記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
男女問わず働く方が多い昨今、プレゼンテーションなどで人前に立つ機会も増えてきていますが、人前は緊張する、動悸が激しくなる、「あがり症」の方もいらっしゃると思います。
しかし、市販や病院などで手にできる、あがり症に効く薬があることはご存知ですか。

今回はそのあがり症に効く薬について、薬剤師に解説していただきました。

市販されているあがり症の薬にはどんなものがありますか?

市販薬として身近なところでは、イララックという、植物由来の生薬エキスが緊張した神経を落ち着かせ、気持ちを穏やかにする薬が販売されています。

1回2錠(カプセル)を1日2回使用すると、服用後1時間ほどで効き始め、7時間程度持続するといわれています。

お医者さんで出される薬にはどんなものがありますか?

市販薬が効けば良いのですが、なかには効果が感じられず、病院へ受診を考えられる方もいらっしゃると思います。
医療用の薬として、以下の代表的なものがあります。

・インデラル
緊張するような出来事の1時間前に服用すれば、そこから6時間ほど、あがり症のドキドキした状態を抑えてくれます。

・SSRI.SNRI
緊張の原因となる不安を減少させたり、うつ病の治療にも使われる薬で、長期的に毎日飲むことにより、効果が期待できるものです。

・ベンゾジアゼピン系
緊張してしまってからの頓服として有効な薬です。
よく処方されるものとしてデパスがあり、整形外科や軽めの不眠症にも使用されます。

お医者さんで出される薬と市販薬で大きく違うことはありますか?

市販薬は生薬エキスで効果がゆるやかなのに対し、医療用の薬は用法用量を守らないと体への負担が大きいです。

上記の「インデラル」は、本来は高血圧狭心症に使われる、心臓へはたらきかける薬であり、「SSRI.SNRI」はうつ、「ベンゾジアゼピン系」は不眠に使われる薬ですので、使用する際には注意しましょう。

あがり症の薬の使い方で気をつけるポイントはありますか?

あがり症は、緊張する場面で少しでも症状が出てしまっては、治療の意味がありません。

用法用量を守って飲まないと、必要な場面で十分効果を発揮できないので飲み忘れにも注意して下さい。

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薬剤師からのアドバイス

あがり症ではない方にとっては、あまり大変なイメージはないかと思いますが、本人にとってはとても辛い症状かと思います。

そこにつけこんだ、メンタルトレーニングなどのマルチ商法や、怪しい広告も見掛けます。しかし、まず、あがり症は治療できる、薬があることを知ってください。

市販薬で試されてもいいし、病院でも治療できるのだ、ということを知っていただき、少しでもお困りの方のお役に立てれば幸いです。

(監修:Doctors Me 薬剤師)

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