出典 http://friends.se

社会問題になっている「いじめ」学校だけでなく職場や人が関わるコミュニティーなどでは必ずといっていい程存在しています。

「いじめを苦に自殺」などの報道では多くの人が心を痛め救われない悲しみといじめに対する憤りを感じるのではないでしょうか。

今、「いじめ」は日本だけではなく世界的にも大きな問題になっています。今回ご紹介させて頂くのはスウェーデンのNGO「Friends」が取り組む「いじめ対策」この取り組みがとても理論的だと世界から注目を集めています。

イジメ撲滅を掲げる「Friends」ではいじめをなくす為には子ども・親・学校関係者のがそれぞれの立場になり明確な立場と責任と行動が大切だと提案。

それぞれの立場は違います。その中で同じ問題である「いじめ」に対してどう向き合うかが問題に対する意識づけになると語っています。

子どもの立場から…

「Friends」は、限りなくいじめの加害者・被害者、当事者になりうる可能性の高い子ども達に対し…

あなたた達には"いじめ"を解決する責任はない。その責任を負うのは常に”大人”です

出典 http://friends.se

解決する責任は大人にある。けれど、クラスの中、子ども達が作るコミュニティのすべてを大人は把握することは実際、不可能です。昼休み、放課後、学校の行き帰り、大人の目をかいくぐり、隙間を縫い悪質ないじめは存在します。

ここで、「Friends」は責任はないと強調した上で子ども達に協力を求めます。

あなた方は大人よりも、クラスや遊びの場などの大人の気がつかない場所で起きていることに気付けるはず。

大人は『誰が傷ついているのか』『誰が困っているのか』を知りたいの。その為に助けを必要としているの。だから、1人ぼっちになっているクラスメイトがいたら、気になるクラスメートがいたらそれを大人に話してほしい

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この提案に加え子ども達に対し、具体的な協力を明確にしています。

心配してあげよう

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気になるクラスメート、ちょっとおかしいな?と感じたクラスメートがいたら声をかけてあげること。笑顔で「こんにちは」でもいいし「宿題難しかったね」などでも、些細な会話で構わないので声をかけてあげて欲しい。その一言が最初の一歩になるのよ。

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良い雰囲気(空気)を作ろう

あなたた達は、いじめのある場所へ楽しみに出掛けられる?

グループには雰囲気やその空気がとても大切。自分のグループでも他のグループでも構わないので休み時間や放課後「一方的にからかわれている・悪口を言っている」など、雰囲気の悪いグループをみかけたら大人の相談した方がしてみましょう。

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NOと発言しよう

もし一方的に「悪口」「からかわれている」「暴力を受けている」等の場面を見たら「NO」と言える勇気をもとう。怖くて言えない場合もあるかもしれない。その時は大人に相談するという方法を忘れないで。これは「チクリ」ではありません。いじめは違法と同じ。NOと言わずそのまま見過ごすのはいじめに賛同しているのと同じ行為なのです。

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行動を起こそう

自分の心が「間違っている」と感じたなら行動をおこしましょう。直接「それは間違っている。ダメだ」と伝えても良いし、大人に相談してもOK。大切なことは「行動すること」いじめは周囲の助けがないと解決には結びつかないんです。

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子ども達の立場と具体的な協力を明確にすること。あなたた達の助けが必要だと正直に話すこと、いじめはダメだと立ち向かうことだけでなく、負担になるのであれば大人に相談して欲しいと話す「Friends」周囲が協力し合えることでいじめが解決に繫がることを子ども達に伝えています。

親の立場から…

「Friends」は保護者と教師に対しては、大人というくくりで以下のことを求めました。

大人はいじめや嫌がらせ撲滅や解決に絶対的な責任がある

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「Friends」はいじめを学校・教師・子ども達に任せるのではなく親も介入しどうのように行動するべきか提案しています。

子どもの良いお手本になること

親たちは学校などで子ども達の振るまいのモデルになれます。まず、わたし達大人が子どもの前で他の人達の「悪口」「愚痴」を言わない事。他人を尊重する姿を見せることで子ども達も同じ振るまいをするようになります。

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子ども達と会話をすること

学校での出来事やお友達のことを子ども達と建設的に話て下さい。学校や教師、友達を否定するような発言は控えて。親がいつも学校にいる間の子どもを気にしていると伝えることができたなら、子ども達も自発的に学校での出来事を話してくれるようになります。

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学校と連携する

子どもが豊かな学校生活を送るためにも保護者と学校の連携は必要不可欠。学校と連携しその強みを生かさなければなりません。学校が行なっている取り組みや学校の様子を知る事は大切です。

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いじめ対策を学校と協力して行なう

学校と家庭がタッグを組む事、子ども達の豊な学校生活の環境作りの為にも学校と対話し信頼関係を築くこと。そして、もし我が子から出るSOSに気がついた時に素早い対応がとれる為にも学校と協力しいじめ対策に取り組むことが重要になります。

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保護者には、日頃から子ども達の良いお手本を示すこと、忙しい等言い訳をせず少しの時間でもいいので子どもと向き合い話合うこと、いじめをなくすた為にも、もしもの時の為にも学校にすべて任せるのではなく連携し協力し合う、当事者意識を持って振る舞うことを強く求めています。

教師の立場から…

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そして、学校・教師には、立場によって「できること」や「求められていること」は違うとしながらも、まず最初に行うべきは知ることだと強調しています。

全ての学校が同じシステムではないことを理解していますが、まずアンケートでも聞き取りでも可能ですので自分の学校の状況やニーズを知ることがいじめ対策への最初のステップでもあります。

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意識を共有する

平等」「差別の排除」「民主主義」といった学校の基本的な価値観を学校関係者のみならず、保護者とも共有すること。この為の努力を惜しまない。明確な分析、統計を出し、目標たて質の高い取り組みを行なうこと。

出典 http://friends.se

子どもを巻き込む

子どもに責任はないのですが子ども達の協力なくして、現状を把握することは難しいこと。すべての責任は大人が持ちつつ当事者である子どもたちを巻き込み、いじめ対策について共み取り組む意識付けをしていきましょう。

出典 http://friends.se

素早い対応の為にも…

いじめが発覚した時、暴力が行なわれた時、素早い対応ができるようガイドライン作成をオススメします。学校全体、子ども達も親もその事柄に対しどう対応するの共有できるようにすることが理想です。

出典 http://friends.se

システム化すること

いじめと向き合うには長期的な対応が必要になります。その為にも透明性の高い組織作りが必要不可欠となります。誰がどんな役割をするのか、その手順は?誰がどんな責任を担うのか?お互いフォローし合う為には?長い時間、いじめに対応するべきしっかりとした組織を作りと忍耐力を必要とします。

出典 http://friends.se

数回に渡り30~40カ国といじめの比率の比較調査をした結果、スウェーデンはその中で最もいじめが少ない国という結果が出たと報告書にありました。

出典 http://style.nikkei.com

福祉大国のスウェーデンは最もいじめが少ない国で知られています。少ない国なのですがいじめは存在することも事実。

次は今回ご紹介した「Friends」の取り組む「いじめ対策」親と教師がフォローアップしながら、具体的な行動を実行していくスウェーデン流のいじめ対策。この取り組みに寄せられた声をお届けします。

・素晴らしい取り組み。けれど、いじめの質は時代と共に変わる。その流れについていかなければ。学校・親・子どもが連携しいじめに立ち向かうべき

・いじめっ子の追跡も必要だわ。本当にいじめを辞めることができたのか。このシステムを完成させるべき。いじめは人生すら変えてしまう。

出典 https://www.youtube.com

また、Friendsの取り組みに共感した著名人も「Friends」の大使としていじめ撲滅への運動をしています。

アイスホッケースウェーデン代表・ガブリエル・ランデスコーグ

出典 http://friends.se

コロラド・アバランチの若きキャプテン。ガブリエルさんは希望ある未来を子ども達に見せたいと、2014年秋から大使としていじめ撲滅に積極的に働きかけています。

女優・ヌール・エル=レファイ

出典 http://friends.se

スウェーデンの有名女優のヌール・エル=レファイさん。彼女も積極的に参加。社会的影響のある彼女が明確な社会的コミットメントを示すことで多くの人が感心を寄せています。

私は今、困難に立ち止まっている子供たちを助けたい。自分自身のために立ち上がるが、彼らが立ち上がるために是非、手助けをさせて欲しいと思っています。

出典 http://friends.se

SANDRA BEIJERさん

出典 http://friends.se

若者に大人気のサンドラさん。彼女自身、子どもの頃いじめ被害を受けていたそうです。自分が歩んだ辛く悲しい道を通って欲しくないとの想いが人一倍強いようです。

遠い昔、学校でいじめに合いました。大人になった今、いじめられている子ども達、立ち向かう勇気のない弱い存在を助ける道をみつけました。Friendsの大使であることを誇りに思い取り組んでいこうと思います。

出典 http://friends.se

国内外から上げられるいじめ撲滅への支援の声。多くの人が「いじめなんてなくなればいい」と思っていることは確かです。そして、この取り組みの元、多くの人が1歩を踏み出したことも事実です。

これはあくまで、スウェーデン流イジメ対策です。日本のいじめ対策にこのまま反映できる訳ではありませんが、今、世界からこの取り組みが注目されているのは事実。

いじめに関わる子ども、親、教師の責任や役割を明確にし、「それぞれが、それぞれの立場でイジメと真正面から向き合うべき」という積極的な姿勢は、国境関係なく求められて実践されるべき問題の一つではないでしょうか。

いじめとどう向き合うか、改めて考える良いキッカケになりそうなこの取り組みが多くの人の目に触れ、勇気を持って一歩踏み出せる人の背中押すキッカケになること。いじめに泣く人が少しでも減っていくこと、その一旦を担えることを願います。

Thanks for reading to the end.

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