サリー州在住のシャニース・スターディさん(24歳)は自身も4歳の息子を持つ母親でもあります。そんな彼女が21歳の時、子供を望んでいた夫婦に代理出産をオファーし、三つ子の赤ちゃんを3年前に無事出産。イギリスで最も若い代理出産母となりました。

子供を望んでいたのはジョアナさんとスティーブさん夫妻。ジョアナさんに変わって三つ子の赤ちゃん、ウィロー君、デイジーちゃん、ハリソン君を代理出産したシャニースさんは毎年三つ子ちゃんの誕生日にはお祝いにかけつけています。

現在、クリーニングビジネスをしているシャニースさんは当時のことをこう語りました。「きっかけは10代の頃に不妊で悩んでいる夫婦のドキュメンタリー番組を見たことだったんです。自分が母という立場になって、そういう人たちに協力ることができればと思いました。21歳という若さで誰かの子供を妊娠し、出産するのは大変な責任です。あの経験は私の人生にとってかけがえのない貴重なものとなりました。」

幸い、ひどいつわりもなく順調に妊娠生活を終えたというシャニースさんですが、その間もジョアナさんとスティーブさんのサポートがあり、いわば三人一丸となってこの出産を成功させたのです。

シャニースさんの妊娠がわかって数週間後に初めて検査をしたところ、双子の心拍が聞き取れたために夫婦は早速双子用のベビーカーを購入。ところが、その後10週目の検査では三人目の心拍が。

実はジョアナさんとスティーブさんには娘さんがいます。夫婦は娘さんに妹か弟を作ってあげたいと思っていたのですがジョアナさんの妊娠が叶わず代理出産を頼むことに。一人と予想していただけに一気に三つ子ちゃんを持つことになりジョアナさんとスティーブさんも驚いたに違いありません。

21歳といえば、まだまだ学生気分の抜けない年齢。友達とお酒を飲んだりパーティーなどで派手に遊ぶことをしていてもおかしくないでしょう。そんな時にシャニースさんは自身も既に息子の母となり、また他人のために代理出産を引き受けるという大役まで決心したのです。

妊娠は体型も大幅に変化し、生活習慣も変わってしまうために若くしてなかなかできることではないと思います。それでも、誰かが幸せになれるならと思ったというシャニースさんは素晴らしい女性であり、素敵なママ。息子のライリー君もそんなママを誇りに思っているでしょう。

出産代理センターのスタッフは「出産代理母と依頼者の間の信頼と正直さは何よりなくてはならないものです。それらが友情となり出産を成功させるカギとなり得るのです」とコメント。

21歳という若さで、自分の息子の子育てもある中での決断というのは本当に立派。それはシャニースさんの「誰かの役に立ちたい」という思いの表れ。思ったことを行動にできる21歳が何人いるでしょう。また年齢関係なく、有言実行を常として生きている人はこの世にどれほどいるでしょうか。

シャニースさんに代理をしてもらったジョアナさんとスティーブさんも幸せでしょう。かけがえのない経験をしたシャニースさんは「みんなにも代理母の素晴らしさを知って欲しい」とコメント。そして「また、誰かの代理母になれる日を楽しみにしている」とも。

子供に恵まれないカップルに、希望の光を与える出産代理母。世界的に見ると金銭目的でそれを仕事にしている人もいますが、単純に「人の役に立てれば」という思いでしているシャニースさんのような人もいるのです。プライドと誇りを持つべき出産代理母という大役の素晴らしさを、改めて認識させられますね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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