記事提供:Techinsight

南アフリカの路上では、物乞いをする子供の姿が多く見られる。家のない子供のほか、親に命令されて物乞いをする子もいる。

ホリデーシーズンの今はそんな子供たちの稼ぎ時とも言えるが、一方で南アフリカ・ダーバンの慈善団体「I Care」では物乞いをするストリートチルドレンにお金を渡さないように呼びかけている。

よく見かけるのは、信号待ちの車に1台ずつ物乞いをしていく子供たちだ。学校が長期の冬休み期間であり観光客の多いこの時期は収入も多く、なかには一日で500ランド(約3400円)以上稼いだ子もいるという。

日雇労働で一日100ランド、メイドでも多くて日収200ランドとも言われる南アフリカではかなりいい収入と言える

そのようなストリートチルドレンの生活支援を14年にわたり活動してきたのが慈善団体「I Care」だ。

マネージャーのゲイル・エルソンさんは、ストリートチルドレンを助けたいのであればお金を渡すのではなく「I Careに寄付を」と訴える。ここではカウンセリングや一般社会のマナー、リハビリなどが行われている。

ある14歳の少年は、母親からの愛情を受けていないからと外へ飛び出した。物乞いで得たお金で食べ物や服を購入している。

「家での生活より路上のほうがいい」という少年は、「I Careのおかげでドラッグをやめ、学校へ行こうという気持ちにさせてくれた。将来は大統領になりたい」と夢を持ったようだ。

また小さい時に父親を亡くし、母親を8年前に亡くした15歳の双子の少年は、ワンルームに姉、姉の彼氏と暮らしていた。4年前から姉とその彼氏と暮らすことに居心地の悪さを感じ、姉の反対を押し切って双子そろって路上で暮らし始めた。

一番多く稼いだ時で250ランド(約1700円)、やはり食事や服を購入している。学校に行きたいと考え始めている少年は「普通の子供のような生活」が夢だという。

現金を与えることで子供たちは簡単にお金が手に入る路上生活を続けてしまい、そしてドラッグなどに手を出し犯罪へと走らせてしまうことになる。観光客の慈悲ある施しが、逆に彼らを怠惰にさせてしまうようだ。

出典:northglennews

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