先進国では、盲目の人の確率は極めて低いと言われています。それに比べて途上国の人が盲目になる確率は500%増しとも。環境や、衛生管理、遺伝的な問題など様々な理由により目が見えない暮らしを強いられている貧しい人たちがたくさんいます。

生まれつき目が見えないという人もいれば、何らかの病気が原因で途中で盲目になるという人もいます。特に途上国の貧しい国では「目は開いているけど死んでいるも同然」と言われるそう。

突然、盲目になれば仕事も失い、これまでよりも一層食べることがままならなくなる暮らしを強いられる男性。そしてある女性は盲目になったことで夫から捨てられたとか。子供が盲目の場合は、学校へ行くことも叶わず、幼い故に仕事もできず「普通に生きる」ということを奪われた生活を強いられてしまうのです。

WHO(世界保健機構)の統計では、途上国の盲目の子供たちの60%が1,2年以内に命を失っているという悲しい結果も出ています。貧しいが故に医療機関の適切な治療を受けることができない子供たちは、もしかしたら一生盲目である必要がなくても経済的な理由からその手術を受けることができないという家庭が多く存在するのです。

12歳のソニアと6歳のアニタは盲目の姉妹だった

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インドの片田舎に暮らすソニア(12歳)とアニタ(6歳)の姉妹も、生まれた時から盲目でした。ハンデを背負いながら生きる貧しい生活。決して楽ではありません。

1日18円ほどの収入で暮らす家族

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ソニアとアニータの両親は、穀物や米を植える作業を手伝うことを仕事にしています。その収入は1日わずか日本円で18円程度。経済的に二人の子供たちに治療してやれるだけの余裕はとてもありません。

「どうして私は目が見えないの?」

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1人静かに歌うソニア。12年も盲目で生きてきたとはいえ、「どうして神様は私の目を見えなくしちゃったの?」という疑問は毎日ソニアの中にあります。静かに歌うように呟くソニア。その歌声を聞いて、母は涙を流します。

「あの子たちに未来を与えてやりたい」

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目が見えなければ、貧しい生活に更に輪をかけるように、子供たちが成長しても物乞いぐらいしかできないでしょう。愛する子供たちに光さえ与えてやることができれば、未来が見えてくるのです。貧しさの中でどうすることもできない両親はただただ心を痛めるばかりでした。

インドには、医療チーム「20x20x20」というのが存在します。優れた人員と洗練された技術を持つ彼らは2,000万人の視界と未来を切り開く医療チームとして、なんと無償で施術を行っています。

「20x20x20」はあくまでも非営利団体。みんなからの寄付が資金となります。通常、視力回復にかかる手術費用は日本円で3万円ほど。日本では手術費用としては決して高くはない値段ですが、途上国の人たちにとっては3万円は大金です。そんな貧しい家庭の盲目の人たちへ、この「20x20x20」は光と人生への希望を与える支援をしています。

「2,000万人の盲目の人たちに20/20の視力を」

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「20million(2,000万人)の途上国の人たちに20/20の視力を与えよう」というスローガンで生まれた「20/20/20」。(20/20の視力は日本では両目共1.0に当たります)

たった15分で目に光と未来が与えられる施術は「奇跡の手術」と呼ばれているほど。今回、この「20/20/20」が貧しい姉妹に手術のチャンスを与えたことで、二人の人生は大きく変わることができました。

手術を受けるソニアとアニータ

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その日は両親に添い寝されながら眠った…

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15分で終わる手術なので翌日には包帯が取れます。この奇跡の手術が今後の二人の人生にもたらす影響はあまりにも大きなもの。この機会を与えたのは、この非営利団体に寄付をした見知らぬ人たちなのです。

いよいよ包帯を取る時が来た

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「お母さん、私見える!見えるよ!」

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そっと包帯を外されるソニア。片目を開けて目に映る初めての世界を見た彼女は叫びました。「お母さん!私見える!見えるよ!」そしてアニータは母親に抱きつきました。

初めての世界はとても眩しかった…

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何度か瞬きをした後、ゆっくりと立ち上がり部屋の中を歩いたソニアとアニータ。そしてソニアは外を見つめます。初めて見る世界に二人はどんなことを思ったのでしょうか。

「感謝の言葉しかありません」

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稲穂を手に取ってゆっくりと触れるソニア。喜んで母親に飛びついて愛する母の顔を何度も確認するアニータ。両親は感謝のしようもないほどの幸せを今感じています。貧しいけれど、目が見えるというだけで普通に生きられるようになった我が子たち。

「あの子たちの未来が明るいものであってほしい」そう願っていた母親。きっと、これからはそんな未来を歩いて行けるでしょう。「20/20/20」の活動が今後も広まり、貧しい人たちが少しでも盲目の苦しみから解放されることを願ってやみません。

盲目の人たちを救うのは、私たちでもあります。ソニアとアニータのような子供たちを救うためにも一人一人の寄付金が多大な力となります。興味のある方は是非下記のサイトをご覧ください。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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