カリフォルニア州のシェルターの現実

カリフォルニア州では犬猫たちが殺処分になる確率が非常に高いことが問題となっています。人口が多く、またそれに比例するように多くの犬や猫たちが避妊・去勢の処置もされせずに生まれ捨てられているという現実があるのです。

次から次へとシェルターに収容される犬猫たちは、収容スペースを開けなければいけないと言う理由だけで、健康でまだ十分に生きられる命を短時間で殺処分しているという非常に厳しい状態となっているのです。

まるで、オートメーション作業のように、命が次々に殺されているのです。

『Wings Of Rescue』の救いの手

そんなカリフォルニアで活動をしている動物救済団体『Wings Of Rescue』(救済の翼)は、カリフォルニア州のシェルターから、救いの手を差し伸べなければ殺処分されるであろう犬猫たちを他の州の殺処分しないシェルターに飛行機で移動させるというボランティア活動を続けています。

出典 YouTube

Wings Of RescueがTVニュースで紹介されました。

年に約2万頭が空を飛ぶ

2015年末で約2万頭、2016年は1万6千頭の犬猫を救済した実績を持つ団体です。

出典 http://www.dogster.com

自由をつかむためにフライトを待つ犬猫たち

ボランティア・パイロットたちが天使の役目を果たす

犬猫たちを飛行機で運ぶのは、自家用飛行機を所有するボランティアのパイロットたちです。彼らはフライト燃料費もすべて自分たちで負担して、ひたすら犬猫たちの命を救うためにだけ飛んでいるのです。

これらパイロットが犬猫たちにとっては、天使なのです。

出典 http://tsunayoshi.tokyo

飛行機で運ばれる犬猫たち

飛行機でノーキル・シェルターに移動して安心して新しい家を見つける

犬や猫たちは、飛行機で殺処分がないオレゴン、ワシントン、アイダホ、モンタナ州などのシェルターに移動する。時に遠くニューヨーク州のノーキル・シェルター(殺処分なしのシェルター)に移動することもあります。

ノーキル・シェルターに移動することで、殺される心配はなくなり、安心して里親探しが行われています。

出典 http://www.fromthegrapevine.com

自由のためのフライトへ

『Wings Of Rescue』の活動は100%寄付と人々のボランティアで賄われている。人々の善意がなければ成立しないのです。

出典 YouTube

『Wings Of Rescue』の活動

非常識が常識になっている現実

命を簡単に捨てる人がいるから、こんなことが起きてしまうのです。一人一人が犬猫たちを責任もって最後まで面倒みれば起きえないのです。また、生まれてくる新しい命の面倒が看れないのであれば、避妊・去勢をちゃんと行うべきなのです。それを怠って、生まれる=捨てるが平気でできる人たちがたくさんいるから、こんなことが起きてしまうのです。

カリフォルニア州の人口が多い=捨てられる犬猫が多い、という非常識が常識になっている現実があるのです。

出典 http://www.fromthegrapevine.com

飛ばなければ殺される運命にある

すべてが最初の【誰か】によって生まれてしまう

誰かが無責任に命を簡単に捨てる、そしてそれを誰かが必死で救う、そうでなければ誰かが無情になって殺さなければならないのです。そんなことの繰り返しが日々行われているのです。

この最初の【誰か】が自分のペットを避妊・去勢していれば、そして終身面倒を看ていれば、すむことなのですが。。その最初の【誰か】が命に対する自覚がないばかりに、負の連鎖反応が起きてしまうのです。そしてその最初の【誰か】があまりにも多すぎるのです。

一人一人が命の大切さをちゃんと自覚していれば、けしてこれは起きないことなのです。

出典 http://www.fromthegrapevine.com

飛行機に乗る前の子犬たち

里親たちが出迎えてくれたフライト

Wings Of Rescueでのボランティア・パイロットが、これまでで一番感動的だったフライトは、カリフォルニア州フレズノ空港発、カナダ・エドモント空港着のフライトで20匹の犬を運んだ時でした。

そのフライトではすでにすべての犬たちに里親たちが決まっていて、エドモント空港に到着すると、20の里親家族たちが一斉に出迎えてくれたのです。ターミナルの中では、1匹、1匹、犬たちの名前を読み上げられ、それぞれの里親家族に引き渡されました。毎回、拍手と歓声が上がり、それはそれはとても感動的な出迎えの瞬間だったのです。

出典 YouTube

Wings Of Rescueでのフライト 出発から到着まで

Wings Of Rescueで空を飛んだ そして今

出典 https://www.facebook.com

2015年9月、当時妊娠していたブルテリアミックスの 「Maisy Moo」は、素晴らしい家に引き取られました。Instagramにて maisie_moo_dogで検索していただくと、様々な彼女の写真が見られます。

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里親になったデービットさんとアシュレイさん この犬の名前は「サーシャ」ちゃんに決めたそうです。

出典 https://www.facebook.com

数か月前にアイダホ州のフライトで運んだチワワとミニチュアピンシャーのミックス犬の「ドンファン・ディエゴ」君は、2016年5月2日に里親さんが無事決まりました。

出典 https://www.facebook.com

最後にこの犬の写真を載せておきます。

この犬の胸につけられた文字は「私は生きることができました。なぜなら私を誰かがもらってくれたからです。」と書かれています。

そしてこの写真に添えられたWings Of Rescueからのメッセージは、「生まれた子犬たち子猫たちが育てられないのであれば、最初から避妊・去勢をしてください。」でした。

参考資料

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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