記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
日本では食べ物の「食べ合わせ」が存在します。
では、この季節によくいわれているでは「鰻(うなぎ)と梅干し」の食べ合わせはどうなのでしょうか? 昔からいわれているように一緒に食べると消化不良を起こすのでしょうか?

今回は、夏の食べ合わせについて、栄養士の先生に話を聞いてみました。

「鰻」の栄養的にいい点は?

「鰻」は夏バテ予防にいいというイメージがあるかと思いますが、それ以外にもたくさんのビタミンを含んでいます。
特に、多く含むビタミンAには、粘膜の働きを強化する、風邪やおなかの病気を予防する、といった働きがあるといわれています。

その他にもビタミンB1、B2、D、Eが多く含まれています。

ビタミンB1:疲労回復効果
ビタミンB2:皮膚や粘膜を正常に保つ
ビタミンD:カルシウムの吸収を約20倍にもし、骨粗鬆症の予防になる
ビタミンE:抗酸化作用が高く、健康や美容に欠かせない成分

このように、鰻は健康だけでなく、美容にもいいといえるでしょう。

「梅干し」の栄養的にいい点は?

「梅干し」にはクエン酸やリンゴ酸などの「有機酸」とよばれる成分が豊富に含まれていて、以下の効果が期待できます。

・疲労回復する
・殺菌する
・整腸作用がある
・二日酔いの改善

「鰻と梅干し」の組み合わせは良い?悪い?

実は、この食べ合わせ説には医学的根拠はないといわれています。むしろ、梅干しの酸味が鰻に含まれる脂の消化を助けるため、相性のいい食材であるといえます。

なぜ食べ合わせが悪いといわれたのかというと、一説には「高級な鰻を食べすぎないため」といった話があるようです。

夏の時期で一緒に食べるといい食べ合わせは?

この時期のもので、食べ合わせのいい食材を紹介します。

1.キムチ+お酒
キムチに含まれる「ナイアシン」が、二日酔いの原因の「アセトアルデヒド」を分解してくれます。

2.あじ+きゅうり
きゅうりなどの夏野菜は身体を冷やしてこれること、アジのビタミンB1には疲労回復してくれることを期待できます。

夏の時期で気をつけたい食べ合わせは?

1.ビール+フライドポテトやから揚げ
アルコールと揚げ物を食べると、脂肪吸収が促進されてしまい内臓脂肪がたまりやすくなります。そうなると中性脂肪が増えて肥満脂肪肝肝硬変になりやすい体になってしまいます。

2.スイカ+天ぷら
スイカは水分が多いので胃酸を薄めます。大量にとると、油分の多いてんぷらの消化が悪くなります。
このように、水分と油分の多い食べ物を一緒にとるのは、控えた方がいいでしょう。

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最後に栄養士からアドバイス

このように「食べ合わせ」には、いいものと悪いものがいろいろあり、鰻と梅干しは、実は悪くない食べ合わせなのです。

鰻に多く含まれるビタミンB1と、梅干しに多く含まれるクエン酸は、どちらも疲労回復に効果的とされています。
栄養学的には、鰻に梅干しを組み合わせることで、夏のスタミナアップ、そして夏バテ予防に効果的といえるでしょう。

(監修:Doctors Me 栄養士)

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