韓国で3匹の年老いたビーグル犬を救出

2015年9月30日、‘Beagle Freedom Project(ビーグル・フリーダム・プロジェクト)‘というビーグル犬の救済活動を行っている団体が、韓国から3匹の年老いた雄のビーグル犬を救出しました。

出典 http://www.beaglefreedomproject.org

韓国で救出されたビーグル犬たち

14年間実験動物として使われたあげくにシェルターに捨てられた

彼らは生まれてから14年間もの長い間、製薬会社の狭い檻の中にずっと閉じ込められて、実験動物として飼われていたのです。ですが、年老いてもう用済みになったとして、犬たちでぎゅうぎゅう詰めの動物シェルターに捨てられてしまったのです。このように実験動物は、まさに使い捨てなのです。

出典 http://tabi-labo.com

韓国のシェルターに捨てられていた

シェルターから保護

今回、韓国の動物愛護団体の協力を得て、この3匹のビーグル犬をシェルターから引き出すことができました。

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窓もない狭いスペースに生まれてからずっと閉じ込められていた

3匹とも病を抱えていた

3匹はすぐに渡米させて、里親探しを始める予定だったのですが、3匹とも長い長い実験動物生活が続きそして年老いたせいで、それぞれ病を抱えていたのです。すぐに長旅ができる状態ではなかったのです。

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すぐに渡米できる状態ではなかった

手術に抜歯

1匹は脂肪腫瘍を摘出する手術を受け、もう1匹は腐った歯を10本も抜歯、そして最後の1匹はなんと21本もの腐った歯を抜歯したのです。

出典 http://www.beaglefreedomproject.org

腐った歯を抜歯

2か月かかって

それぞれ必要な治療を受け、体力の回復を待って3匹は救出されてから2か月後に、ようやく渡米できることになりました。

出典 https://www.facebook.com

3匹の名前はアルビン、サイモン、そしてセオドア

自由になった瞬間

出典 YouTube

生まれて初めて太陽の光を浴びた

3匹は、生まれてからずっと狭い室内の檻の中で飼われていたため、外の世界を見たことがありませんでした。太陽の光を浴びたこともありませんでした。草の匂いを嗅いだこともなかったのです。そして、走り回ったことも1度もなかったのです。

出典 http://www.beaglefreedomproject.org

生まれて初めて草の上に踏み出した瞬間

初めての体験

こんな普通のことがこの子たちは、今まで一度もできなかったのです。

出典 http://www.beaglefreedomproject.org

草の上で撫でられるのも初めて

薬や化粧品のテストに費やされる犬たちの一生

Beagle Freedom Projectによると、韓国だけでなく日本でも、製薬会社や化粧品会社などが、自社製品の安全性や毒性検査のために、たくさんのベーグル犬たちを実験動物としてまだ使用しているとのことでした。

彼らは一度も実験用の檻から出されることはなく、その生涯を様々な実験に費やされて終えるそうです。私たちが普段なにげなく使っている薬や化粧品などの中には、多くの実験用の犬たちが犠牲になった上で完成した物もあるのです。もちろん、動物実験を行っていないメーカーもあるのですが、行っているメーカーも確かに存在しているのが現実です。

出典 https://www.facebook.com

里親に引き取られて幸せそうなサイモン(2016年7月2日)

最後に

Beagle Freedom Korea(BFK)によると、アメリカ、カナダ、ブラジルそしてEU諸国はビーグル犬による農薬テストを早くに止めたのですが、韓国と日本はまだ何百頭ものビーグル犬を使って農薬テストを行っているそうです。BFKによると、このテストは意味のないものだという見解です。実験に使われたビーグル犬たちはただ無駄死にしているのだというのが彼らの見解です。これに関しては専門的知識が筆者にはないのでなんとも言えません。

BFKは、韓国の農林省にこの件を強く抗議するとのことでした。日本は?果たして何か動きがあるのでしょうか?

調べてみたところ、日本には実験用のビーグル犬を商品化している企業が複数ありました。コーバンズ・ビーグルとして実験用に繁殖して販売されていました。他の動物たちも実験用に販売されていました。なんとも言えない気分です。本当に動物実験は必要なのでしょうか?動物実験に変わる何かが今はもうあるのではないでしょうか?

それに対抗するように実験用の犬たちを救済する団体も日本に存在することがわかりました。このような団体が日本にも存在していたことがせめてもの救いです。

日本には、動物愛護法で「何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないように」という規定があります。動物実験は例外なのでしょうか?

動物実験がこの世からなくなることをどうしても願ってしまいます。

参考資料

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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