記事提供:おたぽる

今月3日、後楽園ホールで行われたプロレスの大会「トライアングルリボン王座」で、声優でプロレスラーの清水愛が王者に輝きタイトルを手にした。

35歳というレスラーとしては決して若くない年齢での初のタイトル獲得に、

アニメ界からも「この人のやりたいことを満喫してます感好き」「つよい(確信)」「すごいなぁあの声でプロレスやってんのか」「体格が出来上がっててワロタすげえなこの人」と絶賛の声が相次いでいる。

清水は2000年より声優活動を開始。TVアニメ『メルヘヴン』のスノウ役や、『D.Gray‐man』のロード・キャメロット役を演じ人気声優の仲間入りを果たした(ともにテレビ東京系)。

ここ数年も『ワルキューレ ロマンツェ』の希咲美桜役や、『グリザイア』シリーズの小嶺幸役(ともにTOKYO MXほか)といったメインキャラクターを演じている。

154cmという低身長で童顔、なかなかアニオタ好みのルックスということからファンも多く、CDをリリースするなどの音楽活動も行っていた。

そんな清水だが、趣味は釣り、サバイバルゲーム、プロレスなど男っぽい。というより、それを通り越しておじさんっぽい。

それぞれの趣味にはかなりの力の入れようで、釣りでは自身のルアーを作り販売したり、「清水愛と行く、ルアーフィッシング体験ツアー」を開催したりなどかなり力が入っていた。

またサバイバルゲームに関しては、12年に朝の情報番組『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ系)で「女性もハマるサバイバルゲーム」特集が放送されたときに、

迷彩服を着た清水としか見えない女性が普通に一般人としてインタビューされ、ネット上で「いきなり出てきてワロタ!」「遊びに行ったらたまたま取材されたのかな?」「売名感ゼロさすが愛ちゃんさすが」と話題になっていた。

と、趣味に全力投球の清水だが、プロレス趣味は趣味の範疇を通り越して清水の人生に影響を与えることに。清水はかねてよりプロレス観戦が趣味と公言していたのだが、13年に自分が観戦される側の立場になったのだ。

九州の社会人プロレス団体「がむしゃらプロレス」から“イベントの一環”としてのオファーが来た清水は猛烈な自主練を開始し、13年の12月に北九州芸術劇場でレスラーデビュー。

当時は「声も顔もかわいいのになにやってんだ」「ガチで心配になってきたわ…」「マジで方向性が分からん人」と否定的な声が多く、

14年4月には相手の男レスラーに胸を揉まれたりカンチョーされたりと、レスラーらしくなればなるほど「生きるためにお金を稼ぐって大変なんだな」「どうしてこうなった…」「本人はほんとにやりたくてやってるのか?」と、

同情や哀れみの声が強くなるばかりだった。

しかし、そんな中でも清水はプロレス活動をどんどん本格化していき、もともとたくましかった腕はさらにたくましくなり、レスラーとして日々強くなっていった。

そしてついに今月3日に初タイトルを獲得。

インタビューでは、

「年齢的にも皆さんより上だし、引退まで挑戦するチャンスなんか、ないんじゃないかなってあきらめかけてたんですよ。こつこつと頑張っていたら、いいことあります」

「ベルトを持つにふさわしい、周りの方に尊敬していただけるような、優等生になるっていうわけじゃないですけど、みんなに憧れてもらえるような、そんな人になりたいです」

と素直な喜びを語った。

今では「体を見れば、片手間ではないことがわかりますね」「こいつはほんとプロレスやら釣りやら自分の好きなことやって生きてんな、正直羨ましい」

「好きなことで生きていくってこういうことなんだろうな、ユーチューバーとかじゃなくて」と、

生き方そのものを評価され始めている清水。

アニメとプロレスという、一見相性が悪そうに見える組み合わせも、最近ではブシロードの存在もあるし、プロレス世代の男性たちがアニメにハマったりしているし、意外と彼女を支えるような層も分厚いのかもしれない。

女子プロを題材にしたアニメ『せかつよ』こと『世界でいちばん強くなりたい!』(TOKYO MXほか)は、人気声優を使いまくったくせに大爆死したが…。

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