2016年。芸能活動30周年を迎えられる、“のりピー”こと酒井法子さん。つい先日、今秋・9月22日に16年ぶりとなるコンサート開催が発表になりました。心にふっと浮かぶのは、“愛くるしい”と表現したくなる、とびっきりの“のりピースマイル”。

ママでもある酒井法子さん。きっとお子さんも大きくなられているのだろうな、と想いを馳せます。Spotlight編集部の呼びかけにこたえてもらえることを祈って…。

前略、酒井法子さん。

今、どうしていますか?

出典Spotlight編集部

「はい、早いもので、“高校生のママ”になりました」

ーー酒井さん、はじめまして。デビュー30周年おめでとうございます。息子さん、もう高校生になられたんですね。

酒井:ありがとうございます。14歳で上京して、人生の半分以上を芸能界でお仕事させていただくことができ、本当にありがたい限りだと感じています。ここまで来ることができたのは、応援してくださるファンの方、スタッフの方がいてくださるからです。女性ですから、“30年”と大きな声で言うとちょっぴりドキッとしてしまうんですが…(笑)

出典Spotlight編集部

ーー芸能活動の過半数が“お母さん”との両立だったんですね。

酒井:そうですね。彼が「おぎゃあ」と生まれてからも、ずっとお仕事をさせていただいてきました。生まれて3カ月ぐらいで復帰したので、なおいっそう周りの皆さんに理解や助けをいただいて、ここまで来られたと思っています。

息子自身も、私だけではなく、本当に多くの方に支えられて育ちました。さみしい想いをさせてしまったこともあったけれど、たくさんの方々に育てていただいたからこそ、様々なことを学べたのかもしれません。

もちろんやんちゃな年頃ですけど…“いい子に育った”と自分で言うのもアレですが(笑)、凄く心が優しくてお友達も大事にする、人の心が分かる子だなと思っています。でも変な遠慮はしないところもあり、そういった息子の一面に触れるたび、皆さんのおかげだと感じています。

ーー息子さんがたくさんの方々から愛されていることに、我々もほっこりします。

酒井:明るく育ったのが救いです(笑)。「ただいまぁ!」と大声で言いながら帰ってきますし、「行ってきます!!」と出掛けていきますね。「おやすみぃ!」と寝て、「いただきます!!」と元気に食べる。聞くともなく「今日はこういうことがあってさぁ!おかん、おかん!」って

出典Spotlight編集部

ーー「おかん」呼び、可愛らしいです!

酒井:なぜか最近「おかん」と呼ばれています(笑)。でも「おかん、おかん」って、うるさいぐらい彼のほうから喋ってくれるのは、ありがたいことですよね。

ーー異性のお子さんでありながら、本当に仲良しなんですね。

酒井:異性だから、なにを考えているか分からない…というより、異性で良かったな”と私は思っています。娘だったり、男の子、女の子両方いらっしゃるお母さんもまたそれぞれの想いがあるんでしょうね。でも、お母さんは息子が大好きですよね(笑)、そんな気がするなぁ。生意気だなぁと思うこともありますけども、やっぱり可愛いです。

ーーずばり、息子さんが“恋人”のような存在でしょうか。

酒井:いくつになっても…お母さんはそういう感情があるかもしれませんね。私の中ではずっと“可愛いな”という表現が1番近いかな。彼がちっちゃい頃の写真を見ると、未だに悶絶します

出典Spotlight編集部

一同:(笑)。

ーーさぞかしハンサムな息子さんなんだろうな…と想像しちゃいます。

酒井:いえいえ…。実は親子で顔が似ていまして…私の10代のコンサートパンフレットなどを見て「もし女の子だったら、この顔と同じだね」っていつも話しているんです。親子って、似るんですね(笑)。

そんな可愛い息子さんも、思春期真っ只中

酒井:男の子って、毎日の出来事を内に秘めてしまうこともいっぱいあると思うんです。もちろん息子もそういう時期がちょっとあったでしょうけど…。

それでも“嬉しいな”と思うのは、いいことだけでなくて、なにかやらかしちゃったとしても正直に話してくれることですね。安心していられるかな。彼が「それはやってない」と言えば本当だし、なにかやってしまったら言いにくそうにしながらも正直に言う。それはひとりの人間として、凄いことだな、偉いなと思います

もしかしたら私の知らないところで秘密がいっぱいあるのかもしれないけれど…でも見ていて、隠し事をしていないように思えるんですよね。

出典Spotlight編集部

ーーお年頃の息子さんと“恋バナ”をされることもあるのでしょうか。

酒井:彼のために、記事にしていただくところではお話するのは控えておこうかな(笑)。でも恋愛などに1番興味がある年代ですよね。自分もそうだったなぁ…。

でももし恋愛で、なにかあったときは話してくれますね。多分隠し事ができない性格なんだと思います。そういったところでは、まだちょっぴり子どもなのかもしれないですね。

ーー(こんなに美しいお母さんがいる息子さんは、一体どんな女性を好きになるんだろう…と想像を巡らせる編集部一同)。

息子をガツンと怒ってくれる、“父親”代わりの存在

酒井:息子はだいぶ自立してきましたけれど…彼の場合、ガツンと怒ってくれるお父さんがいないのは、少し心配だなと思うこともあります。でも“ママ友ファミリー”のほかにも、学校の先生といった方、ほかにも家族さながらに仲良くしていただいている方たちがいて、もう昔の田舎によくあるように取っ換え引っ換え面倒みてくださるんです。彼にとって、ちゃんと“怖い人”がいる環境があることはありがたいですね。

ーー酒井さんと“ママ友”さんとのプライベート秘話もたくさん伺いたいです…!

「私のお友達は、“ママ友”がほとんどですね」

出典Spotlight編集部

酒井:今、息子と部活動が一緒のママ友たちと、グループLINEを作って「今日はこんなプリントが出たよ」「わ〜!」って情報交換をして盛りあがっていますね。あとは息子が幼稚園や小学校のときに出会った方たちとも、ずっと仲良くさせてもらっています。いろいろなことがあったにしても…本当に支えてくれていたので、親子でこんなに幸せなことはないなと思います。

ーーそれぞれお子さんが別の学校に進学しても、変わらないお付き合いをされているなんて素敵です。

酒井:改めて思うと長いお付き合いですよね。うちに泊まりに来てくれたり、息子が泊まりに行ったりと、本当の家族のように接してくれて「ファミリーだからね」と言ってくれるママ友にたくさん恵まれることができました。

息子がいなくては一生出会えなかった、“お母さんになってからのお友達”となる方たちに巡り会えて…いろいろな世界を教えてもらい、こちらが聞いてもらうこともあって、本当にありがたいと感じています。すべて、息子のおかげですね

「のんちゃん、子育てルールなさすぎ!」とツッコまれました

ーー親子仲も良く、素敵な息子さんだなとお話を伺うほどに感じます。酒井さん流、“子育てルール”などはあるのでしょうか。

酒井:皆さまのおかげで、息子が勝手に育ってくれたのですが…。うちは子育てルールがなさすぎと言われますね。「のんちゃん、ルールなさすぎ!」なんてママ友にツッコまれることもあるぐらい。それは反省しなければいけないな、と思っています(笑)。

出典Spotlight編集部

酒井:振り返ってみると私の子育ては、どちらかというと自分本位だったなと感じるんですが、心掛けていたのは一緒に沖縄や海など、自然の中に行くようにしていたことですね。

私は埼玉で育ったので、畑の中を歩いて学校へ行く途中で、朝からつぶされちゃったカエルを見ることなんかも多かったけれど、自然の中で幼少期を過ごすのはとても大事なことじゃないかなと思います。息子は、海に行ったときが楽しかったようで、後日ちょっと湿気のある日に「あ、千葉のにおいがする」って呟いていましたね。

彼にとって、そういったひとつひとつの自然との触れ合いが、きっといい蓄積となっていくのかな…

出典Spotlight編集部

「最近は、親子ふたりでお買い物や温泉に行きました」

ーー高校生ぐらいになってくると、家族旅行は気乗りしなくなりがちですが、ますます理想的な関係です…。

酒井:たまに行くから楽しいんでしょうね。誘っても「えーママとふたり?つまんない」とも言われてしまうこともありますし…(笑)。そういうときは行かなくて、お互い意気投合して「じゃあ行こう!」となったらですね。親子なんですけど、ときにはノリを大事にする、どちらかというと目線が近い関係なのかなと思いますね。

ーーおふたりの会話のテンポが良くて、伺っていて楽しいです。

酒井:(笑)。そういえば、朝からコントみたいな会話をしています。うちの子、朝ごはん食べないんですよ。人がせっかく作っても「ごめん、おかん行く!」って。「時間ねえし」とか「朝からこんな食えねえし」なんて言って。「なんで私が食べるハメになるの〜」って言いながら、私も食べているんですけど(笑)

出典Spotlight編集部

酒井:でも、確かに寝起きでそんなに食べたくないわよねと思うので、朝ごはんになれば、とおにぎりを握って持たせています。お弁当とはまた別に(笑)。

ーー酒井さんが作られたお弁当の写真を、ぜひ拝見したいです…!

酒井:(照)。最近撮影したものだとこちらですね。

ここでなんと、酒井さんの“手料理写真”を、史上初公開させていただけることに!

出典酒井法子さんご提供

(お話にあったように、お弁当とはまた別に朝ごはん用のおにぎりが♡食べやすいようにラップで包んでいるところも愛情たっぷりです)

ーー美味しそうです!写真からでも、ぎゅっと愛情が詰められていらっしゃるのを感じます。拝見できて、とっても嬉しいです…ありがとうございます。

酒井:とんでもないです。ほかにも…。

出典酒井法子さんご提供

出典酒井法子さんご提供

(照)

出典Spotlight編集部

ーー心の底から温かい気持ちになっていきます。改めて、酒井さんと息子さんの素敵な親子関係に憧れを抱きました。

酒井:いろいろな家族のかたちがあると思います。うちは親子ふたりで生きているので、どちらかがときには父になったり、いろいろな役割をしていますね。もしかしてお父さんがいればお父さんに話していたことを、私に話さざるを得ない場合もあるのかもしれません。

ーー“母親”を頑張りすぎてしまうがゆえ、かえってお子さんとの関係性に悩んでしまう世のお母さんを思うと、酒井さんがお話されたように、ときに、“母親”としてではなく接することが大事なのではと気付かされました。“弱み”をみせる、ではないですが…。

酒井:私は息子によく相談をします。やっぱり凹んだときが多いですね。「こんなことがあったんだよね…」って。そんなときいつも、凄いしっかりとした答えを返してくれて…とても救われています。

出典Spotlight編集部

“息子の一言があれば、もうそれでいいかな”

酒井:以前私が、誰もに相談できない納得いかなかったこと、嫌だったな…と思うことがあったときに「ちょっと聞いてよ」ではないけれど、あまり考えずに彼にこぼしたんです。「ママ頑張ってるよねぇ?」って何気なく呟いたときに「ママはすっげぇ頑張ってんじゃん!!」って言ってくれたことがとっても嬉しかった…

“俺は見てるよ”ではないけど、彼がそんなふうに言ってくれたのがすっごい嬉しくて、
その瞬間、“もう、どうでもいいや!”ってなっちゃいました。ほかにも「でも、それってこうじゃない?」とか「いいよ、放っておけば」なんて、大人な目線で話してくれるんですよね。

ーー優しい息子さんです…。たくさんの大人の方と触れあいながら、成長されたこともあるのかもしれませんね。

酒井:そうかもしれませんね。

大人の階段を急いでのぼっちゃった分…いろんな思いをしちゃった分、人の気持ちも分かっちゃうのかな…という気持ちもあります。

でも、まだまだ中身は子どもなんですけどね(笑)

fin.

出典Spotlight編集部

デビュー30周年を迎えられた酒井法子さん。その過半数の歳月が、“お母さん”としての人生でもありました。メディアで息子さんへの想いを語られる機会が希有なため、私たちもどこか可愛らしい“のりピー”像を抱いたままだったのかもしれません。“母親”という素顔に触れることができた、今回の独占インタビュー。息子さんへのひたむきな想いを噛み締めるように丁寧に言葉を紡いでいく姿に、ひとりの“酒井法子”という慈悲深い人物を覚え、我々も胸に込みあげてくるものがありました。


7/1にグランドオープンした、酒井法子さんのオフィシャルサイトは以下のリンクからご覧いただけます。9/22(木・祝)には16年ぶりとなるコンサートが開催され、この夏から秋にかけて、DVDや写真集、グッズなどが続々とリリース。CDアルバムは、ファンの方からネット投票された厳選されたナンバーが収録されるとのことで、お楽しみがいっぱいです。

<取材・文/黒川沙織 写真/長谷英史>

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