記事提供:AbemaTIMES

インドカレー専門店「シャンティ南大塚店」のインド人従業員の給料が未払いになっていると、従業員自らがTwitterで告発した騒動があった。

先日放送された『AbemaPrime』(AbemaTV)でこのニュースを取り上げたことなどをきっかけに、1年以上連絡が取れていなかった社長が27日に、初めて従業員の前に姿を表した。

6月28日放送の「AbemaPrime」ではこの続報を取り上げ、従業員・支援者・専門家が様々な見解を述べた。

・マスコミが動かなければ「逃げ切り」間近だった――

社長の言い分(主旨)は以下の通り。

・従業員と家族のようにやってきたつもり。
・無知な部分もあって迷惑をおかけした。
・不払いが毎月発生しているのは事実。
・一生懸命精算をして、できるだけお返ししたい。
・本当に申し訳ないと思う。

この件に関して、スタジオには従業員で調理長のジョシ・バガワティ・プラシャド氏と、社長側との交渉を代理している支援者のシード・アミヌル・ホック氏が登場。

アミヌル氏は従業員の皆がこの社長の説明に対し「当然納得していない」とし「マスコミの圧力で仕方なく出てきた。なかったら逃走していたと思う」と説明。ジョシ氏は「社長がきたからなんとかなると思います」とコメントした。

「逃走」について、アミヌル氏は社長が27日に倒産手続きをしたことを挙げ、社長の個人資産を出したくないゆえの計画倒産だと発言した。

・補償される可能性は高いが、尻拭いをするのは…誰?

コメンテーターとして出演した行政書士・宗像純子氏は「破産手続きが始まってしまえば、手続きに未払い賃金の話ものってきてしまうのが現実。しかしながら『未払賃金建替払制度』というものもあるので、8割くらい返ってくる可能性がある」と解説。

会社が倒産した場合、裁判所が選ぶ破産管財人が資産を調べ、資産がある場合には従業員には3ヶ月分の給料が支払われることとなる。ない場合には、宗像氏の言う「未払賃金建替払制度」というものがあり、国が最大8割の補償をすることとなっている。

しかしながら、それはもちろん、税金から支払われるものだ。

アミヌル氏は「それ(未払賃金建替払制度)を利用するしかない。社長はちょっと前から考えていた。売上を他の事業に回したり、家族に使ったりして資産を作っていた。調理長にも、『日本の法律で2年払わなくても大丈夫』という話をしていた」と説明。

誠意どころか、今回の件が「計画的犯行」であることを匂わせた。

・信じていた社長に裏切られ、人生の岐路に立つ人も

番組では、現地リポートを担当する「イケキャス.」の青峰佑樹がシャンティ南大塚店から中継を行った。

この未払いで子供の学費が払えず、妻からも離婚をつきつけられているという従業員のひとりは「社長の言ってることは信じられない」「社長は最初からお金の支払いが遅れてきた。わたしたちは利用された。社長は裏切り者」と話した。

番組ではここで、シャンティのカレーがスタジオで配布され出演者が試食した。「スパイスが効いてておいしい」などの声が聞こえる中、

MCのケンドーコバヤシは涙目で「おいしいお店特集の時に食べたかった。正直アイドルとか俳優さん、政治家のスキャンダルはどうでもいいが、“カレーのスキャンダル”は本当に寂しい。胸が痛い」と語った。

アミヌル氏は「彼らに必要なのは法的な助け、マスメディアの助け。カンパの話もたくさんくるけれど、なりすましもいるので全部断っています」とコメント。

実際、“シャンティ支援用”というツイッターの偽アカウントも存在しているそうで、「シャンティスタッフ一同」(@support4shanti)が正しいアカウントだという。

調理長のジョシさんは「カレー作るのが私たちの仕事です。(スタジオのカレーは)冷たくなったけど、お店で本当にあったかいカレーを食べてほしいです」と心のこもった言葉を発していた。

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