記事提供:R25

昨今は長時間労働に対する問題意識が高まり、社員の労働時間をしっかりと管理する会社も多くなっている。

確かにその成果が現れているケースも見られるようだが、実際のところはどれくらいのビジネスマンが残業から解放されているのだろうか?

そこで、20~30代の独身男性会社員にアンケート調査を実施したところ、「“残業をやめたい”と思いながらもやめられない」と回答したのは200人中92人にも及び(※)、約半数が不本意な残業を行っていることが判明…

そんな「残業をやめたいと思っているが、残業をしている」92人に、その理由について聞いてみたところ、以下のような結果に。

〈残業をやめたくてもやめられない理由TOP10〉

1~3位まで回答。1位は3pt、2位は2pt、3位は1ptとし集計)

1位 人数が少なく、一人あたりの仕事量が多いから 133pt

2位 目標やノルマが厳しく、やらないと達成できないから 60pt

3位 定時では帰りにくい雰囲気があるから 54pt

4位 短納期の仕事をやらざるを得ないから 51pt

5位 仕事を任せられる能力のある人が他にいないから 50pt

6位 上司の指示がコロコロ変わる(ことで余計な仕事が増える)から 38pt

7位 残業代を稼ぎたいから 36pt

8位 取引先(客)の意向に振り回されるから 29pt

9位 自分の仕事は終わっても、同僚や後輩の仕事を終わらせないと帰れないから 27pt

10位 定時以外の時間帯に会議などがあるから 23pt

1位はダントツで「人手不足」。

そのほか「厳しいノルマ」「短納期の仕事」「人がいない」「定時以外の会議」など、個人の能力の問題ではなく、会社側の厳しい要求や都合によって残業を強いられているケースが多いことが分かった。

一方で「帰りにくい雰囲気だから」などの心情的な理由はほとんどランクインしておらず、今や個人の意志次第で解消できる、という状況ではないということもうかがわれる。それでは、それぞれの「理由」に寄せられたコメントも見てみよう。

【1位 人数が少なく、一人あたりの仕事量が多いから】

「残業をしないと追いつかないほど仕事量が多い」(39歳)
「とにかく請け負う」(37歳)
「できる人に仕事を押し付ける会社が多いと思うので。そういう人に限り断ることを知らないので」(32歳)
「自分でやった方が教えなくて楽だから」(28歳)
「リストラで少なくなった」(36歳)
「デフレも重なり、会社も社員数・人件費を抑えた職場環境で、やるべき仕事は減らずに増えてきている」(38歳)
「時短の人が多い(ので、そうでない自分に作業がまわってくる)」(25歳)

【2位 目標やノルマが厳しく、やらないと達成できないから】

「短期間での結果を要求される」(33歳)
「かなり達成が難しいノルマばかり」(27歳)
「急ぎでしてほしいと頼まれることが多いため」(34歳)

【3位 定時では帰りにくい雰囲気があるから】

「上司が帰らないと帰りづらい」(27歳)

【4位 短納期の仕事をやらざるを得ないから】

「依頼先都合に合わせて動いているため」(24歳)
「医療関係だと『命に関わる』(のですぐに対応してほしい)と言われる」(27歳)

【5位 仕事を任せられる能力のある人が他にいないから】

「人数の少ないベンチャー企業で、それぞれが強みを活かして仕事をしているため、分業できない」(29歳)
「自分にしかできない仕事がある」(27歳)

【6位 上司の指示がコロコロ変わる(ことで余計な仕事が増える)から】

「決定力がないあいまいなことが多く、部下に対するフォローがない」(28歳)

【7位 残業代を稼ぎたいから】

「基本給だけではやっていけない」(39歳)

【8位 取引先(客)の意向に振り回されるから】

「相手と締め切りがあるから」(29歳)

【9位 自分の仕事は終わっても、同僚や後輩の仕事を終わらせないと帰れないから】

「助け合いの精神」(23歳)

【10位 定時以外の時間帯に会議などがあるから】

「会議が多い」(39歳)

今や残業はマイナス評価の対象にもなり得るだけに、できることならゼロを目指したいもの。

しかし、本当に残業をなくすためには、個人の作業スピードのアップだけではもはや限界に達しているのが現実。企業側の理解なくしては解決しえない問題だけに、時間をかけてでも改善されていくことを願いたいものである。

※「世の会社員は、本当は残業をやめたいと思いながらも、いろいろな理由でやむをえず残業をしている人が多いといわれています。

あなたもこれにあてはまりますか?」との設問に「あてはまる」と回答した人を抽出(R25調べ 調査対象者200人/協力:アイリサーチ)。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス