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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
「ミネラル入り」を売り文句にする食品が、かなり以前から、広く流通していますね。この「ミネラル」とは一体どんなものなのでしょうか? 足りないと、あるいはとりすぎると、身体に何か影響があるのでしょうか?

今回は、ミネラルの働きなどについて、医師に詳しい話を聞いてきました。

ミネラルは、どんな栄養素ですか?

ミネラルは、糖質、脂質、ビタミン、たんぱく質とともに、五大栄養素のひとつです。
ミネラルの種類は、カルシウム、亜鉛、カリウム、マグネシウム、マンガン、モリブデン、ヨウ素、リン、クロム、セレン、銅、鉄、ナトリウムの13種類が「食事摂取上のミネラル」だと、政府により定められています。

ミネラルは人間の身体の中で作ることができないので、毎日食事で摂取する必要があるものです。

ミネラルの適量はごくわずかな量ではありますが、
・身体を構成する成分
・身体の機能を保ったり調節する働きがある
など、重要な役割を担っています。

夏は特にミネラル不足になるといわれますが、それはなぜですか?

夏場にミネラル不足になる原因としては、
・汗に含まれる多量のミネラルが失われがちであること
・夏バテの食欲低下により、規則的な食事がとりにくい
ということがあげられます。

ミネラル不足になると、身体にどんなことが起こりますか?

どのミネラルが不足するかによって症状は異なります。

【例】
・カルシウムが不足
骨がもろくなったり、いらいらしやすくなったりする
・鉄分が不足
特に女性は、鉄欠乏性貧血になりやすい
・亜鉛が不足
味覚が鈍くなったりする

それぞれのミネラルには大切な役割があり、足りなくなると身体のあちこちに不調をきたします。見えにくい、気付きにくい場合もあるので、気をつけましょう。

ミネラルをとりすぎるとよくないこともあるのでしょうか?

ミネラルはそれぞれに適正な摂取量が決まっていて、とりすぎても身体にさまざまな不調をもたらします。

【例】
・ナトリウムのとりすぎ
血中のナトリウム濃度が異常に上昇すると、強い口の渇きや錯乱、けいれんなどをもたらし、最悪の場合は死に至ることもある
・カリウムのとりすぎ
血中のカリウム濃度が上昇して、不整脈などを引き起こし、死亡する可能性もある

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最後に医師からアドバイス

ミネラルは美と健康の維持に重要なものである反面、過剰な摂取は体に思いがけない害をもたらすこともあります。特に現代人で過剰摂取が心配なのは、サプリメントや健康食品によるものです。

明らかに足りない栄養素、日常生活で摂取しにくい栄養素をサプリメントなどで補うのは悪くありませんが、自分の身体に本当に必要かどうか、はっきりしないようなケースでは、やはり日常の食べ物でミネラル補給する方が、安心なのかもしれません。
(監修:Doctors Me 医師)

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