携帯電話会社のお客様専用窓口に問合せをしたことありますか?

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NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルなど使用する通信会社がどこであっても、お客様専用の問合せ窓口というものがあります。名称は会社によりけりですが、「サービスデスク」や「サポートセンター」といった名称が多いかと思います。

基本使用プランの確認や変更、請求書の送り先住所の変更、追加サービスの申し込みなど利用目的はさまざまですが、何かしらトラブルがあったときにも、すぐに問合せや相談ができる頼りになるサービスです。

音声ガイダンス:「お電話ありがとうございます。こちらは○○お客さまサポートセンターです」

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「ご契約内容の確認・変更は1を、料金プラン・割引サービスの変更・申込は2を、請求書・支払方法の変更・申込は3を、各種サービスの変更・申し込みは4を、操作を最初からやり直すときは0を押してください」

みたいな感じですね。多くの場合が自動応答ガイダンスの音声にしたがって、目的別の内容に合わせてボタンをプッシュしていくのが主流です。

ちなみに自動応答ガイダンスの声って、穏やかなで聞き取りやすい声質の女性であったり、合成ソフトで作成された合成音声が多いもの。なので問合せをする側も、当然“そういう内容、声”が聴こえてくるものだと思って電話をかけています。

でも、それがあなたの予想と反するものだったら?

実際に「お客様専用窓口」にコールしてもらうと…

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街でランダムに選ばれた複数の男女らに、ご自分の携帯電話から「お客様専用窓口」に問合せのコールをしてもらいました。

自動応答ガイダンス:「Movistar(※1)へお電話ありがとうございます。携帯電話の紛失、故障などによる、ご利用中断をご希望の方は1番を押してください」

予想通り、こんな応答ガイダンスが流れてきました。その内容に特におかしな点はありません。しかし…

(※1)Movistar(モビスター)は主に中南米やヨーロッパの一部で事業展開している携帯電話事業会社。

ガイダンスの声を聴いた途端、その表情を一変させた女性

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自動応答ガイダンスが流れた途端、その表情には明らかな動揺が見られました。どこか悲しんでいるような、何かに緊張しているような…

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:「同じ番号への問合せは2番を押してください」

こちらの男性も同じ。表情を強張らせながらじっと耳を傾けています。

:「別の携帯電話番号から、または自宅回線、インターネット、ケーブル回線についてのお問合せは3番を」

目を閉じて何かを想像しているのでしょうか、少し苦しそうにも見えますね…

こちらの女性は大学生くらいのお年頃でしょうか。彼女も例外ではなく、真剣な面持ちでじっと耳をすませています。

揃いも揃ってその表情を一変させた理由、それは世界中の“無関心たち”へ問い掛けた1分40秒。

その真相は動画で確かめてみて下さい。

「 A call to indifference(無関心への1本の電話)」

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※この先はネタバレになりますので、動画を視聴してからお読み頂くことをオススメ致します。

ガイダンスの声、それは合成音でも大人の女性のものでもなく…

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大人たちの予想に反した、幼い子供たちの声だったのです。

まだ声変わりも迎えていない少年、舌足らずでも一生懸命に話そうとする幼女が、自動音声の代わりをしています。

でも自動応答ガイダンスが幼い子供たちのカワイイ声だったら、ユーモアもありますし、電話をかけた側が笑顔を見せたって別におかしくないですよね?なのに大人達は全員、終始神妙な顔つきで彼らの声、言葉に聞き入っていました。

その理由は、この動画の舞台となっている“ある国”の子供たちを取り巻く環境から推し量ることができます。

この動画の舞台になっているのは、南米のペルー共和国

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ペルー共和国では多くの先住民たちが暮らしており、地理、文化的多様性に富み、日本とも関わりが深いことでも知られています。

近年では「ナスカの地上絵」や上記写真の「マチュピチュ」などが有名で、観光目的で毎年多くの旅行者がこの国を訪れています。

国全体としては順調な経済発展を遂げているように見えますが、その一方で山岳地帯やアマゾン地帯には多くの貧困層が取り残されてしまっています。貧困から抜け出せない家庭が多く、食料確保もままならず、健康的な設備や医療ケアも十分ではありません。

4人の子供のうち1人が、学校に行けずに働くことを余儀なくされている

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ペルーの子供たちは、4人に1人の割合で学校にも行けずに働いています。故に現在、100万人以上の子供たちが、学校の教室ではなく路上で毎日を過ごしているのです。

早朝から夕暮れまで、工場でレンガの運搬に従事する子供たち

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ペルーでの児童労働は、都市ゾーンの社会的貧困地域のレンガ工場などで、ごく一般的に行われています。実際、大人2人と2~3人の子供を含めた家族のグループ場合、しばしば過酷な気候条件でほぼ丸1日働いて、20ドル程度の賃金になるそうです。

この国で生きる者なら、子供たちが置かれている状況を知っています。だからこそ、自動応答ガイダンスから子供たちの声が流れてきたとき、大人たちは思わずハッとさせられたのです。

そして、このような試みを行った理由を、子供たち自らが大人たちへと伝えます。

「あなたは、見てみぬふりをしますか?それとも…」

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「Weren't you expecting to hear a child working?
(まさか子供たちの声が流れてくるなんて予想もしていなかったのではないですか?)

In this same moment, there are more than one million children woriking.
(いまこうしている間にも、100万人以上の子供たちが学校にも行けずに労働を課せられています。働かなくては生きていくことができないからです。)

Today,in the World Day against Child Labor, invites you to take conscience about this issue.」
(きょうは『児童労働反対世界デー』です。こうした現実にあなたは見てみぬふりをしますか?それとも向き合ってくれますか?どうかご自分の胸に問い掛けてみて下さい」

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この動画は「Case: A call to indifference(無関心への1本の電話)」と題され、6月12日の児童労働反対世界デーに、テレフォニカ財団によって制作されたものです。

この動画は賛否両論に大きく別れるかと思います。計算高い大人たちによるヤラセ、過剰な演出と非難する方も多いかもしれません。でも…

大人たちの表情をもう一度ご覧ください。「何かをもっと考えなくちゃいけない」そう思わせるキッカケになったことは間違いないのではないでしょうか。

本来、こんなことを子供たちの口から言わせるようなことはあってはならない

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しかし、見て見ぬふりをしている「無関心な大人たちが多い」という現実があるからこそ、この動画はより強いメッセージ性を帯びて、私たちに問い掛けて来ます。それをわかっている彼らだからこそ、その胸を強く揺さぶられたのでしょう。

見て見ぬふりをする己への罪悪感、情けなさ、羞恥、怒り、あるいは諦め…。きょう、あなたはこの動画からどんなメッセージを受け取りましたか?

そして、それをどう解釈しますか?

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