あるレストランのウエイターの取った行動が神対応だとメディアで絶賛された素敵な出来事をこちらでご紹介しましょう。

米ヒューストンにあるレストラン「Laurenzo's」

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それは、米ヒューストンの一軒のレストランで2013年に起こりました。

ウエイターをしているマイケル・ガルシアさん。

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この時、ウエイター歴2年目だったガルシアさんは、リピーターのお客さんからの評価も高く、いいウエイターとして人気でした。ある日の夜、馴染み客であるキムさんファミリーがこのレストランへ。

キムさんには5歳のダウン症の子供がいた

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キムさんには、5歳になるダウン症のマイロくんを連れていました。ガルシアさんにとってはマイロ君も立派な常連のお客様。ところが、キムさんファミリーを案内した席の後ろ側に座っていた客が心無い発言をしているのを聞いたのです。

「障がい者はよそへ行くべきだ」

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マイロ君がダウン症だということは見て明らか。するとその客は「障がい者はそれ専用の特別な場所で食事をするべきだ」と発言したのです。そして忌々しいというような態度で他の席へ移動してしまいました。

自分の子供たちの前で平気で差別発言をした男性

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ガルシアさんはその男性が、子供の父親であることに気付きました。自分の子供たちの前で堂々と障がい者への差別発言をしたことが信じられなかったガルシアさん。常連客のキムさんファミリーに対して失礼なことは聞き捨てならないと、クビになる覚悟でその客の前へ。

「あなたたちにサービスはできませんと言いました」

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ウエイターはあくまでもお客さんに給仕するのが仕事。それでもガルシアさんは個人的な感情が高ぶってしまいその客の前に行き「申し訳ないですが、あなた達にサービスすることはできません」と申し出たのです。

その家族は憤慨してすぐに店を出て行きました。それでもガルシアさんは怒りが収まらなかったそう。「あんな美しい子によくそんな発言ができるなと思いました。」ガルシアさんの心根の美しさが伝わるようです。一人のダウン症の子供のためにクビを覚悟で立ち向かったガルシアさんのことを、ガルシアさんの同僚から聞いたキムさんは感激。

「選んでダウン症で生まれてきたわけじゃないんです」

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「案内された時に、後ろの家族が席を移動してその後出て行ったことは気付いていました。でもうちの子供が原因だとはわかりませんでした。ガルシアさんの同僚に聞いてびっくりしたんです。」とキムさんは後のインタビューで語っています。

「誰でも食事時に、うるさい子供の近くには座りたくはないでしょう。でも息子が障がいを持っていることは息子が選んだわけでもありません。彼が養護が必要だということは彼には責任がないことなんです。だから障がいを持っているというだけで差別するのは間違っています。」

ガルシアさんの勇気ある行動に感激するキムさん

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「このレストランにはよく来るけど、だからって彼は私たちのことを深くは知りません。それなのに、息子のために自分の仕事のリスクを背負ってまで他のお客さんにきっぱりと言ってくれたことは、感謝のしようもありません。」とキムさんはガルシアさんに感謝の気持ちを述べました。

「障がいを持つ子を差別するのは肌の色の差別と同じ」

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ガルシアさんはどこの社会でも起こり得る問題を非常に繊細に捉えていた人でした。「障がいを持っている人を差別するのは、肌の色が違う人を差別しているのと同じことです」そうきっぱりと語ったガルシアさん。

普通なら、ウエイターの立場として「どんな客にも嫌な顔を見せずにサービスする」というのが仕事でしょう。でも、ウエイターである前にガルシアさんは一人の人間だったのです。だからこそ、そのような差別発言は許せなかったのでしょう。

「客はいつも正しいわけではない」

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他の常連客からのガルシアさんの普段の評価も高く、今回の出来事に関しても男性客の一人は、ガルシアさんの神対応を絶賛。「彼はね、そういう気配りがちゃんとできる人なんだ。客は常に正しいというわけではないからね。」お客さんからもこんな風に見てもらえるウエイターというのは幸せですね。それだけ普段ガルシアさんは人望も厚く、きっちりと仕事をしているのだということが想像できます。

キムさんは、自分の息子を庇ってくれたためにガルシアさんがクビになるのではと心配していましたが、レストラン側は寛大な対応を見せました。ガルシアさんの取った行動が正しかったということでそのままレストランで働けることに。

「ほんとは言うべきじゃなかったんだろうけどね」

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ウエイターの立場として弁えるのが普通だとガルシアさんもわかっているだけに、「本当は言うべきではなかったんだろうけど」と前置きした上で「それでも、もしこれからも同じようなことがあれば、僕は立ち向かいますよ」と話しました。

障がいを持ったお客さんであろうがなかろうが、お店に足を運んでくれれば普通にサービスさせてもらう。その代わりにお客さんも、他の人のことを批判したりしない。これは公共の場のマナーとしてはごく当たり前のこと。でもこの当たり前のことができない人が存在してしまうのも現状。

ガルシアさんのような筋の通った心根の優しい人が社会にもっと増えてくれればいいなと思います。そしてダウン症であっても、どんな障がいを持っていても臆することなく普通に公共の場で食事を楽しめるような社会になってほしい。そう強く願う筆者です。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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