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6月28日、米消費者製品安全委員会(CPSC)はスウェーデン家具大手のイケアが米国とカナダで、衣類の収納などに使うタンス計3600万個弱をリコールすると発表しました。タンスが転倒して子どもが下敷きになる事故が相次ぎ、計6人が死亡、計36人が負傷したと報告されています。

アメリカでは2900万個を回収

アメリカでは3人の子供がタンスの転倒により死亡しています。

転倒の様子を再現した動画

出典 YouTube

こちらの動画は家具の下敷きになる事故の再現と防止法の動画です。リコールのキッカケとなった事故もこの動画のようにタンスの引き出しを階段状にして子供がよじ登り、安定性を失って転倒したとのことです。

Please immediately stop using any recalled chest or dresser that is not properly anchored to the wall and place in an area not accessible to children

出典 http://www.ikea.com

イケアのホームページでは「リコールされた製品をお持ちで、壁に固定されていない場合は、すぐに使用を止めて子供の手の届かない場所に設置するよう」注意喚起がされています。

日本ではリコールを実施しない

イケア・ジャパン広報担当者によると、対象商品の一部は日本でも販売しているが「日本でのたんすとしての基準を満たしており、事故報告も受けておらず、日本でリコールを実施する予定はない」としている。

出典 http://this.kiji.is

日本では事故の報告がないため、リコールは行わないと発表がありました。

事故の報告はなくとも、あわや事故になりそうだったという経験をされた方はいるようですね。

「基準を満たしており、事故の報告もない」ことだけを元にリコールしないという判断に疑問を感じる人もいます。

以前から同様の事故は起きていた

2015年7月に同様の転倒事故により、子供が2人が死亡したと発表がありました。この事故を受けイケア側は転倒防止用の固定金具を無料配布していましたが、その教訓が活かされることなく今回同様の事故が起きたことになります。

そもそも使い方が問題じゃないのか?

今回の転倒事故は動画でもあったように「子どもがタンスの引き出しを階段状にしてよじ登った」ことで転倒したそうです。そうなるとタンス自体の欠陥ではなく、「使い方の問題なのでは?」という声も上がっています。

日本はもともと地震大国と言われていることから、家具の転倒防止対策を講じている家庭が多いと思います。しかし、転倒防止対策をしていない家具によじ登れば転倒する危険性があるのは当たり前という意見は当然ですね。

これは今回リコールとなったイケアのタンスに限らず、どのメーカーの家具にも起こり得る事故であり、そうした事故を未然に防ぐためにはしっかりと転倒防止対策を講じておくに越したことないと改めて感じさせるニュースでした。

タンスの他にも家庭内には危険がいっぱい

今回のタンスの転倒事故は子供のイタズラにも原因の一端があるわけですが、こうした家庭内での事故は私たちにとっても他人事ではないのです。家の中は安全と思っていても、子供とは思いもよらぬ所でケガをしたりします。

実は1歳~4歳までの子供の死因トップは「不慮の事故」です。しかもその半数が家庭内で起きているのです。

イス、テーブル、ソファーからの転落

Licensed by gettyimages ®

イスやテーブル、ソファーなどの家具が一つもないというご家庭は少ないと思います。1歳未満の乳児の場合、ハイハイが出来るようになると行動範囲が広がり、つかまり立ちも出来るようになると、こうした家具などの高い所へ登ろうとします。しかし、高い所へよじ登ることができても下りることができないことから、転落の事故が多くなります。階段も同様に転落の危険があります。

浴槽での不慮の事故

Licensed by gettyimages ®

1歳~3歳頃になると、歩いたり大人のマネをしたりできるようになります。出来ることが増え様々な物に興味を示し、自分でやりたいという欲求が出てきます。まだまだ頭が重く体のバランスが不安定で、洗濯機の覗き込みや浴槽の覗き込みによる事故が発生しやすい時期です。その他にもコンセントなどを触った感電事故やライターを使った火傷なども多いです。

ベランダからの転落

Licensed by gettyimages ®

4歳以上になると行動範囲もかなり広くなりますし、自分で出来ることも格段に増えます。しかし、まだまだ危険を察知する能力には乏しく、好奇心で出たテラスや開けてある窓から外を見ていて転落するなどの事故が増えるのはこの時期です。

私の子供も2歳の時、家で遊んでいて転んだ拍子にテーブルの角に唇をぶつけ、2針縫うケガをしました。どんなに注意していても一瞬目を離した瞬間、予測のできない行動などで子供はケガをしてしまいます。

では、そんな家の中で子供のケガに対するリスクを最小限に抑えるためにはどうしたらいいでしょうか?

対策1 : 便利アイテムを活用する

すぐに出来る対策としては、こうした子供を危険から遠ざけるための便利アイテムが多数発売されていますので、これらを活用するのが良いかと思います。

ドアストッパー

出典 http://www.amazon.co.jp

ドアの隙間に手を挟んでケガをすることを防止するためのアイテムです。扉に挟んでおくとドアが完全に締まらないので、指を挟む危険が減らせます。

チャイルドガード

出典 http://www.amazon.co.jp

我が家もこれ使ってました。台所や玄関などに付けて子供の侵入や脱走を回避することができます。「目を離したスキ」にという心配も減らせます。

角カバー

出典 http://www.amazon.co.jp

テーブルやテレビ台などの背の低い家具や、柱の角などの鋭利な部分につけるカバーです。これがあるだけでぶつけた時に切れたりする危険性をグッと下げることができます。ただ、気が付くとベリベリ剥がされているときがあるので、ご注意ください。

コンセントカバー

出典 http://www.amazon.co.jp

コンセントの差込口を触って感電してしまう事故を防ぐためのグッズです。動物などの形をした差し込むだけのカワイイ物もありますが、それ自体を取ろうとしてしまう危険性もあるので、写真のような完全に覆い隠すタイプの物の方が良いかと思います。

対策2 : 整理整頓を徹底・物を置かない

生活していく上で全く物を置かないというのはなかなか難しいことです。ただ、床や子供の手の届くところには誤飲してしまいそうなものや、ケガをする危険性があるものを置かないなど意識することは非常に大事なことです。整理整頓しながら物の置き場所などを考えるといいかもしれません。

物を置き始めるタイミングも難しいですよね。

対策3 : 子供の目線で考える

危険を回避する上で、パパやママが子供の目線で家の中を見てみることもいいと思います。家の中にあるもので子供の頭の高さにはどんな物があるのか、どこまでなら手が届くのかなど新たな発見が出来るかもしれませんよ。

例えばダイニングテーブルなどは大人には大きな物に見えるけれど、子どもにとっては上空にある天井のような存在、もしくは柱と厚みしか見えておらず、見え方が大人とは全然違うのです。

大人は当たり前に回避出来ていても、子供にとっては命に関わる事故へと繋がる危険が家庭内には潜んでいるのです。

リコールの対象になったイケヤのタンスも転倒防止対策がされていれば防止できた事故です。こうした事故対策をするのは他ならぬパパとママです。つまり結局のところ子供の安全を守る最後の砦はやはりパパやママなのです。

今回のニュースを教訓にもう一度家の中の危険個所を見直してみてはいかがでしょうか?

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長野県出身の30代2児の父。ゲーム、アニメ、マンガ、スポーツ、夢の国が好きです。
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