アメリカ、マサチューセッツ州ボストンにあるベス・イスラエル病院(Beth Israel Deaconess Medical Center)に勤務するLindon Beckfordさん。

彼は病院に勤務し、毎日患者の傍で仕事をしていますが、実は医者でも看護師でもありません。彼は、病室からオペ室まで患者さんを運ぶトランスポーター(運搬人という意味)という仕事をしています。日本では、ストレッチャーに乗った患者を部屋から部屋へ、または部屋から手術室へと移動させるだけに特化した仕事はまだ無いようですが、アメリカの大きな病院では多くのトランスポーターが存在します。

Lindonさんは手術室へ向かう患者さんたちに、あるもので不安を軽減させてあげる特効薬に代わる魔法の力を持っています。

31年トランスポーターとして働くLindonさん

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小さな頃から、歌を唄うのが好きだったというLindonさん。

最初は、患者さんの心を落ち着かせるためというよりも、むしろ自分の気持ちを落ち着かせるために、自分でも気づかない間に歌を唄っていたそうです。

手術を控えた患者さんと和やかに

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「歌のリクエストは?」

「あなたの声は天使の声よ。どんな歌でも良いわ。」

手術室に向かう直前の男性

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「手術の成功を祈っていますよ!大丈夫です。」

笑顔で手術前の患者に声をかけるLindonさん。

トランスポーターは、こんな風に患者さんを運ぶのが仕事

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もうひとつLindonさんが患者さんにしていることは、手術前の患者さんたちの不安な心を和らげてあげること。

優しく温かい声で、歌を唄ってあげているのです。

廊下で歌を唄うLindonさん。患者は笑顔に・・・

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手術が無事終わって落ち着いた患者たちは、口をそろえて

「Lindonさんのおかげで手術までの不安な時間が癒されました。助けられました。」と話しています。

思わずこんな笑顔に!

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この患者さんは、最後はLindonさんと一緒に唄い、笑顔で手術に向かいました。

筆者にも大きな手術を受けた経験があります。Lindonさんが勤める病院がある同じボストン市の病院で手術を受けました。12時間にもわたる手術の前は、本当に不安で怖くて心が押しつぶされるような思いをしました。

そんな時、こうしてセレナーデや好きな歌を唄ってくれるLindonさんのような人が傍らにいてくれたら、どんなに心が和み、現実から少し逃避して安らかな気持ちになれたことでしょう。笑顔と歌声、Lindonさんは今日も多くの患者さんたちにしばしの安らぎを与えてくれていることでしょう。

Lindonさんの仕事ぶりを動画で

出典 YouTube

美しい魂から生まれる美しい歌声に、動画を観た私たちも癒される気がします。こんな素敵な心を持った人が世の中にもっともっとたくさんいれば、世界は少しだけ住みやすいところになるのになと、そんな風に感じます。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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