事は起こったのです。今度は黒人に白人警察官が撃たれて死亡するという事件がテキサス州ダラスで起こりました。

白人&黒人争いの悲しみは頂点に

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5人の警官が死亡し7人が負傷するという事件が起こったのは、恐らく相次いだ2件の黒人射殺事件の煽りだと推測されています。アメリカに根強く残る黒人差別意識がこのような形で全米に悲しみを拡散することになってしまったのです。

正直、またも「カオス」となってしまったアメリカ。テロ問題という国際的な事案に取り組まなければならない時代に、「肌の色差別」により国内でこのような闘争が起きるというのは実に悲しいことではないでしょうか。なぜ、私たち大人は肌の色にそんなに執着しなければいけないのでしょう。

アメリカが銃社会であることももちろん問題ですが、肌の色での人種差別は今の時代、時代錯誤に思えてなりません。世界がグローバル化しているにも関わらず、人は肌の色で人を批判し判断し差別します。大人たちがこのような狭い思考で生きているということは、未来を生きる子供たちは、当然その影響の傘下にあるということなのです。それは果たして私たち大人が、親が本当に望んでいることなのでしょうか。

今回は、一本の動画をこちらでご紹介したいと思います。この動画は数年前に撮影されたものですが、今、見るべき一本だと思います。アメリカでコメディアンとして活躍しているShawn Harris(ショーン・ハリス)さんの動画です。

息子、タイラー君が1週間学校をお休みしていたらしく、久しぶりにクラスに来た様子をパパのショーンさんがスマホで撮影しています。

出典 https://www.youtube.com

ちょっと緊張しながらクラスに入るタイラー君。子供にとっても1週間の休みというのは大人よりも長く感じるものなのでしょう。筆者の息子もそうですが、久しぶりにクラスメートに会うとなんだか恥ずかしさもあったりして。

「タイラー!」

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タイラー君に気付いたクラスメートの女の子が嬉しそうに駆け寄って熱いハグ!

他の子もタイラー君に寄って来る

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「ねぇ、タイラー、髪切ったの?」白人の女の子がそう言いながらタイラー君の頭を触ります。すると他の子も「なになに?髪切った?」とでも言わんばかりにタイラー君の傍へ集まり頭をナデナデ。

そしてみんなでぎゅうっとハグ!

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1週間会っていないだけでこの歓迎ぶり。撮影しながらパパのショーンさんも「なんて素敵なんだ」と言っています。

実際にあなたの目で、見てみてください

出典 YouTube

どう思いますか?計算されたものでもなく、誰に言われたのでもなく、ただ純粋に友達に駆け寄り愛情表現をする子供たち。そこには白い肌も黒い肌も関係ありません。ショーンさんの撮影したこの動画はこれまでに約128万回ほど再生されています。正直ショーンさん自身、ここまでみんなが見てくれるとは思っていなかったそう。

「未来に希望が見えた」

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動画を見たユーザーからは「これぞ、人と人の繋がりだよね」「タイラー君に駆け寄る女の子が全身から愛情いっぱい表現していてとっても可愛い」「僕たちの人生ってこうあるべきなんだよ」「子供は嘘をつかないっていうのがよくわかる動画だね」という声や「子供は誰かを嫌うために生まれて来るんじゃないもんね。大人にそうやって教えられていくんだよね。」という実に言いえて妙なコメントもありました。

子供は純粋です。肌の色も言葉の壁も彼らには関係ありません。でもそれを問題とするように教えているのは私たち大人なのです。子育てにおいて「差別はダメ」と教える親はたくさんいるでしょう。でも大人が気付かないうちに、私たちが自然に取ったリアクションを観察している子供たちは、それが普通だと思い成長して大人と同じ価値観や反応を示すようになる場合もあるのではないでしょうか。

国際社会が進む現代であっても、未だに肌の色の差別は後を絶ちません。これはアメリカだけでなく世界中で起こっていることです。でも、子供のこうした態度を見れば心が洗われる思いがしませんか?子供だけでなく、大人も同じようにあるべきなのです。

未来を進む子供たちに、大人がお手本を見せていく時代にならなければいけないと思いませんか。今アメリカで起こっている黒人&白人問題を、子供たちはどのように捉えているでしょうか。あなたも子供の笑顔を愛しているなら、必ず伝えてください。「肌の色は関係ない」ということを。

筆者の息子はイギリスの学校に通っていますが、多国籍クラスに属しています。つまりそれだけ筆者の住んでいる地域にいろんな人種がいて、色んな肌の色の人が存在しているということです。どのクラスも色んな肌の色の子供がいます。息子やクラスの友達を見ていると肌の色で簡単に差別してしまう私たち大人を恥ずかしく思います。

これからの社会は、黒人だとか白人だとか、アジアの黄色の人種だとか「色」で区分けする時代はもう遅れているという思考を誰もが持つようになってほしいと願う筆者。そして子供たちの純真な愛情表現から、大人たちが学んでそれを心に留めて生きていけるような人が増えてほしい…心からそう思っています。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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