ダウン症の息子ソーヤ君の母親が、自身のフェイスブックに、ソーヤのクラスメイトの保護者たち全員に宛てた公開手紙を載せたことで、世界中のマスメディアが注目、話題を呼んでいる。

我が息子1人を除いてクラス全員が招待されたことに対して

「子供の誕生日会に、クラス全員を招待したのに、私の息子のソーヤだけはのけ者にされました。それで良しと考えていらっしゃる保護者たちの皆さんに対して、少し考えてほしいと思い、この手紙をしたためています。なお、これは特定の親御さんだけではなく、誰でも全員が読めるように、これは公開手紙とさせていただきます。」と前置きをして公開手紙は下記のように綴られていました。

ダウン症の息子ソーヤさんの母親のクラスメイト全員の保護者達に宛てた公開手紙

私はソーヤの母親です。私たち保護者はお互いのことをよく知りません。しかし、私の息子のソーヤとあなた方のお子さんたちは同じクラスです。あなたのお子さんたちは、誕生会の招待状を全員受け取っていると思います。ですが、私の息子のソーヤだけは、招待状を受け取りませんでした。ソーヤだけ招待されていないのです。私は、ソーヤだけが単に忘れられていたわけではないと思ってます。意図的にソーヤだけがのけ者にされたのです。

私は何もクラス全員を招待しろと言っているわけではありません。昨年のソーヤの誕生日会も、私はソーヤと本当に仲良くしているお子さんたちだけを招待し、小規模なお誕生会にしました。しかし、今回のケースはそういうことではないのです。何故、ソーヤだけが招待されなかったのか?それは明らかです。ソーヤがダウン症だから、それが唯一の理由なのですよね?

私はそのことを怒っているわけではないのです。それより、みなさんに謝らなければならないのです。ダウン症の子供がどんな感じなのか、みなさんには説明をしていなかったので、たぶん、ソーヤに対する対応をどうしたらよいのかわからず不安にさせてしまっていたのでしょう。もし、私がちゃんと説明していれば、今回のようなことはきっと起こらなかったと思います。

これを機にダウン症の我が息子のことを知ってほしいと思います。

ダウン症の人間が考えていることは、普通の人間と同じなのです。ダウン症の子供も他の子供たちと同じようにお誕生日会に呼ばれたいのです。そして一緒にお祝いしたいのです。一人だけ仲間はずれにされたら、とても悲しいのです。

このような状況を招いてしまったのは、私がもっと早くダウン症の息子がどういう子なのかを説明することなく、ソーヤがどう感じるのかを皆さんに理解してもらう努力を怠っていたからなのです。今回のことで、私は息子のために、ちゃんと周囲の理解をもらうよう時間を割くべきだなのということがよく判りました。直接お目にかかる機会がありましたら、是非、我が息子のことを説明させていただきたいと思っています。

皆さんも、是非、お子さんたちと一緒に、性別や障害でお友達を差別してはいけないのだということを話しあっていただけたらと願います。

出典 https://www.facebook.com

公開手紙の概要を日本語に訳したものです。

世界中で話題に

フェイスブックでのこの公開手紙に対して、世界中の人たち3.1万人が‘イイね!‘と賛同し、約9,600人がシェアして、約3,800件のコメントが書き込まれました。更に世界中のメディアがこの公開手紙のことを取り上げたため、大変話題になっています。

追伸

その後、ジェニファーさんは、たくさんの反響を受けて追伸文を載せました。

たくさんの心優しいコメントやご自身の体験談など書き込んでいただき、本当にありがとうございます。そのすべてを読ませていただきます。

みなさんに是非、ご報告差し上げたいことがあります。この話はハッピー・エンディングになりました。私の手紙を読まれたクラスメイトの保護者たちが自身のお子さんたちと話し合い、ソーヤのために特別に誕生日会を開いてくれることになりました。ソーヤが招待されたのです。ソーヤはとても喜んでいます。毎日、そのことを楽しそうに話しています。

私は、私が書いた公開手紙を大変多くの人々が読んでくださったことを誇りに感じています。これがソーヤだけの問題にとどまらず、障害を抱えた子供たちすべてが今回ソーヤが味わったような仲間外れにならないように願っています。そうならないようにするには、障害を抱えた子供の親たちが、他の親たちに対して理解してもらうよう努力することが必要なんだということを今回、私自身を含めて考えさせられたのだと感じています。

今回、この公開手紙を読まれた方たちが自身のお子さんたちと、この問題について話し合われるきっかけになったことを誇りに思っている次第です。それは特別な招待状だったと言えるのではないでしょうか。

出典 https://www.facebook.com

ジェニファーさんの‘追伸文‘を日本語に訳したものです。

出典 https://www.facebook.com

ソーヤ君

いろんなことを考えさせられる‘公開手紙‘

ダウン症を持つ我が子だけが仲間外れにされたことで、仲間外れにした先方に非があるのではなく、自分自身がダウン症についてちゃんと理解してもらう努力を怠ったことがいけなかったのだと考えられたジェニファーさんに拍手です。

ダウン症でなくても、子供は誰であろうと、仲間外れにされれば、傷ついてしまいます。ダウン症の人間も普通の人間と同じ感情を持っているのだということ。性別や障害で人を差別してはいけないということ。この公開手紙には、たくさんの考えさせられるテーマが織り込まれていました。

この公開手紙がクラスの子の誕生日会での仲間外れだけに留まらず、障害を持つお子さんたちすべてがこのような仲間外れにならないように、何か役に立ったのなら、何か考えていただけたのなら、何か話し合っていただけたのなら。。と誇りに思いますというジェニファーさんの最後の追伸文も、本当に素晴らしいくくりでした。

ソーヤ君、招待された特別のお誕生日会、楽しみですね!それをきっかけとして、クラス全員と仲良く打ち解けられることを心から願います。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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